KINAN Racing Team

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Race Report

レースリポート

オルドゥ・コースト・トゥ・サミット

トルコ・オルドゥの山岳ワンデーレースで橋川丈が3位 チームの支えを力に表彰台へ

●オルドゥ・コースト・トゥ・サミット2026(UCIヨーロッパツアー1.2)
8月15日 106km

・出場選手
山本元喜
橋川丈
草場啓吾
レイン・タラマエ
新城雄大
小石祐馬

トルコで開催されたワンデーレース、オルドゥ・コースト・トゥ・サミットは、海辺の街・オルドゥからペルシェンベ高原へ向かう106kmで争われた。
獲得標高2794m、終盤には未舗装路の緩斜面も含まれるタフなレイアウトで、KINAN Racing Teamは橋川丈とレイン・タラマエが勝負どころの先頭グループに加わる。
レインのサポートを受けた橋川が3位表彰台を獲得し、レインも6位でフィニッシュ。チームとしてUCIポイント35点を加え、翌日のオルドゥ・ブラックシー・クラシックへつなげた。

オルドゥを舞台とする2日間のワンデーレースは、初日の「コースト・トゥ・サミット」、翌日の「オルドゥ・ブラックシー・クラシック」と、それぞれ異なる特徴を持つコースで争われる。
その初日に行われるコースト・トゥ・サミットは、海辺の街、オルドゥから山間部のペルシェンベ高原へ向かう106kmのレース。
黒海沿岸の景観を背景にしながらも、内陸部の起伏と長い登坂が勝負の中心となるタフな一戦。

コースにはカテゴライズされた山岳こそ設定されていないものの、獲得標高は2794mに達する。
全体を通して5%未満の緩やかな勾配をじわじわと上り続けるレイアウトで、急勾配で一気に差がつくというよりも、長時間にわたって脚を削られることが予想された。

序盤は黒海沿岸らしい開けた道を進み、中盤以降は丘陵地帯へと入っていく。
連続する上りと下り、曲がりくねった道が続くため、登坂力だけでなく位置取りやチームでの連携も重要になる。

大きな特徴となるのが、残り9kmから始まる未舗装路の緩斜面。
基本的には緩やかな上り基調ながら、7%ほどの急斜面も含まれ、フィニッシュを目前にして選手たちの脚が試される。
黒海の自然美を感じさせながらも、セレクティブで消耗度の高いレースとなった。

コース最大の特徴となるのが、残り9kmから始まる装路の不十分な緩斜面。
基本的には緩やかな上り基調ながら、7%ほどの急斜面も含まれ、フィニッシュを目前にして選手たちの脚が試される。黒海の自然美を感じさせながらも、セレクティブで消耗度の高いレースとなった。

レースはスタート後、愛三工業レーシングチームの選手が単独で先行する展開となる。
プロトンではソリューションテック・NIPPO・ラーリがコントロールを担い、逃げを一定のタイム差に収めながら進行。
70kmを過ぎても、先頭1名とプロトンという構図のままレースは続く。
序盤から上り基調が続くため決してイージーではないが、レース前半は大きく荒れることなく進み、KINAN Racing Teamもプロトン内で落ち着いて距離を消化した。

状況が大きく動き始めたのは、残り約20km地点。
勾配がきつくなる区間に入ると、有力チームが口火を切る形で動き、プロトンのペースが上がる。
KINAN勢は小石祐馬、橋川丈、レイン・タラマエが前方に残り、フィニッシュへ向けて人数が絞られていく中でも冷静に対応。

今大会は、直前のツアー・オブ・カフラマンマラシュから出場チームやメンバーが大きく変わらず、状態の良いライバルも把握できていたと橋川は振り返る。
その中で精鋭10名ほどが動いたタイミングを逃さず、橋川はレインとともに先頭グループへ加わった。

残り2km地点を前に、先頭からさらに1名が抜け出す展開となる。
その後方では5名が追走し、ここにレインと橋川も入る。終盤まで荒れた路面と厳しい登坂が続く中、レインのサポートを受けた橋川が粘り強く前方で展開。最後まで優勝争いに絡み、堂々の3位でフィニッシュした。

さらにレインも6位でフィニッシュ。チームはハードな山岳ワンデーレースで上位に食い込み、チームとしてUCIポイント35点を獲得した。

直前のツアー・オブ・カフラマンマラシュから続くトルコ遠征において、チームは高い総合力と安定したコンディションを示す結果を残した。
橋川にとっても、このクラスのレースで表彰台を獲得したことは大きな成果であり、チームのサポートを結果へと結びつける一日となった。

翌日は、黒海沿岸を舞台に行われるオルドゥ・ブラックシー・クラシック。2連戦の締めくくりとなる一戦で、チームは引き続き上位進出を狙う。

●選手コメント
橋川丈
「チームメイトの支えが本当に力になったレースでした。シーズンインからチームは自分の力を信じてくれていて、各レースで結果につなげられるようにサポートしてくれていました。走りの面だけでなく、精神的な部分でも大きく支えてもらっていたと感じています。特にレインは、良い時も悪い時も常に『自信を持て』と言ってくれていて、大きな助けになっていました。

今日もポジティブな言葉をかけてくれましたし、終盤の展開でもアシストに徹してくれて、心から感謝しています。

優勝には届きませんでしたが、このクラスのレースで結果を残したいと常に思っていたので、表彰台に立てたことは本当にうれしいです。自分にとっても、また一つ前進できたと感じています。

翌日もまたレースですし、この遠征中も好調を維持して、さらに結果を出せるように引き続きがんばります」

Photos, Text: Ryo KODAMA
Edit: Syunsuke FUKUMITSU

2026 個人総合時間

  1. 1 キリロ・ツァレンコ (ソリューションテック・NIPPO・ラーリ) 3時間1分52秒
  2. 2 ダニール・プロンスキー(チーム・ヴィノ・ノースカザフスタン・リージョン) +35秒
  3. 3 橋川丈(KINAN Racing Team) +41秒
  4. 4 ジェラルド・レデスマ(VC福岡) +52秒
  5. 5 ルーク・バーンズ(ヴィクトワール広島) +53秒
  6. 6 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team) +1分6秒
  1. 30 小石祐馬(KINAN Racing Team) +3分12秒
  2. 50 新城雄大(KINAN Racing Team) +6分39秒
  3. 72 草場啓吾(KINAN Racing Team) +10分1秒
  4. 73 山本元喜(KINAN Racing Team)

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