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Flashback to victory-マルコス・ガルシア個人総合優勝! ツール・ド・北海道2017第3ステージ
過去の名レースをプレイバックする企画「Flashback to victory」。
現所属メンバーの勝利レースをレビューしていきたいと思います。
シーズン11勝を挙げた2017年シーズンから、ツール・ド・北海道をピックアップ。
マルコス・ガルシア選手が個人総合優勝を決めた第3ステージ振り返ります。
この年の大会は最終日に山頂フィニッシュが設けられ、ステージ順位がそのまま総合成績に反映される形になりました。
KINAN Cycling Teamにとってはまさに狙って獲った、そんなレースでもありました。
現所属メンバーの勝利レースをレビューしていきたいと思います。
シーズン11勝を挙げた2017年シーズンから、ツール・ド・北海道をピックアップ。
マルコス・ガルシア選手が個人総合優勝を決めた第3ステージ振り返ります。
この年の大会は最終日に山頂フィニッシュが設けられ、ステージ順位がそのまま総合成績に反映される形になりました。
KINAN Cycling Teamにとってはまさに狙って獲った、そんなレースでもありました。
Flashback to victory
第1回 山本元喜優勝 全日本選手権ロードレース2018
第2回 中島康晴優勝 スリランカ Tカップ2018第1ステージ
第3回 中島康晴個人総合優勝 スリランカ Tカップ2018第3ステージ
第4回 椿大志優勝 ツール・ド・モルッカ2017第4ステージ
第5回 マルコス・ガルシア優勝 ツアー・オブ・ジャパン2017第7ステージ
第6回 トマ・ルバ優勝 ツアー・オブ・ジャパン2018第5ステージ
第7回 マルコス・ガルシア優勝 ツアー・オブ・ジャパン2018第6ステージ
第8回 マルコス・ガルシア個人総合優勝 ツアー・オブ・ジャパン2018第8ステージ
第9回 トマ・ルバ優勝 ツール・ド・熊野2019第2ステージ
第10回 トマ・ルバ優勝 ツール・ド・熊野2017第2ステージ
第11回 トマ・ルバ個人総合優勝 ツール・ド・インドネシア2019第5ステージ
第1回 山本元喜優勝 全日本選手権ロードレース2018
第2回 中島康晴優勝 スリランカ Tカップ2018第1ステージ
第3回 中島康晴個人総合優勝 スリランカ Tカップ2018第3ステージ
第4回 椿大志優勝 ツール・ド・モルッカ2017第4ステージ
第5回 マルコス・ガルシア優勝 ツアー・オブ・ジャパン2017第7ステージ
第6回 トマ・ルバ優勝 ツアー・オブ・ジャパン2018第5ステージ
第7回 マルコス・ガルシア優勝 ツアー・オブ・ジャパン2018第6ステージ
第8回 マルコス・ガルシア個人総合優勝 ツアー・オブ・ジャパン2018第8ステージ
第9回 トマ・ルバ優勝 ツール・ド・熊野2019第2ステージ
第10回 トマ・ルバ優勝 ツール・ド・熊野2017第2ステージ
第11回 トマ・ルバ個人総合優勝 ツール・ド・インドネシア2019第5ステージ
■まえがき
2017年シーズンに挙げた11勝は、KINAN Cycling Teamの歴史の中でいまもなお最多勝利数として輝いています。
特定の期間に集中して勝ち星を重ねたのではなく、年間を通して要所でレースをモノにしている点が大きな特徴でもあります。
この時を振り返ると、期間中は常にテレビ取材が入り、チームへの注目度がひときわ高いことを感じながらレースを戦っていました。
レース中のチームカーはもとより、選手村となったホテルまでクルーの方々が来てくださり、ミーティング風景を撮影したり、選手・スタッフのインタビューを撮ったり。
日増しに高まる「勝って当然」のムードの中、きっちり勝ち切ったところに、このチームの強さが現れていると言えるでしょう。
ちなみに、この大会は例年9月の第1または第2金曜から日曜にかけて行われますが、閉幕翌日の月曜は慣例で新聞休刊日なのだそう。
つまりは、レース結果が閉幕の翌朝には報じられないわけです。
この勝利がどう報じられているか見たくて早朝にコンビニに行くも、新聞を手に入れられなかったことはいまだ心残りです。
-メディアオフィサー 福光俊介
2017年シーズンに挙げた11勝は、KINAN Cycling Teamの歴史の中でいまもなお最多勝利数として輝いています。
特定の期間に集中して勝ち星を重ねたのではなく、年間を通して要所でレースをモノにしている点が大きな特徴でもあります。
この時を振り返ると、期間中は常にテレビ取材が入り、チームへの注目度がひときわ高いことを感じながらレースを戦っていました。
レース中のチームカーはもとより、選手村となったホテルまでクルーの方々が来てくださり、ミーティング風景を撮影したり、選手・スタッフのインタビューを撮ったり。
日増しに高まる「勝って当然」のムードの中、きっちり勝ち切ったところに、このチームの強さが現れていると言えるでしょう。
ちなみに、この大会は例年9月の第1または第2金曜から日曜にかけて行われますが、閉幕翌日の月曜は慣例で新聞休刊日なのだそう。
つまりは、レース結果が閉幕の翌朝には報じられないわけです。
この勝利がどう報じられているか見たくて早朝にコンビニに行くも、新聞を手に入れられなかったことはいまだ心残りです。
-メディアオフィサー 福光俊介
マルコス・ガルシアがツール・ド・北海道個人総合優勝
函館山山頂での最終決戦で圧巻のクライミング
函館山山頂での最終決戦で圧巻のクライミング
●ツール・ド・北海道2017第3ステージ
函館市~函館山山頂 77km
●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
椿大志
マルコス・ガルシア
雨乞竜己
トマ・ルバ
函館市~函館山山頂 77km
●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
椿大志
マルコス・ガルシア
雨乞竜己
トマ・ルバ
熱戦が続くツール・ド・北海道(UCIアジアツアー2.2)は9月10日、最終の第3ステージを行い、マルコスが今大会の最終決戦地である函館山のヒルクライムを制覇。
山頂に設けられたフィニッシュにトップで到達し、ステージ優勝と合わせて個人総合優勝も決めた。
山頂に設けられたフィニッシュにトップで到達し、ステージ優勝と合わせて個人総合優勝も決めた。
テレビカメラに囲まれる石田哲也監督。大会期間中はテレビ局からの密着取材を受け「勝って当然」のムードが強くなる
この日のステージは77kmと短いながら、クライマックスに大会史上初めてとなる函館山頂上をめがけてのヒルクライムが設定された。
登坂距離4.2km、平均勾配6.4%の上りが今大会のハイライトとなる。
前日の第2ステージまでを終えて、マルコスが個人総合6位、トマが同じく10位につける。
総合トップとのタイム差は14秒。
好位置につける両者どちらかを個人総合優勝へ導くことが最大のミッションとなった。
登坂距離4.2km、平均勾配6.4%の上りが今大会のハイライトとなる。
前日の第2ステージまでを終えて、マルコスが個人総合6位、トマが同じく10位につける。
総合トップとのタイム差は14秒。
好位置につける両者どちらかを個人総合優勝へ導くことが最大のミッションとなった。
レースは序盤からハイペースで進行したこともあり、逃げは決まることなく残り距離を減らしていく。
KINAN勢も集団に待機し勝負どころをうかがっていく。
そんな流れから、プロトンが活性化したのはフィニッシュまで残り20kmを切ったあたり。
函館山の上りに向けて、集団内でのポジション争いが激しくなる。
KINAN勢は椿と雨乞がマルコスとトマを前へと引き上げ、狙い通り集団前方で函館山登坂を迎えた。
上りに入り、ライバルチームの動きをチェックしながら急勾配の区間をクリア。
続く緩斜面で山本がアタック。
これをきっかけに集団の人数が絞られていく。
残り2kmで今度はマルコスがアタック。
ここはいったん集団へと戻るが、畳み掛ける攻撃で優位な状況を作り出した。
そして迎えた最終局面。
残り数百メートルの急斜面でマルコスが渾身のアタック。
後続を引き離すことに成功し、トップで最終コーナーを抜けた。
そのままマルコスは一番にフィニッシュラインを通過。
ステージ順位がおおよそ総合成績に反映され、個人総合優勝も決めた。
KINAN勢も集団に待機し勝負どころをうかがっていく。
そんな流れから、プロトンが活性化したのはフィニッシュまで残り20kmを切ったあたり。
函館山の上りに向けて、集団内でのポジション争いが激しくなる。
KINAN勢は椿と雨乞がマルコスとトマを前へと引き上げ、狙い通り集団前方で函館山登坂を迎えた。
上りに入り、ライバルチームの動きをチェックしながら急勾配の区間をクリア。
続く緩斜面で山本がアタック。
これをきっかけに集団の人数が絞られていく。
残り2kmで今度はマルコスがアタック。
ここはいったん集団へと戻るが、畳み掛ける攻撃で優位な状況を作り出した。
そして迎えた最終局面。
残り数百メートルの急斜面でマルコスが渾身のアタック。
後続を引き離すことに成功し、トップで最終コーナーを抜けた。
そのままマルコスは一番にフィニッシュラインを通過。
ステージ順位がおおよそ総合成績に反映され、個人総合優勝も決めた。
マルコスとともに総合で上位につけていたトマも6秒差の4位と続き、狙い通り2選手が上位ランクイン。
個人総合は5位で終えた。
個人総合は5位で終えた。
レース後の表彰式では、マルコスが王者の証であるグリーンジャージに袖を通した。
また、チーム総合でも2位となり、改めてチーム力を証明。
マルコスとトマのために働いた山本、椿、雨乞のアシストぶりも大きな勝因となった。
また、チーム総合でも2位となり、改めてチーム力を証明。
マルコスとトマのために働いた山本、椿、雨乞のアシストぶりも大きな勝因となった。
ツール・ド・北海道第3ステージ(77km)結果
1 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 1時間43分47秒
2 西薗良太(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +2秒
3 ホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ) +6秒
4 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
5 ジャコーモ・ベルラート(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ)
6 サルヴァドール・グアルディオラ(スペイン、チームUKYO) +9秒
23 山本元喜(KINAN Cycling Team) +1分19秒
38 椿大志(KINAN Cycling Team) +2分14秒
56 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +3分26秒
個人総合時間賞
1 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 9時間44分28秒
2 西薗良太(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +6秒
3 ホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ) +12秒
4 ジャコーモ・ベルラート(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +16秒
5 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
6 サルヴァドール・グアルディオラ(スペイン、チームUKYO) +19秒
33 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +4分10秒
47 山本元喜(KINAN Cycling Team) +10分39秒
65 椿大志(KINAN Cycling Team) +13分59秒
1 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 1時間43分47秒
2 西薗良太(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +2秒
3 ホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ) +6秒
4 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
5 ジャコーモ・ベルラート(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ)
6 サルヴァドール・グアルディオラ(スペイン、チームUKYO) +9秒
23 山本元喜(KINAN Cycling Team) +1分19秒
38 椿大志(KINAN Cycling Team) +2分14秒
56 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +3分26秒
個人総合時間賞
1 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 9時間44分28秒
2 西薗良太(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +6秒
3 ホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ) +12秒
4 ジャコーモ・ベルラート(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +16秒
5 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
6 サルヴァドール・グアルディオラ(スペイン、チームUKYO) +19秒
33 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +4分10秒
47 山本元喜(KINAN Cycling Team) +10分39秒
65 椿大志(KINAN Cycling Team) +13分59秒
※レースレポートは2017年9月10日付メディアリリースから
※レースレポートの一部に加筆・修正・削除を施しています
※レースレポートの一部に加筆・修正・削除を施しています
Race report, Photos, Re-edit: Syunsuke FUKUMITSU