ツアー・オブ・ジャパン2026第5ステージ・綿半 信州飯田 レポート
山本元喜がツアー・オブ・ジャパン山岳賞争いで首位浮上
第5ステージで逃げに乗りポイント確保に成功
第5ステージで逃げに乗りポイント確保に成功
●ツアー・オブ・ジャパン2026(UCIアジアツアー2.2)
5月28日 第5ステージ・綿半 信州飯田
120.9km
・出場選手
山本元喜
橋川丈(第4ステージDNS)
草場啓吾
ルーカス・カーステンゼン
レイン・タラマエ
小石祐馬
5月28日 第5ステージ・綿半 信州飯田
120.9km
・出場選手
山本元喜
橋川丈(第4ステージDNS)
草場啓吾
ルーカス・カーステンゼン
レイン・タラマエ
小石祐馬
熱戦が続いているツアー・オブ・ジャパン(TOJ)は、5月28日に長野県飯田市で第5ステージを実施。
3回の1級山岳通過を含んだ120.9kmのレースで、山本元喜が第2・第3ステージに続くみたびのアタック。
序盤に先頭グループに加わって、山岳ポイントで得点を量産。
山岳賞争いで首位に浮上し、レース後のポディウムで同賞のレッドジャージに袖を通している。
3回の1級山岳通過を含んだ120.9kmのレースで、山本元喜が第2・第3ステージに続くみたびのアタック。
序盤に先頭グループに加わって、山岳ポイントで得点を量産。
山岳賞争いで首位に浮上し、レース後のポディウムで同賞のレッドジャージに袖を通している。

前日27日は初採用となるチームタイムトライアルを長野県大鹿村で行ったが、打って変わって飯田市が舞台の丘陵コースはTOJではおなじみ。
過去には数々の好勝負が生まれている難コースであり、タフなレースを得意とするKINAN Racing Teamにとっても大事な1日。
パレード走行後、オープニングラップとして10.8kmを走り、次の周回から12.2kmのコースへと本格的に踏み込んでいく。
オープニングラップを別として、2周目・5周目・7周目に1級山岳ポイントを設定。
周回前半に待つ登坂区間は、レースの流れを動かす可能性をはらむ重要局面。その後は長いダウンヒル区間も待ち受け、バイクスキルが問われるコースセッティング。
過去には数々の好勝負が生まれている難コースであり、タフなレースを得意とするKINAN Racing Teamにとっても大事な1日。
パレード走行後、オープニングラップとして10.8kmを走り、次の周回から12.2kmのコースへと本格的に踏み込んでいく。
オープニングラップを別として、2周目・5周目・7周目に1級山岳ポイントを設定。
周回前半に待つ登坂区間は、レースの流れを動かす可能性をはらむ重要局面。その後は長いダウンヒル区間も待ち受け、バイクスキルが問われるコースセッティング。

KINAN Racing Teamは、ここまで総合で上位が見える位置を走り続けるレイン・タラマエと小石祐馬を軸に組み立てつつ、山岳賞争いで2番手まで上がっている山本も逃げからの同賞ポイント獲得を狙っていく。

そのもくろみ通りに、リアルスタートから山本が動いていく。
ファーストアタックで活性化のきっかけを作ると、他選手の動きに合わせながら前をうかがっていく。
オープニングラップが終わるまでには最大15人の先頭グループが組まれ、山本はきっちりとジョイン。
山岳賞首位のジャコモ・ガラヴァーリャ選手を筆頭に、スワットクラブが3人を先頭グループに送り込んで山本を囲むが、そこからがレーススキルの見せどころとなった。
ファーストアタックで活性化のきっかけを作ると、他選手の動きに合わせながら前をうかがっていく。
オープニングラップが終わるまでには最大15人の先頭グループが組まれ、山本はきっちりとジョイン。
山岳賞首位のジャコモ・ガラヴァーリャ選手を筆頭に、スワットクラブが3人を先頭グループに送り込んで山本を囲むが、そこからがレーススキルの見せどころとなった。

2周目に設定された1回目の山岳賞へ向け、山本は徐々にグループ内でのポジションを前にとると、頂上手前でアタック。
スワットクラブ勢の猛追をかわして1位通過に成功。山本が山岳ポイント7点を獲得し合計16点とすると、ガラヴァーリャ選手は3位通過で3点獲得で合計13点。この段階で、山本が山岳賞争いでトップに立つ。
スワットクラブ勢の猛追をかわして1位通過に成功。山本が山岳ポイント7点を獲得し合計16点とすると、ガラヴァーリャ選手は3位通過で3点獲得で合計13点。この段階で、山本が山岳賞争いでトップに立つ。

その後も先頭グループでの走りを維持した山本は、5周目に設定された2回目の山岳賞も狙いにいく。
今度はスワットクラブ勢のマークをかわして、早めのアタック。ライバルとなる選手たちを完全に引き離しての1位通過。さらに7点を加算し、合計23点とした。
今度はスワットクラブ勢のマークをかわして、早めのアタック。ライバルとなる選手たちを完全に引き離しての1位通過。さらに7点を加算し、合計23点とした。

この間、メイン集団は山本らの先頭グループとのタイム差を2分前後で推移させつつ進行。
KINANメンバーも集団前方を押さえながら、次なる展開へと構える。
先頭グループでは3回目の山岳賞周回である7周目にニルス・シンシェク選手(リーニンスター)がアタック。
上りで山本らを引き離して独走態勢を築き始める。シンシェク選手が頂上を1位通過し、少しおいて山本が3位通過。
3点を獲り、合計では26点。走り終えることが条件ながら、このステージを終えた段階での山岳賞首位が事実上決定した。
KINANメンバーも集団前方を押さえながら、次なる展開へと構える。
先頭グループでは3回目の山岳賞周回である7周目にニルス・シンシェク選手(リーニンスター)がアタック。
上りで山本らを引き離して独走態勢を築き始める。シンシェク選手が頂上を1位通過し、少しおいて山本が3位通過。
3点を獲り、合計では26点。走り終えることが条件ながら、このステージを終えた段階での山岳賞首位が事実上決定した。

メイン集団は数チームが入れ替わって牽引をしたことで、先頭ライダーを射程圏に捉える。
7周目後半からは草場啓吾やルーカス・カーステンゼンが集団の牽引役を担い、さらにペースを上げていく。のちに山本は集団へと戻り、アシストに回った。
7周目後半からは草場啓吾やルーカス・カーステンゼンが集団の牽引役を担い、さらにペースを上げていく。のちに山本は集団へと戻り、アシストに回った。

おおよそ30人に絞り込まれた集団は、最終周回を前に先行していた選手たちをキャッチ。
最終・9周目を迎えると、独走していたシンシェク選手を捕らえるところまでやってきた。
ただ、上りで2選手が集団から飛び出すと、シンシェク選手も乗って3人が逃げの態勢へ。
集団の勢いを完全に上回り、逃げ切りが決定的になった。
結果、3人が先着し、4位以下を集団に残った選手たちで争う格好に。
レインはこの日のステージ優勝者から21秒差でのフィニッシュとなった。
最終・9周目を迎えると、独走していたシンシェク選手を捕らえるところまでやってきた。
ただ、上りで2選手が集団から飛び出すと、シンシェク選手も乗って3人が逃げの態勢へ。
集団の勢いを完全に上回り、逃げ切りが決定的になった。
結果、3人が先着し、4位以下を集団に残った選手たちで争う格好に。
レインはこの日のステージ優勝者から21秒差でのフィニッシュとなった。

多くの見せ場を作った山本も問題なくステージを完了し、このステージでの山岳賞首位が決定。
レース後には、多くのファンが駆けつけたポディウムに笑顔で登壇し、同賞のレッドジャージに袖を通した。
山岳賞争いは2位の選手が山本から3点差で続いており、僅差の勝負。残る3ステージへまだまだ油断ができない状況が続く。
レース後には、多くのファンが駆けつけたポディウムに笑顔で登壇し、同賞のレッドジャージに袖を通した。
山岳賞争いは2位の選手が山本から3点差で続いており、僅差の勝負。残る3ステージへまだまだ油断ができない状況が続く。

なお、UCI規則2.12.007 4.8「車列中のチームカー、共通機材サービス、サグワゴン以外から提供される自転車に交換するまたは許可されたゾーン外で自転車を交換する」との裁定により、メイン集団で走り終えていた小石が失格の扱いに。戦線を離れることとなり、残るステージはKINAN勢4選手で戦っていく。
大会はいよいよ、クイーンステージへ。
翌29日に行う第6ステージは、富士山5合目を目指してのヒルクライム。
レース序盤で東京五輪2020で採用されたレースコースを一部走ったのち、ふじあざみラインへ。
富士山5合目へは登坂距離11.4kmで、平均勾配10%、最大勾配にして22%。標高差にして1160mを数え、アジアでは指折りの難コース。
この上りでの結果が総合成績にも反映されやすく、上位を目指す選手たちにとっては絶対に落とせない1日。KINAN Racing Teamとしても、チーム力を示す大事な機会になる。
大会はいよいよ、クイーンステージへ。
翌29日に行う第6ステージは、富士山5合目を目指してのヒルクライム。
レース序盤で東京五輪2020で採用されたレースコースを一部走ったのち、ふじあざみラインへ。
富士山5合目へは登坂距離11.4kmで、平均勾配10%、最大勾配にして22%。標高差にして1160mを数え、アジアでは指折りの難コース。
この上りでの結果が総合成績にも反映されやすく、上位を目指す選手たちにとっては絶対に落とせない1日。KINAN Racing Teamとしても、チーム力を示す大事な機会になる。
ツアー・オブ・ジャパン第5ステージ・綿半 信州飯田(120.9km)結果
1 トンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)2時間59分16秒
2 マッテオ・ファッブロ(ソリューションテックNIPPOラーリ)+0秒
3 ニルス・シンシェク(リーニンスター)
4 オスカー・ギャラガー(シーキャッシュ×ボディラップ)+11秒
5 ニコロ・ガリッボ(TEAM UKYO)
6 レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)
23 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+21秒
54 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)+12分15秒
56 山本元喜(KINAN Racing Team)
71 草場啓吾(KINAN Racing Team)+14分38秒
DSQ 小石祐馬(KINAN Racing Team)
・個人総合時間
1 トンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)8時間59分44秒
2 フェデリコ・イアコモーニ(TEAM UKYO)+31秒
3 ベンジャミ・プラデス(VC福岡)+49秒
4 マッテオ・ファッブロ(TEAM UKYO)+50秒
5 ニコロ・ガリッボ(TEAM UKYO)+52秒
6 マティアス・ブレンホイ(トレンガヌサイクリングチーム)+1分5秒
12 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+1分18秒
55 草場啓吾(KINAN Racing Team)+26分4秒
60 山本元喜(KINAN Racing Team)+33分6秒
62 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)+35分17秒
・ポイント賞
13 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)14pts
31 山本元喜(KINAN Racing Team)2pts
32 草場啓吾(KINAN Racing Team)2pts
・山岳賞
1 山本元喜(KINAN Racing Team)26pts
・チーム総合成績
1 TEAM UKYO 26時間29分33秒
12 KINAN Racing Team +33分55秒
1 トンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)2時間59分16秒
2 マッテオ・ファッブロ(ソリューションテックNIPPOラーリ)+0秒
3 ニルス・シンシェク(リーニンスター)
4 オスカー・ギャラガー(シーキャッシュ×ボディラップ)+11秒
5 ニコロ・ガリッボ(TEAM UKYO)
6 レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)
23 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+21秒
54 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)+12分15秒
56 山本元喜(KINAN Racing Team)
71 草場啓吾(KINAN Racing Team)+14分38秒
DSQ 小石祐馬(KINAN Racing Team)
・個人総合時間
1 トンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)8時間59分44秒
2 フェデリコ・イアコモーニ(TEAM UKYO)+31秒
3 ベンジャミ・プラデス(VC福岡)+49秒
4 マッテオ・ファッブロ(TEAM UKYO)+50秒
5 ニコロ・ガリッボ(TEAM UKYO)+52秒
6 マティアス・ブレンホイ(トレンガヌサイクリングチーム)+1分5秒
12 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+1分18秒
55 草場啓吾(KINAN Racing Team)+26分4秒
60 山本元喜(KINAN Racing Team)+33分6秒
62 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)+35分17秒
・ポイント賞
13 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)14pts
31 山本元喜(KINAN Racing Team)2pts
32 草場啓吾(KINAN Racing Team)2pts
・山岳賞
1 山本元喜(KINAN Racing Team)26pts
・チーム総合成績
1 TEAM UKYO 26時間29分33秒
12 KINAN Racing Team +33分55秒

●選手コメント
山本元喜
「3回ある山岳賞周回をすべて1位通過すれば21点入るステージだったので、大きく動くであろうことは予想していた。どんな展開であっても逃げに入るつもりでスタートをして、イメージ通りに前でレースを進められた。
山岳賞争いでライバルになっているスワットクラブの選手たちを見ながら得点チャンスをうかがっていたが、途中から(山岳賞首位スタートの)ガラヴァーリャ選手がアシストの動きに変わっていたので、彼のアクションに乗りながら得点を重ねた。とにかく1回目と2回目で7点を獲ることを意識していて、さらに3回目も3点を積み重ねられたので、その点ではうまくいったと感じている。
レッドジャージを守るうえでは、明後日の相模原(第7ステージ)が大事になってくる。3回ある山岳賞周回をすべて1位通過すると15点獲得だが、引き続きスワットクラブの選手たちをマークし続けられればジャージを持って東京へ行けると思う。レース展開とチーム状況を総合しながら、今後の戦い方を考えていきたい」
山本元喜
「3回ある山岳賞周回をすべて1位通過すれば21点入るステージだったので、大きく動くであろうことは予想していた。どんな展開であっても逃げに入るつもりでスタートをして、イメージ通りに前でレースを進められた。
山岳賞争いでライバルになっているスワットクラブの選手たちを見ながら得点チャンスをうかがっていたが、途中から(山岳賞首位スタートの)ガラヴァーリャ選手がアシストの動きに変わっていたので、彼のアクションに乗りながら得点を重ねた。とにかく1回目と2回目で7点を獲ることを意識していて、さらに3回目も3点を積み重ねられたので、その点ではうまくいったと感じている。
レッドジャージを守るうえでは、明後日の相模原(第7ステージ)が大事になってくる。3回ある山岳賞周回をすべて1位通過すると15点獲得だが、引き続きスワットクラブの選手たちをマークし続けられればジャージを持って東京へ行けると思う。レース展開とチーム状況を総合しながら、今後の戦い方を考えていきたい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU












