Loading...

KINAN RACING

NEWSNEWS

トマ・ルバ優勝! 広島トヨタ広島クリテリウム レポート

トマ・ルバが最後の5周回を独走
広島トヨタ広島クリテリウム優勝でシリーズ2連勝
●広島トヨタ広島クリテリウム(三菱地所JCLプロロードレースツアー)
7月10日(日)
西区商工センター(広島県広島市)特設コース
1.7km×30周=51km

・出場選手
山本元喜
仮屋和駿
山本大喜
トマ・ルバ
中島康晴
新城雄大
国内プロロードレースシリーズ「三菱地所JCLプロロードレースツアー」は7月10日、シーズン第4戦である広島トヨタ広島クリテリウムが行われ、トマ・ルバが積極的な走りで独走勝利。
前日に行われた広島トヨタ広島ロードレースでの山本元喜の優勝に続き、KINAN Racing Teamの2連勝とした。
前日の自然豊かな森林公園から舞台を移し、主要道路や鉄道駅からほど近い広島市内での開催となった広島トヨタ広島クリテリウム。
地元チームであるヴィクトワール広島応援はもちろんのこと、KINAN選手のサポーターも多く来場、華やかな会場は大いに盛り上がりを見せた。
西区商工センター周辺に設けられた特設コースは、1周1.7kmに3回の180度ターンが設定された、直線的なレイアウト。
ここを30周する全長51kmで争われた。
KINAN Racing Teamからはスプリント勝負に強みを持つ中島康晴がエントリー。
また前日から引き続き山本元喜、山本大喜、新城雄大、仮屋和駿、そして前日に落車した畑中勇介の代役としてトマが急遽の出場。
6名でスタートラインに立った。
スタート後、前方ではアタックがかかっては吸収を繰り返す。
その後、活発に動いていた選手の多くが乗る形で8名の逃げが生まれ、KINAN Racing Teamからはトマと山本大がここに乗る。
この逃げをメイン集団は容認し、タイムギャップ30秒前後で推移。
さらに後続を引き離すべくKINAN両名も牽引に加わり、1分ほどまで開いた差により前方集団の勝ち逃げが濃厚となる。
この時点での前方集団は7名。
勝利の可能性を高めるため、ラスト5周のタイミングでトマが抜け出しに成功、独走に持ち込む。
その動きに対応して山本大は集団後方で脚を温存し、チームとしてどのような展開にも対応できる体制を整えた。
一時はトマに追いつく勢いを見せた集団だが、トマの粘りの走りがそれを許さない。
勝利を確信したトマは大きく両手を広げ、ゴールラインを通過した。
ロードレース・クリテリウム2連勝の結果をもって、KINAN Racing TeamはJCLチームランキングトップに躍り出ている。
また、山本元は山岳リーダージャージを着用中。
2戦2勝という、これ以上ない形で広島シリーズを締めくくった。
広島トヨタ広島クリテリウム(51km)結果
1 トマ・ルバ(KINAN Racing Team) 1時間22分42秒
2 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)+19秒
3 孫崎大樹(SparkleOitaRacingTeam)
4 武山晃輔(Team UKYO SAGAMIHARA)
5 山本大喜(KINAN Racing Team)
6 小森亮平(マトリックスパワータグ)+20秒
10 中島康晴(KINAN Racing Team)+1分15秒
20 山本元喜(KINAN Racing Team)+1分18秒
23 新城雄大(KINAN Racing Team)+1分58秒
DNF 仮屋和駿(KINAN Racing Team)
・選手コメント
トマ・ルバ
「とても暑く、それがレースをより厳しくさせた。ただそれは自分には大きな問題ではなかった。いつ仕掛けるかと考えた中で、自分が1周でも飛び出せば(同じ逃げ集団内の)マサキがその間は温存できると考えた。もともとはゴールまで行くというプランではなかった。
当初は中島選手でスプリントを狙う予定だったが、厳しいレースで勝利を呼びこめて嬉しい。昨日クラッシュしてしまった畑中選手の代わりで出場したが、代役の役目は十分果たせたと思う。

広島は何度もレースで訪れているが、とても良いところ。レース前に滞在する際にも、トレーニングに適しているコースがたくさんあり、ファンの方も暖かい。」
Photo, Text: Midori SHIMIZU
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
SHARE THIS:
  • FaceBook
  • Twitter
  • LINE