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KINAN RACING

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Flashback to victory-マルコス・ガルシア個人総合優勝 ツアー・オブ・ジャパン2018第8ステージ

過去の名レースをプレイバックする企画「Flashback to victory」。
現所属メンバーの勝利レースをレビューしていきたいと思います。

ここ数回はツアー・オブ・ジャパンでの戦いを振り返ってきましたが、いよいよマルコス・ガルシア選手が頂点に立った2018年大会の最終ステージ(東京)をフラッシュバック。

最終目的地の東京へと到達し、リーダージャージをフィニッシュまで運び抜いたKINAN Cycling Teamの面々。
盤石の戦いぶりを改めてご覧いただきましょう。
■まえがき

富士山でマルコス選手の手に渡ったリーダージャージは、その翌日の伊豆でライバルチームの猛攻に遭いながらも何とか防衛することに成功。
山本大喜、中島康晴、新城雄大の3選手がレース前半を構築し、個人総合で上位につけていたサルバドール・グアルディオラ選手が自身の成績を犠牲にして、レース後半に相次いだライバルたちの攻撃を摘み取っていきました。

迎えた東京での大会最終日。
スタート直後からプロトンを統率することでジャージを守り切るための盤石の体制に持ち込んだあたりは、KINAN Cycling Teamが国内外で十二分に強豪相手に渡り合えることの証明でもありました。
そして、その強さは後にやってくる全日本ロードでの山本元喜選手の勝利に、さらにはこの年のアジアツアーNo.1獲得へとつながっていったのです。

ツアー・オブ・ジャパン制覇にあって、どうしても撮りたかった写真があります。
選手たちがポディウムから見た風景を、何とかして収めたいと考えていました。
それがこの記念写真。
勝者たちとスタッフ・関係者、そしてファンをも交えた勝利の1枚は、いまもなお「個人的ベストショット」のひとつであります。

-メディアオフィサー 福光俊介
マルコス・ガルシア ツアー・オブ・ジャパン総合初制覇
チーム総合でも1位となりKINAN Cycling Teamが主役の大会に
●ツアー・オブ・ジャパン(Tour of Japan、UCIアジアツアー2.1)
第8ステージ 東京 112.7km

●KINAN Cycling Team出場選手
マルコス・ガルシア
山本大喜
サルバドール・グアルディオラ
トマ・ルバ
中島康晴
新城雄大
2015年の初出場から4度目の挑戦で、初の個人総合優勝者を輩出。
KINAN Cycling Teamにとって、シーズン最大目標の1つであるツアー・オブ・ジャパン(UCIアジアツアー2.1)で、マルコス・ガルシアが初の個人総合優勝。
リーダージャージを守り抜き、最高の栄誉を勝ち取った。
さらに、チーム総合でも1位を堅守。
個人・チームともに頂点に立ち、力をもって今大会の主役であることを証明した。
この大会を通じ、KINAN Cycling Teamは各選手がそれぞれに役割をまっとうし、個人・チームともに存在感を発揮してきた。
大阪・堺で5月20日に開幕して以来、同日の堺国際クリテリウムで中島康晴が3位に入ったのを皮切りに、南信州での第5ステージでトマ・ルバが、富士山ヒルクライムの第6ステージでマルコスがステージ優勝。
トマの勝利以降、チームにグリーンのリーダージャージがもたらされ、翌日にはマルコスへと引き継がれた。
加えて、第5ステージ以降チーム総合でも首位に立ち、選手層の厚さも示してきた。

前日、26日に伊豆で行われた第7ステージは、獲得標高が約4000mと山岳ステージに匹敵する難コースで行われたが、アシスト陣の好走もあり終始レースをコントロール。
終盤はマルコスが自らライバルの攻撃を封じ、個人総合優勝に王手をかけた。
このステージを終えた時点での総合成績では、トップのマルコスに続き、トマが個人総合3位に続いている。
ファイナルを飾る第8ステージは、日比谷シティ前をスタートし1.2kmのニュートラル走行を含むワンウェイルートを経て、大井埠頭のサーキットコースへと入っていく。
1周7kmを14周回。レース全体では112.7kmで争われる。
コースはオールフラットで、スピード感あふれるダイナミックなレースが展開される。
勝負はスプリントに限らず、逃げ切りが決まるケースもあり、あらゆる展開を想定して臨むことが求められる。

KINAN Cycling Teamは、マルコスのリーダージャージをフィニッシュまで運ぶことが絶対的なミッション。
残りの5選手がライバルチームの動きを見ながら、マルコスの個人総合優勝、同時に首位に立つチーム総合での1位に向かって進んでいくことになる。
しばし淡々と進行していくが、レース中盤を前にスプリントフィニッシュを狙う数チームがアシストを出し合い、逃げグループとのタイム差を少しずつ埋めてゆく。
KINAN勢としては、他チームにコントロールを任せられる好状況へと変化。
集団前方で隊列を組みながら、ライバルチームの動きのチェックに終始する。

この状況は後半に入っても続いた。
約1分30秒差と逃げを射程圏内にとらえつつも、一気にペースアップする流れではなかったこともKINAN勢にとっては幸い。
総合成績にかかわるような動きは見られず、マルコスを安全に走らせることに集中しながら、フィニッシュまでの残り距離を減らしていった。
結局、逃げは最終周回に入る直前で吸収。
代わってカウンターアタックを仕掛ける選手が出たものの、これも労せず捕まえ、レースは定石通りスプリントにゆだねられることに。
KINAN勢はマルコスの危険回避を図りながら、メンバーが近くに固まってフィニッシュを目指した。
そして、ついに歓喜のときがやってきた。
スプリント勝負が繰り広げられた後方で、KINANメンバーがマルコスの個人総合優勝を喜び合いながらフィニッシュラインを通過。
マルコスも近くにいたメンバーと手を取りながら、王座確定の瞬間を迎えた。
チーム創設4年目、これまで手が届きそうで届かなかった国内最大級のツアータイトルをようやく獲得。
終わってみれば、ステージ2勝に、個人・チームともに1位を獲得。
個人総合においては、マルコスの優勝に続き、トマも3位の座を守った。
マルコスにとってステージレースの個人総合優勝は、昨年9月のツール・ド・北海道(UCIアジアツアー2.2)以来2回目となる。
また、チーム総合の表彰ではメインスポンサー「株式会社キナン」角口賀敏会長もゲスト登壇。
活躍した選手たちとともに、会場に集まったファンから大きな祝福を受けた。
今大会のKINAN Cycling Teamは、順位的には目立たなかったステージも含め、予定していた通りにレースが運び、狙っていたステージできっちりと結果を残したことが、最高の成果につながったといえる。
また、難コースに多くの選手が苦しめられた中、KINAN Cycling Teamは6人全員が完走。

チーム登録における上位カテゴリーの、UCIワールドチーム、同プロコンチネンタルチームから強豪も参戦し、いつになくハイレベルな戦いだった今年のツアー・オブ・ジャパン。
KINAN Cycling Teamにとっては目標達成にとどまらず、今後のビッグレースでの戦い方や、チーム力の指標となる価値あるシリーズとなった。
ツアー・オブ・ジャパン2018 個人総合時間賞 最終成績
1 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 19時間57分25秒
2 ヘルマン・ペルシュタイナー(オーストリア、バーレーン・メリダ) +35秒
3 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +53秒
4 クリス・ハーパー(オーストラリア、ベネロング・スイスウェルネスサイクリングチーム) +1分27秒
5 グレガ・ボーレ(スロベニア、バーレーン・メリダ) +1分40秒
6 サム・クローム(オーストラリア、ベネロング・スイスウェルネスサイクリングチーム) +1分55秒
17 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +5分0秒
54 山本大喜(KINAN Cycling Team) +48分11秒
57 中島康晴(KINAN Cycling Team) +52分21秒
65 新城雄大(KINAN Cycling Team) +1時間5分28秒


チーム総合
1 KINAN Cycling Team 59時間58分13秒
※レースレポートは2018年5月27日付メディアリリースから
※レースレポートの一部に加筆・修正・削除を施しています
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