KINAN Racing Team

English
Light
Mode
Dark
Mode

Race Report

レースリポート

ツール・ド・熊野 第2ステージ・古座川清流周回

ルーカスがツール・ド・熊野第2ステージ3位表彰台! KINAN勢は総合上位を維持

●ツール・ド・熊野2025(UCIアジアツアー2.2)
5月8日 第2ステージ・古座川清流周回コース
41.5km+42.6km×2Laps=126.7km

・出場選手
山本元喜
橋川丈
ルーカス・カーステンゼン
レイン・タラマエ
トマ・ルバ
小石祐馬

ウェット路面とテクニカルな周回コースが選手たちを苦しめたツール・ド・熊野第2ステージ。
KINAN Racing Teamは積極的にレースを動かし、各所でアタックとポイント争いに加わった。
終盤にはルーカス・カーステンゼンが集団スプリントで3位に入り表彰台を獲得。
個人総合でも橋川丈をはじめ各選手が上位を維持し、勝負の第3ステージへと駒を進めた。

5月8日に行われた第2ステージは、清流・古座川沿いを舞台とする41.5km+42.6km×2laps=126.7kmの「古座川清流周回コース」。

周回中、2回のスプリントポイントと3回の山岳ポイントが設定され、ボーナスタイムを懸けた争いに加え、3級山岳・平井峠へ向かう登坂区間では山岳賞争いもレース展開に大きな影響を与える構成。
コース内には、狭路やテクニカルな下り区間が点在し、集団内での位置取りが重要となる。

とくにこの日は、早朝に降った雨の影響で路面がウェットコンディションに。
スタート前には晴れ間も見え始めていたものの、下りやコーナーではスリップのリスクが残り、落車やアクシデントへの警戒が必要な状況となった。

登坂力に加え、状況判断やチームとしての集団コントロールが問われる山岳色の強いステージ。
KINAN Racing Teamはリスクを最小限に抑えるべく、集団前方で位置を確保しながらレースを進行。

道幅の狭い区間や、下りを経て集団が縦に伸びる場面では、山本元喜やトマ・ルバが率先して前方で牽引。
チーム全体の位置取りを安定させるとともに、無駄な消耗を避ける走りに努めた。

1周目の終盤には、初回のスプリントポイントを前に橋川がアタック。
ここに絡むと3位で通過し、個人総合時間に影響するボーナスタイムの獲得に成功した。

テクニカルなコースレイアウトに加え、濡れた路面の影響もあり、1周目コントロールライン通過時には集団の人数が大きく絞られた。
こうしたタフな状況の中、2周目に山本を含む4名が先行する展開となった。

さらにKOM区間では、山本が単独でピークへ到達すると山岳ポイントの獲得に成功。
その後、下り区間に入ると逃げは崩れるが、すかさず小石祐馬やレイン・タラマエが攻撃に転じる。

その流れからレインが一時、ベンジャミ・プラデス選手(VC FUKUOKA)とともに先行するが、後続の追走がかかり、ほどなく集団へ吸収された。

その後は、ヴィクトワール広島、VC FUKUOKA、宇都宮ブリッツェンらがメンバーを入れ替えながら逃げを試みる展開に。
そうした動きの中からルーク・バーンズ選手(ヴィクトワール広島)が単独で抜け出し、それをメイン集団が追う構図となった。

最終周回に入ってもこの状況は続いたが、メイン集団内では本格的に追走を担うチームが現れない。
大きなリードを許さないため、KINAN勢もペースアップを図りながらタイム差を詰めるが、集団全体の追走態勢は固まりきらないまま、レースは最終盤へと進んだ。

最後もそのままリードを守ったルーク・バーンズ選手が逃げ切り、ステージ優勝。
メイン集団もフィニッシュに向けてスピードを上げ、2位以下を争うスプリントへ突入する。

ここで集団内で構えていたルーカスが残り300mから腰を上げて加速。
一気に集団先頭へ出たが、やや埋もれる形で2番手でフィニッシュ。ステージ順位では3位となり、表彰台の一角を確保、UCIポイントを獲得した。

また、個人総合上位を狙うKINAN勢も同じメイン集団で完走。
個人総合では橋川の10位を最高位に、トマ、レイン、小石が順位を上げた。

9日に行われるツール・ド・熊野第3ステージは、熊野防災公園を発着点とし、紀和町方面へ進行。
その後、丸山千枚田への本格的な登坂を含む周回コースへと入る。赤木城周辺や田平子峠を含む起伏に富んだコースを4周回する構成で、上りと下りが断続的に繰り返される行程は、個人総合成績に大きな影響を及ぼす最重要ステージとなる。
個人総合優勝を狙うKINAN Racing Teamにとって、決して落とせない正念場を迎える。

●選手コメント
ルーカス・カーステンゼン
「残り300mからスプリントしたけど少し早かったように思う。もうひと伸びするイメージでしたが、かなりハードなレースだったので、最後まで足がもたなかった。スピード自体は負けていなかったように思いますが、競り合ったチーム右京の2人は強かったです。

今日は3位になったけど、やはりレースは勝たないといけないので悔しい…チームとの連携でも反省点がありました。明日はこのチームにとって大切なステージになるので、自分も貢献できるように走ります」

Photos, Text: Ryo KODAMA
Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU

ステージ成績

  1. 1 ルーク・バーンズ(ヴィクトワール広島) 2時間54分23秒
  2. 2 窪木一茂(チーム右京) +19秒
  3. 3 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)
  4. 4 アンドレア・ダマト(チーム右京)
  5. 5 キャメロン・スコット(リーニン・スター)
  6. 6 エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)
  1. 19 橋川丈(KINAN Racing Team)
  2. 32 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)
  3. 36 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
  4. 39 小石祐馬(KINAN Racing Team)
  5. 51 山本元喜(KINAN Racing Team) +2分6秒

2026 個人総合時間

  1. 1 ニルス・シンシェク(リーニン・スター) 5時間46分28秒
  2. 2 ルーク・バーンズ (ヴィクトワール広島) +5秒
  3. 3 キャメロン・スコット(リーニン・スター) +22秒
  4. 4 ルーク・マッジウェイ (リーニン・スター) +24秒
  5. 5 ニコロ・ガリッボ(チーム右京) +25秒
  6. 6 エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)
  7. 10 橋川丈(KINAN Racing Team) +27秒
  1. 22 トマ・ルバ(KINAN Racing Team) +28秒
  2. 28 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team) +34秒
  3. 35 小石祐馬(KINAN Racing Team)
  4. 44 ルーカス・カーステンゼン(キナンレーシングチーム) +1分51秒
  5. 46 山本元喜(KINAN Racing Team) +2分21秒

チーム総合時間

  1. 1 リーニン・スター 17時間20分30秒
  2. 5 KINAN Racing Team +24秒
  1. Home
  2. Races
  3. ツール・ド・熊野
  4. ルーカスがツール・ド・熊野第2ステージ3位表彰台! KINAN勢は総合上位を維持