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KINAN RACING

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ツアー・オブ・ジャパン2026第7ステージ・AMANO 相模原 レポート

ツアー・オブ・ジャパン第7ステージは草場啓吾が集団スプリントにトライ
山本元喜の山岳賞ジャージは失うも最後の1日でチームは勝利を目指す
●ツアー・オブ・ジャパン2026(UCIアジアツアー2.2)
5月30日 第7ステージ・AMANO相模原
107.5km

・出場選手
山本元喜
橋川丈(第4ステージDNS)
草場啓吾
ルーカス・カーステンゼン
レイン・タラマエ
小石祐馬(第5ステージDSQ)
国内最大級のステージレース、ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)は大会終盤戦。
5月30日に行われた第7ステージは、サバイバル化した集団によるスプリント勝負。
KINAN Racing Teamは中盤にレイン・タラマエを中心にレースを構築し、最後は草場啓吾のスピードに託す形に。
上位には届かずも、残る1ステージへ想いを高める走り。山岳賞首位でスタートした山本元喜は逆転を許しジャージを手放したが、大会最終日の東京で一矢報いるべく全力を尽くす。
ここまで天候が大きく崩れることなく進んできたTOJ。第7ステージの舞台となる神奈川県相模原市も早朝から好天。気温が上昇する中でのレースとなった。

107.5kmに設定されるレースコースは、東京2020五輪の自転車ロードレース競技で使われたコースを一部採用。
都市部から山間部へと景色が移り変わる相模原の地理的特徴を反映したセッティングが魅力。
4.8kmのパレード走行後、宮ケ瀬湖畔の周回コースへ。オープニングラップ後に本格周回に移り、13.8kmコースを7周回。
周回なかばで下りから上り基調へと変わり、最後の1周ではステージ優勝をかけて上りながらのスプリントになることが多い。パワーとスピードが要求されるルーティングは例年消耗戦の様相を呈する。
後半戦に入って4人での戦いとなっているKINAN Racing Teamは、山本が山岳賞争いで首位につけ、同賞のレッドジャージでこの日もスタートする。
最終・第8ステージでは山岳ポイントが設定されないため、この第7ステージがジャージを決める大一番。
1・3・5周目の終わりに山岳ポイントが設けられ、すべて1位通過すると総計15点が付与される。
例年以上に僅差の争いになっており、KINANメンバー一丸で山本のジャージを守りに行く。
残り少ないチャンスに賭けようと、リアルスタート直後から多くの選手がアタックを試み逃げを図る。
KINAN勢も集団前方に位置し、状況を見ながら動いていく。
そうした中、山岳賞争いで山本から3点差の2番手につけるフランチェスコ・カロッロ選手(スワットクラブ)がアタックすると、山本も反応。
チェックに動いたが、10人以上が飛び出しを図る混戦下でカロッロ選手とのタイム差が少しずつ広がっていく。
やがて数人がカロッロ選手に追いつくが、山本はあと一歩届かず。1周目終わりに設定された1回目の山岳ポイントでカロッロ選手の1位通過を許し、山本は首位から陥落。
最大11人の先頭グループが組まれカロッロ選手も乗った一方で、山本はメイン集団へ戻ることを選択した。
山本の先頭合流を目指し集団を活性化させていたKINANメンバーだが、2周目以降は後半勝負に切り替えて状勢を整える。
一時は2分台まで広がった先頭グループとメイン集団とのタイム差は、レース中盤に差し掛かって縮小傾向に。
4周目以降はレインが集団牽引を担って、その差を40秒まで縮める。山本とルーカス・カーステンゼンも草場の位置取りを固め、最終局面での勝負を目指した。
最終周回は、逃げ続けていた選手と集団から飛び出した選手とが入り乱れての駆け引きとなったが、フィニッシュ前1kmで集団が先行ライダーたちをキャッチ。
ステージ優勝争いは集団に残った約30人によるスプリントに委ねられた。
KINAN勢で唯一前線に残った草場もスプリントにトライ。
序盤からアシストの働きをこなしてきたこともあり、最後の最後は力及ばずとなったが、果敢なチャレンジで残る1ステージへとつなぐ内容に。
山本、レイン、ルーカスも走り終え、最終の1ステージに駒を進める。
山岳賞争いで逆転を許す結果となり、KINAN Racing Teamに残された可能性は大会最終日・東京でのステージ優勝。
大井埠頭に設けられる周回コースはオールフラットで、熱いハイスピードバトルが繰り広げられる。
大集団スプリントで決することがほとんどで、チームとしてはルーカスと草場のスピードを生かしていく。
8日間にわたる戦いの最後を華やかに、美しく終わらせるべく、最後のチャレンジに臨む。
ツアー・オブ・ジャパン第7ステージ・AMANO相模原(107.5km)結果
1 オスカー・ギャラガー(シーキャッシュ×ボディラップ)2時間23分2秒
2 レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)+1秒
3 ティレン・フィンクスト(ソリューションテックNIPPOラーリ)
4 ベンジャミ・プラデス(VC福岡)
5 アレクサンダー・サルビー(リーニンスター)
6 ニコロ・ガリッボ(TEAM UKYO)
25 草場啓吾(KINAN Racing Team)+5秒
65 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+7分24秒
67 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)+7分26秒
68 山本元喜(KINAN Racing Team)


・個人総合時間
1 マッテオ・ファッブロ(ソリューションテックNIPPOラーリ)13時間27分35秒
2 カミール・ボヌー(ソリューションテックNIPPOラーリ)+55秒
3 ベンジャミ・プラデス(VC福岡)+58秒
4 エドアルド・セプルベダ(リーニンスター)+1分13秒
5 ファーガス・ブラウニング(トレンガヌサイクリングチーム)+1分25秒
6 ニコロ・ガリッボ(TEAM UKYO)+1分35秒
26 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+15分35秒
51 草場啓吾(KINAN Racing Team)+44分37秒
62 山本元喜(KINAN Racing Team)+1時間1分8秒
66 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)+1時間2分34秒


・ポイント賞
16 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)14pts
35 草場啓吾(KINAN Racing Team)2pts
37 山本元喜(KINAN Racing Team)2pts


・山岳賞
2 山本元喜(KINAN Racing Team)26pts

・チーム総合成績
1 トレンガヌサイクリングチーム 39時間57分16秒
13 KINAN Racing Team +1時間29分52秒
●選手コメント
草場啓吾
「逃げが決まった時点で山岳賞争いで2番手の選手が加わっていたので、レインが集団を牽いて、自分が(山本)元喜さんを加速させる役目を担った。元喜さんが前まで届かず、逃げのメンバーも10人を超えていたので、逃げ切られてしまう可能性もあったけど、レース中盤のレインの牽きもあって自分たちにもチャンスがめぐってきた。ただ、前半からかなり動いていたこともあって、脚がいっぱいで勝負に絡み切れずに終わってしまったのが残念。立ち回りが難しいレースだった。

レース全体のレベルが高い中で、自分たちは4人での戦いを強いられている。それでも元喜さんのジャージはキープできたんじゃないかという思いもあって、本当に悔しい。気持ちを切り替えて、明日やるしかない。東京のコースは平坦で、ルーカスと僕が力を発揮できるレイアウト。僕はルーカスのために全力でリードアウトするつもりでいる。プラン通りに走れればツール・ド・台湾(第5ステージで優勝)のときのように勝てると思う」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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