KINAN Racing Team

English
Light
Mode
Dark
Mode

Race Report

レースリポート

がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州2026 宮崎日南ステージ(第3ステージ)

小石祐馬が個人総合8位フィニッシュ 「がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州2026」最後まで積極策貫く

●がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州2026
10月12日 第3ステージ 宮崎日南ステージ
宮崎市-日南市-宮崎市 123.6km

・出場選手
橋川丈
草場啓吾
ルーカス・カーステンゼン
レイン・タラマエ
新城雄大
小石祐馬

がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州2026は宮崎県を舞台に最終第3ステージを開催。
KINAN Racing Teamは序盤から小石祐馬が逃げに加わり、スプリントポイントでボーナスタイムを獲得した。
終盤の山岳区間では小石とレイン・タラマエが先頭集団に残り、小石はトップと同タイムでフィニッシュ。日本人選手最上位となる個人総合8位で3日間の戦いを締めくくった。

最終第3ステージは、宮崎市から日南市を経由し、再び宮崎市へと戻る123.6km。
ひなた宮崎県総合運動公園をスタートし、日南海岸を南下。歴史ある飫肥城下町を巡る周回コースを経て、宮崎県庁前でフィニッシュを迎える。
ボーナスタイムが付与される中間スプリントが3箇所設定されるほか、3級山岳、1級山岳を含み獲得標高は1500mに及ぶ丘陵コース。
個人総合でトップと19秒差につける小石をどこまで引き上げられるかが課題となった。

スタート直後から激しいアタック合戦が繰り広げられ、駆け引きが続く。そうしたなか、7人の逃げグループが形成され、KINAN Racing Teamからは小石祐馬が加わった。

© ツール・ド・九州2026実行委員会

逃げグループはプロトンに対して最大1分30秒ほどのリードを築き、先行を続ける。
小石は最初のスプリントポイントを3位で通過し、1秒のボーナスタイムを獲得。個人総合順位を押し上げるとともに、さらなる上位進出に向けて次のスプリントポイントを目指した。

© ツール・ド・九州2026実行委員会

しかし、レースはここから大きく展開する。
2度目のスプリントポイントを前に、プロトンが一気にペースアップ。トタルエナジーを中心とした強力な追走が始まり、先行する7人との差が急速に縮まっていく。
逃げグループも粘りを見せたが、勢いを増したプロトンに吸収され、小石のさらなるボーナスタイム獲得はならなかった。

それでも、序盤の積極的な走りによって得た1秒は、個人総合順位を争ううえで大きな意味を持つ。
KINAN Racing Teamとしては、このアドバンテージを最終成績に結びつけるべく、小石をトップと同タイムでフィニッシュさせることが重要な目標となった。
そのためには、終盤に待ち受ける山岳区間での攻防を乗り切る必要がある。チームは次なる動きを逃さないよう、集団内で警戒を強めた。

© ツール・ド・九州2026実行委員会

2つ目の山岳ポイントとなる黒潮ロードへの登坂ではトタルエネルジーが攻撃。
その流れから放たれたジョルダン・ジェガット選手が先行すると、今度はUAEチームエミレーツ・XRGがメイン集団の追走を開始。
一連の流れによりペースは引き上げられ、プロトン後方からは選手が脱落していった。さらに最後の山岳ポイントである大戸野越を越える頃には、プロトンは30人に満たない規模にまで絞り込まれた。

この厳しい局面を、KINAN Racing Teamの小石とレインが突破。
強豪チームが仕掛けるハイペースの展開にも対応し、勝負を決する最終局面へと駒を進めた。

山岳を越えてからも、先頭では散発的なアタックが繰り返された。
しかし、決定的な抜け出しには至らず、勝負は生き残った選手たちによるスプリントへと持ち込まれる。

小石は最後まで先頭に踏みとどまり、トップと同タイムでフィニッシュ。
序盤の逃げで獲得した1秒のボーナスタイムを生かし、個人総合順位を8位へと押し上げた。

小石は日本人選手として個人総合最上位。世界の強豪チームが集うハイレベルな戦いのなかで、トップ10入りを果たす価値ある結果となった。

今大会を通じてKINAN Racing Teamは、連日の逃げや勝負どころで積極的にレースを展開。
ステージ優勝こそ届かなかったものの、強豪チームを相手に一歩も引かない攻めの姿勢を貫き、存在感を示した。

九州での3日間の戦いを終え、チームは次なる舞台となる宇都宮ジャパンカップロードレース(1.Pro)へ。国内最高峰の国際レースに向けて、今大会で見せた積極果敢な走りをさらなる結果へとつなげていく。

●選手コメント
小石祐馬
「総合順位を上げるためにボーナスタイムの獲得が必要でした。フィニッシュ勝負で獲得するよりは中間スプリントで獲る方が現実的なので逃げる選択をした。結果的には狙い通りしっかりボーナスタイムを取ることができたのでそこは良かったです。

集団に戻ってからは逃げの選手が1人出たことで、タイム差を調整するような形でUAEが追いかけてくれたので崩れず最後までタイム差無しで残ることができた。今日時点でのできることをやり切って責任は果たせたと思います」

Photos, Text: Ryo KODAMA
Edit: Syunsuke FUKUMITSU

ステージ成績

  1. 1 イヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ・XRG) 2時間34分46秒
  2. 2 アレクサンドル・ドゥレトル(トタルエナジーズ) +0秒
  3. 3 ルーク・マッジウェイ (リーニン・スター)
  4. 4 マッテオ・レニャンティ(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ)
  5. 5 アレッシオ・デッレ・ヴェドーヴェ(XDSアスタナチーム)
  6. 6 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)
  1. 20 小石祐馬(KINAN Racing Team)
  2. 24 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team) +18秒
  3. 36 橋川丈(KINAN Racing Team) +3分37秒
  4. 70 新城雄大(KINAN Racing Team) +9分36秒
  5. 77 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team) +15分19秒
  6. 80 草場啓吾(KINAN Racing Team)

2026 個人総合時間

  1. 1 イヴォ・オリヴェイラ(UAE チームエミレーツ・XRG) 8時間47分36秒
  2. 2 ルーク・マッジウェイ (リーニン・スター) +16秒
  3. 3 アレクサンドル・ドゥレトル(トタルエナジーズ) +26秒
  4. 4 アレッシオ・デッレ・ヴェドーヴェ(XDS・アスタナ チーム)
  5. 5 アレッサンドロ・イアッキ(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ) +28秒
  6. 6 ジョルダン・ジェガット(トタルエナジーズ) +29秒
  7. 8 小石祐馬(KINAN Racing Team) +30秒
  1. 24 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team) +1分4秒
  2. 40 橋川丈(KINAN Racing Team) +9分10秒
  3. 48 新城雄大(KINAN Racing Team) +11分39秒
  4. 82 ルーカス ・カーステンゼン(KINAN Racing Team) +27分37秒
  5. 83 草場啓吾(KINAN Racing Team)

チーム総合時間

  1. 1 トタルエネルジー 26時間24分24秒
  2. 5 KINAN Racing Team +5分43秒
  1. Home
  2. Races
  3. がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州2026
  4. 小石祐馬が個人総合8位フィニッシュ 「がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州2026」最後まで積極策貫く