KINAN Racing Team

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Race Report

レースリポート

ツール・ド・おきなわ

2026年シーズン最終戦 ツール・ド・おきなわ 新城雄大が9位に入りレース活動を締める

●ツール・ド・おきなわ2026(UCIアジアツアー1.2)
11月8日(日)男子チャンピオンロードレース 200km
沖縄県名護市・国頭村ほか

・出場選手
山本元喜
草場啓吾
宇賀隆貴
新宮颯太
新城雄大

2026年シーズンの最終戦「ツール・ド・おきなわ」が11月8日、沖縄県北部のやんばる地域で開催された。
KINAN Racing Teamは5選手で出場し、終盤まで上位争いに加わった新城雄大が9位でフィニッシュ。
新城と宇賀隆貴にとってはKINAN Racing Teamのジャージで臨む最後の公式戦となり、チームは2026年シーズンを締めくくる。

国内外のチームが集うUCIアジアツアー1.2クラスの男子チャンピオンロードレースは、名護市を発着する200kmの長距離レース。海岸線から山間部へと変化する起伏に富んだ厳しいコースで争われる。

大会前日から沖縄本島北部では北東からの強い風が吹き、レース当日も風への対応が求められるコンディションとなった。
海沿いの区間では風向きによって集団の位置取りやペースが左右されることも予想され、風もレースの行方を左右する要素となった。

KINAN Racing Teamは山本元喜、草場啓吾、新城雄大、宇賀隆貴、新宮颯太の5選手で出場。
なかでも、2018年から9シーズンにわたってチームを支えてきた新城と、宇賀にとってはKINAN Racing Teamのジャージで臨む最後の公式戦。
両選手にとって節目となる一戦でもあり、チームはシーズン最後の好成績を目指してスタートラインに立った。

午前6時45分、名護市をスタートしたレースは、序盤に3選手が逃げを形成する展開となった。
メイン集団との差は最大2分ほどまで広がったものの、集団も大きくペースを緩めることなくレースは進行。
KINAN Racing Teamの5選手も集団内で走りを進め、勝負どころとなる後半に備えた。

コース中盤の難所となる普久川ダムへの登坂では、1回目、2回目ともにチームの全選手がメイン集団でクリア。
2回目の登坂ではペースも上がり、序盤から先行していた3選手もその後に吸収され、レースは再びひとつの集団にまとまった。

安波から高江へと続く登坂区間ではさらにレースは激しくなり、プロトンは徐々に人数を減らしていく。
100km以上を走ってきた選手たちにとっても厳しい展開となり、ここからフィニッシュへ向けた選手の絞り込みが進んだ。

山間部からの下りを終え、残り40km付近から続くアップダウン区間に入ると、レースはさらに活発な展開を見せる。
集団から抜け出しを図る動きが生まれ、それを追う選手たちによって走行ペースは一段と上昇。
高速での攻防が続くなかでプロトンは30人以下にまで絞られたが、KINAN Racing Teamでは新城がこの集団に踏みとどまり、勝負の行方をうかがった。

そして、レースが決定的に動いたのは残り10km付近から始まる最後の登坂だった。
ベンジャミ・プラデス選手(VC福岡)がアタックを仕掛けると、これに反応した選手たちが追走。
先頭には7選手のグループが形成され、勝利をかけた争いはこのメンバーに絞られた。

新城も先頭グループへの合流を目指して追走したものの、わずかに届かぬまま最後の登坂をクリア。
それでも前を追う姿勢を崩さず、第2グループでフィニッシュまで続く高速の展開に対応した。

先頭では7選手によるスプリント勝負となり、ジャコモ・ガラヴァリア選手(スワットクラブ)が優勝。
新城はトップから26秒差の第2グループでフィニッシュを迎え、その集団の2番手となる9位でレースを終えるとUCIポイント3点を獲得した。
草場も28位で完走し、宇賀、山本、新宮を含めたチームの全選手が200kmを走り切った。

この一戦をもって、KINAN Racing Teamは2026年シーズンのレース活動を終了。
国内外で数多くのレースを戦ってきたチームは、最終戦でも新城がトップ10入りを果たし、シーズンを締めくくった。

また、新城と宇賀にとってはKINAN Racing Teamの選手として走る最後の公式戦となった。
長年にわたってチームを支えてきた両選手とともに迎えたシーズン最終戦。これまでチームを支えてくださったスポンサー、関係者、そしてファンの皆さまへの感謝とともに、2026年の戦いを終えた。

●選手コメント
新城雄大
「KINAN Racing Teamの選手として走る最後のレースであり、地元で開催される国際レースでもあったので、非常に集中して臨んだ。

終盤の勝負どころでは、チームから自分ひとりしか残っておらず、厳しい状況になってしまった。他チームが複数名を残しているなかで、自分から動きすぎず、展開を見極めながら立ち回る必要があり、判断が難しかった。最後に少人数の選手が抜け出した場面では、自分もついていきたかったのですが、力が及ばず…。それでも気持ちを切り替えて9位でフィニッシュし、UCIポイントを獲得することができた。

表彰台には届かず悔しさもあるが、できることはやり切れたと思うしし、内容としては良く、良いレースができたと思う」

Photos, Text: Ryo KODAMA
Edit: Syunsuke FUKUMITSU

2026 個人総合時間

  1. 1 ジャコモ・ガラヴァリア(スワットクラブ) 4時間50分11秒
  2. 2 マッテオ・レニャンティ(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ) +0秒
  3. 3 ベンジャミ・プラデス(VC福岡)
  4. 4 留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)
  5. 5 ダニエル・ホワイトハウス(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム)
  6. 6 島崎将男(群馬マンモスレーシング)
  7. 9 新城雄大(KINAN Racing Team) +26秒
  1. 28 草場啓吾(KINAN Racing Team) +5分50秒
  2. 38 宇賀隆貴(KINAN Racing Team) +10分28秒
  3. 49 山本元喜(KINAN Racing Team) +20分19秒
  4. 53 新宮颯太(KINAN Racing Team) +23分4秒

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