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KINAN RACING

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橋川丈2位 全日本選手権個人タイムトライアル レポート

全日本選手権個人タイムトライアルで橋川丈が殊勲の2位
前回のU23に続く表彰台で日本屈指のTT巧者ぶりをアピール
●全日本選手権タイム・トライアル大会
個人タイムトライアル
男子エリート 42.0km

・出場選手
橋川丈
小石祐馬
個人タイムトライアル種目の日本王者を決める全日本選手権が6月6日に行われ、KINAN Racing Teamからエリートカテゴリーに橋川丈と小石祐馬が出場。
橋川が長くトップタイムに君臨する好走を披露。最終的に2位で終えることとなったが、初のエリートカテゴリーで表彰台を押さえる殊勲。
ツアー・オブ・ジャパンでの負った怪我からの復調を示すとともに、日本人ライダーとしては指折りのタイムトライアル巧者ぶりをアピールしている。
6月に入り、2026年の日本王者を決める戦いがスタート。
まずは個人タイムトライアルでナンバーワンを決める。ロードレースのような駆け引きとは異なって、個々の独走力が試されるレースになる。
各選手が前走者から一定の時間差でコースへと飛び出し、規定距離の所要タイムで競う。
今回は宮崎県宮崎市が舞台。太平洋に面した一ッ葉有料道路を貸し切って、1周14.0kmのコースをセッティング。エリートカテゴリーは3周回・42.0kmで争われた。
KINAN Racing Teamから出場する橋川と小石は、それぞれ2025年にアンダー23、2023年にエリートで、それぞれ日本王者となっている。
両選手が得意とする種目であり、実績も十分とあって選手はもとより、チームとして自信を持って今大会へと臨んだ。
26人が出走した男子エリートカテゴリーは、おおよそ半数ごとに第1・第2ウェーブに分けられての1分~1分30秒おきに出走。
第1ウェーブの最終走者を務めた橋川は、1周目からハイペースで入ると、その後も好ラップを継続。
中盤以降は前走者を次々と追い抜き、同ウェーブ内では圧倒的な力を示す。
本人が苦しんだと振り返る最終の3周目も耐えて、フィニッシュタイムは48分48秒。
平均時速にして51.6kmと、平坦コースにおいてもハイクオリティな走りを披露して、全体の水準を上げた。
橋川のタイムが基準となった第2ウェーブは、全体大会の上位選手も多く含まれ、高いレベルでの戦いが予想された。
その中でも橋川を上回る選手はなかなか現れず、上位進出の可能性が一気に高まる。
さらなる期待は最後から3人目にコースへと飛び出した小石。KINAN勢2選手での上位入りを目指して序盤から飛ばしていく。
小石も時速50kmを超える好ペースを刻んで、終盤の落ち込みも最小限にとどめる。フィニッシュタイムは50分19秒。

全体の最後にスタートした今村駿介選手(Lotto-Groupe Wanty)が、橋川より20秒速い48分28秒で走り、大会2連覇。
長くトップをキープした橋川は逆転を許したものの、エリートカテゴリー1年目で2位入賞の殊勲。
48分台は2人だけで、いかに両選手の走りが際立っていたかを示す結果になった。また、小石は10位。
なお、トップ10ライダー全員が平均時速50kmを上回る高水準のレースになった。
日本チャンピオンジャージの獲得とはならなかったものの、ツアー・オブ・ジャパンでの落車負傷による戦線離脱から復調を証明。
さらには、今後のレースに向けた大きな自信にもなる銀メダル獲得になった。
上位ライダーに付与されるUCIポイントは、橋川が30点、小石が1点をゲット。貴重な得点をチームにもたらしている。
TTメンバーによって勢いを得たチームは、良い流れのまま6月9日開幕のツール・ド・キョンナム(韓国、UCIアジアツアー2.2)、そして6月27~28日の全日本選手権ロードレース(新潟県)へとつないでいく。
全日本選手権タイム・トライアル大会 男子エリート個人タイムトライアル(42.0km)結果
1 今村駿介(Lotto-Groupe Wanty)48分28秒11
2 橋川丈(KINAN Racing Team)+20秒26
3 山本大喜(VC FUKUOKA)+32秒11
4 宮崎泰史(Astemo宇都宮ブリッツェン)+38秒39
5 留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)+45秒02
6 風間翔眞(シマノレーシング)+1分12秒97
10 小石祐馬(KINAN Racing Team)+1分51秒31
●選手コメント
橋川丈
「ツアー・オブ・ジャパンのいなべ(第3ステージ)での落車で頭を打ったこともあって、1週間くらいバイクに乗れず、直前はわずか数回しかトレーニングができていなかった。それでも結果につながったのは、1月からチームのみんなやスタッフ、特にメカのみんなと力を合わせてこれたから。今日はどんな形であっても出走するつもりだった。自分でも無理をしているかな…という感触はあったけど、昨日と一昨日のトレーニングで自信を取り戻すことができていた。

走っている間は自分なりにうまくペース配分できて、最後までしっかり出し切ることができた。2位は正直悔しいけど、まだまだ目指せるものがあると思って気持ちを切り替えてやっていきたい。

次は全日本ロード。TOJで怪我するまではかなり良い状態だったし、今日の走りからしてもほとんどロストしていないと思う。あと少しハードなトレーニングを積み重ねていけば、本番では良いレースができると感じている」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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