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KINAN RACING

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ツール・ド・バニュワンギ・イジェン第4ステージ レポート

イジェン山最終決戦はトマの6位が最高
個人総合は7位として全4ステージを終える
●ツール・ド・バニュワンギ・イジェン(UCIアジアツアー2.2)
第4ステージ 7月25日(木)
パンタイ・ブーム~パルティング・イジェン 162.8km

・出場選手
ドリュー・モレ
山本元喜
ライアン・カバナ
トマ・ルバ
新城雄大(第3ステージOTL)
インドネシアで開催されたステージレース、ツール・ド・バニュワンギ・イジェンは全日程を終了。
現地7月25日に行われた第4ステージはイジェン山を上る最終決戦。
各チームのエースクラスによるぶつかり合いで、KINAN Racing Teamはトマ・ルバが6位。
最終的な個人総合成績は7位として、大会を終えた。
第1ステージでのライアン・カバナの勝利に始まった今大会。
2日間、ライアンのリーダージャージを守ったチームは、大会最終日のヒルクライムに総合での上位進出をかけた。
トマとドリュー・モレの登坂力に勝負を託すことになる。

大会のハイライトともなる最終・第4ステージは、バニュワンギの周辺をめぐる平坦区間を進んだのちに、標高2000m超のイジェン山へ。
フィニッシュまでの12kmに及ぶ本格登坂で、20%を超える急勾配が続くUCIアジアツアーでも屈指の山岳ルート。
この山での結果がそのまま総合成績に反映されることが予想された。
迎えたレースは、まず4人で形成された逃げに山本元喜がジョイン。
リードを得たことで、メイン集団のコントロールを他チームにゆだねる形に。
集団待機のトマ、ドリュー、ライアン・カバナは脚を残しながら残り距離を減らしていく。
途中、先頭は2人に減るが、山本は変わらず逃げ続け、集団とは最大で4分までタイム差を広げた。
しばし2人逃げのまま進んだ山本たちだったが、イジェン山に向けて上り基調となった残り25kmで山本が後退。
やがて追いついた集団を牽いたのち、残りメンバーに勝負をバトンタッチした。
イジェン山の上りが始まると、早い段階で集団は崩れて、各チームの総合エースクラスだけが前に残る。
3選手が抜け出してペースを上げるが、トマはみずからの登坂ペースをキープして頂上を目指す。
前方からこぼれてきた選手を拾いながら順位を上げて、6番目に山頂のフィニッシュに到達した。
チーム最上位のステージ6位としたトマは、4日間の所要タイムの合算による個人総合成績では7位。
最終日まで駒を進めていたドリュー、ライアン、山本もイジェン山を登り切って、4選手が今大会を完走。ライアンはポイント賞で2位となっている。
なお、全4ステージを通して獲得したUCIポイントは14点だった。
シーズン後半戦の皮切りとなった今大会。
前半戦ではライアンが主役級の走りを見せたほか、チームとしてレース統率を図るなど、多くの見せ場を作っている。
この勢いで、メインステージであるアジアでの戦いを一層加速させていく。
ツール・ド・バニュワンギ・イジェン 第4ステージ(162.8km)結果
1 KUDUS Merhawi(Terengganu Cycling Team)4時間34分56秒
2 EYOB Metkel(Terengganu Cycling Team)+1分13秒
3 ベンジャミ・プラデス(VC福岡)+2分13秒
4 NIJSSEN Kenny(Universe Cycling Team)+2分39秒
5 EVANS Alexander(St George Continental Cycling Team)+3分33秒
6 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+3分55秒
17 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+9分13秒
54 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+27分13秒
58 山本元喜(KINAN Racing Team)+30分21秒


・個人総合時間
1 KUDUS Merhawi(Terengganu Cycling Team)14時間31分06秒
2 EYOB Metkel(Terengganu Cycling Team)+9秒
3 ベンジャミ・プラデス(VC福岡)+2分19秒
4 NIJSSEN Kenny(Universe Cycling Team)+2分49秒
5 EVANS Alexander(St George Continental Cycling Team)+3分43秒
6 CLARK Boris(St George Continental Cycling Team)+4分3秒
7 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+4分5秒
15 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+9分23秒
49 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+30分38秒
62 山本元喜(KINAN Racing Team)+46分16秒


・ポイント賞
2 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)27pts
13 山本元喜(KINAN Racing Team)8pts


・山岳賞
8 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)8pts
11 山本元喜(KINAN Racing Team)6pts


・チーム総合
1 Terengganu Cycling Team 43時間47分15秒
7 KINAN Racing Team +30分26秒
Photos: TDBI2024 / Rendra Kurnia
Report, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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