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全日本選手権ロードレース レポート
全日本選手権ロードレースは山本大喜4位
レース後半に活性化図るも日本タイトルに一歩届かず
レース後半に活性化図るも日本タイトルに一歩届かず
●全日本選手権ロードレース
10月24日 広島県中央森林公園サイクリングロード(12.3km /1 周)
12.3km×15周回=184.5km
●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
花田聖誠
山本大喜
中島康晴
新城雄大
畑中勇介
10月24日 広島県中央森林公園サイクリングロード(12.3km /1 周)
12.3km×15周回=184.5km
●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
花田聖誠
山本大喜
中島康晴
新城雄大
畑中勇介
ロードレースの日本タイトルをかけた全日本選手権ロードレースは大会最終日の10月24日、男子エリートが行われた。
6選手で挑んだKINAN Cycling Teamは、レース後半にかけて優勝争いを活性化させたが、山本大喜の4位がチーム最高位。
最後は9人によるスプリント勝負になり、あと一歩優勝までは届かず。
次回開催の来年へリベンジを誓って大会を終えた。
6選手で挑んだKINAN Cycling Teamは、レース後半にかけて優勝争いを活性化させたが、山本大喜の4位がチーム最高位。
最後は9人によるスプリント勝負になり、あと一歩優勝までは届かず。
次回開催の来年へリベンジを誓って大会を終えた。
22日の個人タイムトライアルから始まった大会は、3日間の会期で行われ、この日が最終日。
チームは個人タイムトライアルで山本大を2位に送り込み、上々の滑り出しで本番ともいえるロードレースへと臨むこととなった。
このレースへは、山本大に加えて山本元喜、花田聖誠、中島康晴、新城雄大、畑中勇介が出走。
ここまでの国内レースで結果を残してきたメンバーがそろい、戦前から注目を集める中でスタートを迎えた。
チームは個人タイムトライアルで山本大を2位に送り込み、上々の滑り出しで本番ともいえるロードレースへと臨むこととなった。
このレースへは、山本大に加えて山本元喜、花田聖誠、中島康晴、新城雄大、畑中勇介が出走。
ここまでの国内レースで結果を残してきたメンバーがそろい、戦前から注目を集める中でスタートを迎えた。
張り詰めた空気の中をスタートした選手たち。
まずは散発的なアタックから1人が集団から抜け出して、この動きを容認。
KINAN勢は人数をそろえるチームに集団コントロールをゆだねて淡々と周回数を減らしていく。
大きなトラブルもなく、レースは後半へと進んでいった。
まずは散発的なアタックから1人が集団から抜け出して、この動きを容認。
KINAN勢は人数をそろえるチームに集団コントロールをゆだねて淡々と周回数を減らしていく。
大きなトラブルもなく、レースは後半へと進んでいった。
10周目に入って逃げていた選手をキャッチすると、状勢は一変。
レースを活性化させるべく、急坂が続く「三段坂」で山本元がペースアップ。
本格的な勝負に向けて流れを変えると、新たに逃げを試みる選手や集団の絞り込みを狙った動きが次々と発生。
残り2周を前に前回覇者の入部正太朗選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)が飛び出し、約20秒差で続くメイン集団にKINANメンバーから山本元、山本大、畑中が入った。
レースを活性化させるべく、急坂が続く「三段坂」で山本元がペースアップ。
本格的な勝負に向けて流れを変えると、新たに逃げを試みる選手や集団の絞り込みを狙った動きが次々と発生。
残り2周を前に前回覇者の入部正太朗選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)が飛び出し、約20秒差で続くメイン集団にKINANメンバーから山本元、山本大、畑中が入った。
入部選手とのタイム差は一定のまま14周目を終えて、いよいよ残りは1周。
最終周回の鐘を聞く直前には山本元が集団から抜け出しを図って追走を開始。
さらに山本大らも続き、入部選手をキャッチすると前線に残ったのは10人。
精鋭ぞろいのグループがそのまま優勝争いへと移ると、山本大が上りを利用してアタック。
狙った動きだったが、他選手との差を広げることはできず。
山本元がこのグループから遅れたことで、チームは山本大に上位進出を託した。
最終周回の鐘を聞く直前には山本元が集団から抜け出しを図って追走を開始。
さらに山本大らも続き、入部選手をキャッチすると前線に残ったのは10人。
精鋭ぞろいのグループがそのまま優勝争いへと移ると、山本大が上りを利用してアタック。
狙った動きだったが、他選手との差を広げることはできず。
山本元がこのグループから遅れたことで、チームは山本大に上位進出を託した。
先頭グループは9人で変わらず、残り1kmからの上りを経てスプリント勝負に。
前方からの加速を試みた山本大だったが、スピードを誇る選手との勝負を強いられ苦杯。
4位でのフィニッシュとなり、タイトル獲得は次回へ賭けることとなった。
なお、優勝は草場啓吾選手(愛三工業レーシングチーム)だった。
前方からの加速を試みた山本大だったが、スピードを誇る選手との勝負を強いられ苦杯。
4位でのフィニッシュとなり、タイトル獲得は次回へ賭けることとなった。
なお、優勝は草場啓吾選手(愛三工業レーシングチーム)だった。
ここまでのレース結果もあり、チームのみならず選手個々へのチェックも厳しくなる中で大一番を迎えていた選手たち。
狙い通りの結果とならず一様に悔しさをあらわにしたが、同時に勝負の難しさを改めて実感する格好に。
涙ながらに来年へのリベンジを誓うとともに、今シーズン残る3レースで力を誇示する意志を固めた。
チームの次戦は10月31日の三菱地所JCLロードレースツアー・湧水の郷しおやクリテリウム。
平坦ロードでのハイスピードバトルに選手たちが挑む。
狙い通りの結果とならず一様に悔しさをあらわにしたが、同時に勝負の難しさを改めて実感する格好に。
涙ながらに来年へのリベンジを誓うとともに、今シーズン残る3レースで力を誇示する意志を固めた。
チームの次戦は10月31日の三菱地所JCLロードレースツアー・湧水の郷しおやクリテリウム。
平坦ロードでのハイスピードバトルに選手たちが挑む。
全日本選手権ロードレース(184.5km)結果
1 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) 4時間47分16秒
2 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +0秒
3 中根英登(EFエデュケーション・NIPPO) +2秒
4 山本大喜(KINAN Cycling Team) +3秒
5 岡篤志(NIPPOプロヴァンスPTSコンチ)
6 小石祐馬(チーム右京相模原) +4秒
12 畑中勇介(KINAN Cycling Team) +1分16秒
18 山本元喜(KINAN Cycling Team) +1分58秒
33 花田聖誠(KINAN Cycling Team) +6分0秒
36 新城雄大(KINAN Cycling Team) +6分6秒
57 中島康晴(KINAN Cycling Team) +8分43秒
1 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) 4時間47分16秒
2 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +0秒
3 中根英登(EFエデュケーション・NIPPO) +2秒
4 山本大喜(KINAN Cycling Team) +3秒
5 岡篤志(NIPPOプロヴァンスPTSコンチ)
6 小石祐馬(チーム右京相模原) +4秒
12 畑中勇介(KINAN Cycling Team) +1分16秒
18 山本元喜(KINAN Cycling Team) +1分58秒
33 花田聖誠(KINAN Cycling Team) +6分0秒
36 新城雄大(KINAN Cycling Team) +6分6秒
57 中島康晴(KINAN Cycling Team) +8分43秒
●選手コメント
・山本大喜
「最終局面までみんなに良い展開を作ってもらって、あとは自分が力を見せるだけだったが、それができずスプリント勝負にしてしまったのが敗因。
理想としては人数が絞られた中で前方に位置することだったが、アタックと吸収の繰り返しの展開だったので、自分は最終周回の上りに賭けようと決めて脚を溜めつつ、兄(元喜)や畑中さんに動いてもらった。最後まで残った9人はみんな強い選手。その中でも草場選手のスプリント力が一枚上であることは分かっていたが、振り切ることができなかった。
チームワークもよく、良いレースができたとは思う。個人的にはタイムトライアルも含めて、もっと強くならないといけない。そう思わされる全日本選手権だった。今年はあと3レースあるが、今回の敗戦を乗り越えて“やっぱりKINANは強い”と言ってもらえるような走りを絶対にしたい」
・山本大喜
「最終局面までみんなに良い展開を作ってもらって、あとは自分が力を見せるだけだったが、それができずスプリント勝負にしてしまったのが敗因。
理想としては人数が絞られた中で前方に位置することだったが、アタックと吸収の繰り返しの展開だったので、自分は最終周回の上りに賭けようと決めて脚を溜めつつ、兄(元喜)や畑中さんに動いてもらった。最後まで残った9人はみんな強い選手。その中でも草場選手のスプリント力が一枚上であることは分かっていたが、振り切ることができなかった。
チームワークもよく、良いレースができたとは思う。個人的にはタイムトライアルも含めて、もっと強くならないといけない。そう思わされる全日本選手権だった。今年はあと3レースあるが、今回の敗戦を乗り越えて“やっぱりKINANは強い”と言ってもらえるような走りを絶対にしたい」