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KINAN RACING

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コーユーレンティアオートポリスロードレース初日 レポート

コーユーレンティアオートポリスロードレース初日
序盤から奮闘した山本大喜の5位がチーム最上位
●コーユーレンティアオートポリスロードレース(三菱地所JCLプロロードレースツアー)
8月6日(土)
オートポリス(大分県日田市)
4.674km×26周=121.5km

・出場選手
小出樹
花田聖誠
山本大喜
トマ・ルバ
中島康晴
国内プロロードレースシリーズ「三菱地所JCLプロロードレースツアー」は8月6日にシーズン第5戦「コーユーレンティアオートポリスロードレース」を実施。
KINAN Racing Teamは序盤に形成された先頭グループに山本大喜が加わり、終盤まで優勝争いを展開。
結果的に5位でレースを終えたが、数的不利な状況を跳ね返すべく奮闘した。
7月は公式戦5戦中4勝、絶好調のまま8月のレースに移ったチームは、3日にバンクリーグ西予選を勝ち上がり、心身ともに充実した状態で主戦場であるJCL大分2連戦を迎えた。
今節は大分県日田市のサーキット「オートポリス」が舞台で、これまでに国内ロードレースシーンで幾多の名勝負が生まれた地でもある。
KINAN Racing Teamにとっても、昨年のこの大会で畑中勇介(今節欠場)が勝利を挙げており、相性の良いコースでもある。
初日はオートポリスのロングコース4.674km周回を使用し、26周・121.5kmで争われた。
モータースポーツのサーキット特有のアップダウンはもとより、炎天下でサバイバル化する中でいかに勝負どころに備えるかがポイントに。
夏ならではのハードなレースには、チームから山本大のほか、小出樹、花田聖誠、トマ・ルバ、中島康晴の5人が挑んだ。
スタートからの数周回はアタックと吸収が繰り返されたが、5周目から6周目にかけて発生した逃げ狙いの動きで各チームのエースクラスが最前線へ。
一時は追いかける展開になったKINAN勢だったが、小出の牽引から山本大が先頭へジョイン。
最大で10人程度の先頭グループが形成される。
その後2選手が脱落して8人になったところでさらに勢いを増し、メイン集団との差を周回を追うごとに拡大。
タイムギャップは2分台まで広がった。
先頭グループのうち、数チームが複数の選手を送り込み、とりわけ宇都宮ブリッツェンが3選手と数的優位な状況を作り出す。
一方で、KINAN勢は山本大のみで、レース後半へ向けてどのように展開していくかがポイントに。
後方には花田と中島が待機し、追撃態勢を整えていく。
中盤にかけて雨脚が強まるも、先頭8人とメイン集団との状勢に大きな変化はないままレースは進行。着実に周回数を減らしていく。
その流れを先に変えたのはメイン集団。
残り5周を切ったところで数人が飛び出して追走を始めると、先頭グループとの差を一気に縮めて、この周回の後半に合流。これで先頭は11人となる。
残り4周となって、いよいよ山本大が動きを起こす。
上り区間を使って仕掛けると、これに数人が追随。
そのまま抜け出しを図ったものの、人数を完全に絞り込むまでには至らない。
逆に、次の周回でシリーズリーダージャージを着る増田成幸選手(宇都宮ブリッツェン)のアタックを許すと、追う展開を強いられる。
再三再四、追走グループの先頭に立った山本大だったが、増田選手とのタイム差を縮めることはできず、最後は2位争いのスプリントへ。
表彰台の残り2枠をかけて5人で争うも、他の選手に先着を許して5位でのフィニッシュだった。
KINAN勢は、終始メイン集団でレースを進めた中島が14位、花田が18位。
序盤のレース構築を担った小出とトマは途中でバイクを降りている。

コーユーレンティアオートポリスロードレースは翌7日にも開催され、今度はオートポリスのショートコース3.022km周回を30周する90.6kmで行われる。
KINAN Racing Teamオーダーはこの日と同じ5人を予定。
初日こそ早い段階からタフな状況を強いられたが、その中でも好調をアピールした山本大を中心としながら、リベンジをかけて挑むことになる。
コーユーレンティアオートポリスロードレース(121.5km)結果
1 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)2時間56分32秒
2 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)+40秒
3 阿曽圭佑(ヴィクトワール広島)
4 吉岡直哉(Team UKYO SAGAMIHARA)
5 山本大喜(KINAN Racing Team)+42秒
6 エンクタイヴァン ボローエルデン(レバンテフジ静岡)
14 中島康晴(KINAN Racing Team)+3分37秒
18 花田聖誠(KINAN Racing Team)+4分14秒
DNF 小出樹(KINAN Racing Team)
DNF トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
・選手コメント
山本大喜
「先頭グループに宇都宮ブリッツェンから3人送り込まれていて、対して自分1人という状況は正直厳しいとは思っていたが、相手に逃げる意思があったので彼らの動きに合わせながら、自分にとって良い仕掛けどころを探ることにした。理想としては上りでアタックして人数を絞り込むことだったが、残り4周でトライしたときにうまくいかなかった。どうにか押し切りたかったけど、直前で追走メンバーが追いついてきて、各チームの思惑が変わっていたことと、純粋に今日は自分の力が足りなかったところが結果につながってしまった。

増田さんが独走してからも、自分は1位だけを狙って追い続けた。小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)がグループに残っていたので不利であることには変わりなかったが、何とか追いつけると信じて最後まで走った。

今日の借りは明日返すつもり。レース距離が短くなり、チームとしては決して得意とは言えないシチュエーションだが、チャンスはあると思うし、いつもと違った形で勝てば自分たちの経験にもつながる。ハードなレースにして勝ちにいきたい。」
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