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KINAN RACING

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畑中勇介優勝! iRC Tire Presents KINAN AACA CUP第6戦 ホストレポート

KINAN AACA CUP第6戦はKINAN勢が上位独占
畑中勇介がシリーズ初勝利でシーズン後半へ弾み
東海地区のロードレースシリーズ「iRC Tire Presents KINAN AACA CUP」の2023年シーズン第6戦が8月11日、岐阜県海津市・国営木曽三川公園 長良川サービスセンター特設コースにて開催された。
5.1km×20周の102kmで行われた1-1カテゴリーでは、序盤に形成された小集団から畑中勇介がロングスプリントで初勝利をつかんだ。

本シリーズは4つのカテゴリーとキッズカテゴリーのレースで構成され、ステップアップ方式で競技力を向上できるイベントとなっている。

最上級カテゴリーである1-1クラスにはKINAN Racing Teamも参加し、花田聖誠、宮崎泰史、新城雄大、白川幸希、津田悠義、孫崎大樹、畑中勇介が出走した。

前回に続き、高い気温の中でレースは行われることに。各選手は十分な暑熱対策を施してコースへと繰り出した。
スタートが切られると、早速KINAN Racing Teamがレースを作っていく。
ファーストラップ賞へ向けて集団が加速すると、その流れから、新城、花田が抜け出しを試みる。
1周余りを過ぎると集団に捕まってしまうが、その後もKINAN勢が次々アタックを仕掛け、積極的な展開を組み立てた。
ハイペースのまま、6周目に入ると宮崎、新城、白川、津田、孫崎を含んだ先頭集団が形成される。
次周には畑中も合流を果たし、犬伏輝斗選手(中央大学)、川崎嘉久選手(Nerebani)を交えた8名の精鋭がこのレースをリードした。
形勢はそのまま、レースは折り返しに差し掛かると、なかなか追いきれないメイン集団を尻目に先頭集団は1分以上の差を築く。
決定的なタイム差を確保したところで、先頭ではさらなる絞り込み。
暑さとハイペースの疲労からか、ローテーションの乱れがしばしば発生した。
すると、隙をついて宮﨑らが抜け出しを図る。
これに乗じた選手たちが、次々に前方へ抜け出すると、川崎選手をのぞいた7名が再び合流を果たした。
依然として周回を減らし続ける先行グループもついに残り5周を切る。
息も十分整ったところでふたたび仕掛け合いが勃発。
津田のアタックを合図にギアがかかると、17周目に新城が独走を始めた。
いったんは大きく差が開くが、残り10km地点を前に徐々にギャップが埋まりだす。
集団がキャッチアップ圏内に差し掛かったところで津田が単独でブリッジを敢行。
すぐさま孫崎もこれに飛び乗って最終周回を迎える。
しかし、勝ち筋の異なる3名の協調体制が整わず、牽制状態に。
この間に後続も懸命に距離を詰めて、再び小集団は一つになった。
ついに最後のバックストレートに侵入すると、スプリントを警戒して孫崎、津田に意識が集中する。
すると、その隙をついた畑中が残り500mからスピードアップ。
シッティングのまま加速すると反応の遅れた集団を置き去りにした。
長いキャリアにあってトップクラスにきついレースだったと振り返る畑中だったが、最後は巧妙なレース運びでKINAN AACA CUP初制覇を果たした。
トップ5はいずれもKINANメンバーが名を連ね、夏場のトレーニングが順調であることを証明。
UCIレースを多数控えるシーズン後半に向けて良い仕上がりをみせている。

また、併催されたキッズスクールではKINAN Racing Team選手らがスラロームコーンを用いてレッスンを行った。
「コースの下見」をテーマに、スラロームを周ってコーンの位置をチェック。
安全なブレーキングポイントを把握した子どもたちは丁寧にコースを辿ることができた。
このほか、チームサプライヤーであるシリーズ協賛のiRC Tireさま、FUSIONさま、アスリチューンさまがブースを出展。
選手たちが扱う機材、補給食を紹介いただいた。
KINAN AACA CUPは全10戦。続く第7戦は9月16日に行われ、引き続きチームはホストを務める。
iRC Tire Presents KINAN AACA CUP 2023 第6戦 カテゴリー1-1結果(KINAN Racing Team分)
1 畑中勇介
2 孫崎大樹
3 白川幸希
4 津田悠義
5 新城雄大
完走 宮崎泰史
Text, Photo: Ryo KODAMA
Edit: Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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