KINAN Racing Team

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Race Report

レースリポート

オルドゥ・ブラック・シー・クラシック

オルドゥ・ブラックシー・クラシックで橋川丈が10位 KINANメンバーが連戦で存在感

●オルドゥ・ブラックシー・クラシック2026(UCIヨーロッパツアー1.2)
8月16日 119.1km

・出場選手
山本元喜
橋川丈
草場啓吾
新城雄大
小石祐馬

黒海沿岸を舞台に行われたオルドゥ・ブラックシー・クラシックは、長い上り基調と終盤の急勾配区間が選手たちを苦しめるタフなワンデーレースとなった。
KINAN Racing Teamは5人で出走し、橋川丈が勝負どころで粘走。前日の3位に続き、この日も10位でフィニッシュし、オルドゥ2連戦を連続トップ10で締めくくった。

黒海沿岸の美しい景観を舞台に開催されるオルドゥ2連戦。その2戦目となるオルドゥ・ブラックシー・クラシックは、黒海と緑豊かな森林、渓谷が広がるオルドゥの自然の中を進む国際ワンデーレース。

トルコは世界有数のヘーゼルナッツ産地としても知られ、オルドゥ周辺にも畑が点在。
選手たちは、海岸線や渓谷、地域を象徴する農村風景を背に、変化に富んだコースへと挑む。

今大会のコースにはクラス設定された山岳こそないものの、その難度は決して低くない。
約75km地点からフィニッシュ目前まで、46kmで1822mを上る長い登坂区間が続き、平均勾配は3.6%。数字上は緩やかに見えるものの、長時間にわたって上り基調が続くことで、選手たちの脚を確実に削っていくレイアウトとなった。
さらにレース終盤には、短いながらも強烈な登坂区間が数ヶ所含まれており、最後まで力を残せているかが問われるコース設定だった。

KINAN Racing Teamは、レイン・タラマエがコンディション不良により出走を取りやめ、5人でスタートを迎えた。

序盤は黒海沿岸の開けた道をハイスピードで進む。
ブラインドコーナーやアップダウンが続く海岸線では仕掛け合いが発生し、海岸線区間が終わる頃に4名が抜け出すことに成功した。

プロトンはこの逃げを容認し、山間部に入ると一度落ち着きを取り戻す。
タイム差は1分30秒未満に抑えられたまま、先頭4名とプロトンという構図でレースは進んだ。

約75km地点を過ぎて逃げが吸収されると、レースは終盤へ向けた争いへと移っていく。
急勾配の区間が何度か現れるとプロトンは徐々に絞られ、KINAN Racing Teamからは小石祐馬と橋川丈が前方に残った。

残ったのは、前日のコースト・トゥ・サミットでも最終局面に残った選手たちを含む、15名ほどの精鋭グループ。
連日の厳しいレースを経てもなお力を残したメンバーによる、勝負どころでの争いとなった。

残り15kmに現れた登坂区間で、グループはさらに分断される。
ここで橋川は先頭グループから遅れる形となったが、追走グループで懸命に前を追った。
最後は8位争いのグループでフィニッシュへ向かい、10位でレースを終えた。

橋川は前日の3位に続き、2日連続で山岳色の強いワンデーレースをトップ10でフィニッシュ。
今回のトルコ遠征を通じて複数のレースで結果を残し、自身の力を改めて示す走りとなった。

チームは次戦として、8月27日から30日に行われるツール・オブ・サムスン(UCIヨーロッパツアー1.2)への出場を予定している。

●選手コメント
橋川丈
「走りの感触自体は悪くなかったのですが、昨日のレースの疲労感が十分に抜けきらず、優勝争いに加わることはできませんでした。フィニッシュ目前で、優勝を争うグループについていけなかったことは悔しい。

厳しいレースが続く中でも、今日もチームは素晴らしく動いてくれたと思います。海岸線でのアタック合戦も非常に厳しいものでしたが、(山本)元喜さんや雄大さんをはじめ、みんなが対応してくれていたので、自分は力を温存することができました。

サムスンで行われるステージレースは、登りがそれほど多くないプロフィールが続くと思います。今日もチームメイトからたくさん力をもらいました。次のレースでは、自分がみんなに還元できるように全力で走ります」

Photos, Text: Ryo KODAMA
Edit: Syunsuke FUKUMITSU

2026 個人総合時間

  1. 1 サンティアゴ・ウンバ (ソリューションテック・NIPPO・ラーリ) 3時間17分6秒
  2. 2 アウェト・アマン(イスタンブールチーム) +7秒
  3. 3 キリロ・ツァレンコ (ソリューションテック・NIPPO・ラーリ) +10秒
  4. 4 アドネ・ファンエングレン (トレンガヌサイクリングチーム) +17秒
  5. 5 ベンジャミ・プラデス(VC福岡) +29秒
  6. 6 ルーク・バーンズ(ヴィクトワール広島) +34秒
  7. 10 橋川丈(KINAN Racing Team) +1分12秒
  1. 22 小石祐馬(KINAN Racing Team) +4分10秒
  2. 42 新城雄大(KINAN Racing Team) +10分20秒
  1. DNF 山本元喜(KINAN Racing Team)
  2. OTL 草場啓吾(KINAN Racing Team) +17分56秒
  3. DNS レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)

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