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KINAN RACING

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THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025 レポート

東京五輪レガシーのTHE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025
新城雄大が上位争いに加わるも丘陵区間でのサバイバルに苦しむ
●THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025」(UCIアジアツアー1.2)
7月13日(日)
133.8km
武蔵野の森公園~JR青梅駅前

・出場選手
ドリュー・モレ
橋本英也
山本元喜
ネイサン・アール
トマ・ルバ
新城雄大
7月13日(日)、東京都多摩地区にて「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025」(UCIアジアツアー1.2)が開催。KINAN Racing Teamからは6名が出場。
国際レースの厳しい展開となり、トマ・ルバの15位がチーム最上位で終えている。
「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025」は、東京五輪自転車競技(ロードレース)が東京・多摩地域で開催された記念として行われるレガシーイベント。
2回目の開催となる今回からUCI公認レースとなり、海外チーム・国内強豪チームが集った。
KINAN Racing Teamも自国開催の国際レースでの上位進出を狙い、トマのほかに、ドリュー・モレ、橋本英也、山本元喜、ネイサン・アール、新城雄大の6名での出走。
三井アウトレットパーク多摩南大沢が会場となった前日イベントでは、チームプレゼンテーションに6選手そろって登壇したほか、エキシビジョン走行にも参加。
道行く人や、買い物に訪れるファミリー層へのアピールの場となった。
迎えたレース本番。多摩地区13市にまたがるワンウェイ区間を経て、山岳を含む周回を4周する。
リアルスタート前のパレード走行も含めると、コース全長133.8kmとなる。
これまでになかった東京の市街地区域での本格レースとあり、沿道には多くの観客がつめかけた。
パレード走行後のリアルスタートからアタックが頻繁にかかる。
いくつかの出入りの後、山本を含む12名が抜け出しに成功。協調体制をとり、一時は決まったかと思われたこの逃げだが、それを許容しないチームのペースアップにより吸収される。
そうした流れの中から新城を含む14選手が集団からの抜け出しに成功。
ライン区間を終えて周回区間に入る頃には、メイン集団との差は1分ほどに。
先頭グループはメンバーも強力で、時間の経過とともに逃げ切りの可能性が高まっていく。
さらに、追走の2人が合流。よりスピードを増す展開に遅れる選手が出てくる。
対処しつつ走っていた新城だが、ペース変化が顕著となったところで先頭グループから後退した。
先頭集団に選手を残せなかったKINAN勢だが、トマが集団の先頭を引くなど動きを仕掛け、ポジションを上げていく。
最終的にはチーム最上位となる15位でのフィニッシュ。また、出走したKINANメンバー6人とも完走を果たしている。
このレースをもって、1月から続いた2025シーズン前半戦が終わり。
しばしの休息ののち、後半戦に向けて準備を整えていく。
THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025(122.8km)結果
1 ロレンツォ・クアルトゥッチ(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)2:46'29"
2 ベンジャミ・プラデス・レヴェルテ(VC FUKUOKA)+3秒
3 キリロ・ツァレンコ(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)+24秒
4 沢田時(宇都宮ブリッツェン)+1分12秒
5 入部正太朗(シマノレーシング)
6 エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)
15 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+2分28秒
30 新城雄大(KINAN Racing Team)+4分5秒
40 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+7分4秒
42 橋本英也(KINAN Racing Team)+7分18秒
50 ネイサン・アール(KINAN Racing Team)
62 山本元喜(KINAN Racing Team)+7分30秒
●選手コメント
トマ・ルバ
「難しく暑い日だった。(新城)雄大が前の集団にいてくれたが、とても厳しい展開で残ることができなかった。。そこで、自分が前との距離を縮めることに挑戦した。ベストを尽くしたけれど、簡単な日ではなかった。」
新城雄大
「思ったよりもアップダウンが多くてハードな展開となり、決まったと思った逃げが捕まったりもした。その中で後手は踏まないように対応できたが、そこに至るまでに足を使い過ぎてしまい、勝ち逃げには乗れたものの自分自身が遅れてしまって悔いが残った。後から追いついてきたベンジャ(ベンジャミ・プラデス・レヴェルテ)選手やソリューションテックの選手(優勝したロレンツォ・クアルトゥッチ選手)が頭ひとつ抜けて強いというのが目に見えた。どう対応するか考えたが大きな実力差があり、処理しきれなかった。そこで自分のペースに切り替えて登ったが、ドロップしてしまった。

トマさんが来てくれたが、追いつききれなかった。脚の使い方次第で10位以内が狙えたとも思うので、悔しさが残る」
Photos, Reports: Midori SHIMIZU
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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