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KINAN RACING

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三菱地所おおいた いこいの道クリテリウム レポート

山本大喜が最終周回まで独走
落車により逃げ切りは逃すもスプリント賞で面目保つ
●三菱地所おおいた いこいの道クリテリウム
10月1日(土)
大分いこいの道周辺特設コース
1km×40周回=40km

・出場選手
山本元喜
小出樹
仮屋和駿
花田聖誠
山本大喜
大分市で秋恒例のサイクルイベント「OITAサイクルフェス!!! 2022」が幕開け。
イベントの目玉であるレースイベントでは、10月1日に「三菱地所おおいた いこいの道クリテリウム」が大分市内中心部で行われた。
全長40kmで競われたスピードレースには、KINAN Racing Teamからは5名が出場。
終盤の10周ほどを一人で逃げた山本大喜が30周回目のスプリント賞を獲得。
最終周回までトップを走り、強さを示した。
秋晴れの中で始まったOITAサイクルフェス!!! 2022。
初日の10月1日は大分駅前の市街地を舞台とするクリテリウム。
KINAN Racing Teamからは山本元喜・小出樹・仮屋和駿・花田聖誠・山本大喜の5名が出走した。
1周1キロのショートコースを40周するコースは、完全な平坦基調の中にS字カーブや180度ターンが含まれるテクニカルなレイアウト。
いかに前方でレースを進めるかが勝利への鍵となった。
KINANメンバーはレーススタート直後から集団前方で展開。
強力な選手の動きをチェックしつつも、仮屋が抜け出しを図るなど積極性も見せる。
いくつかのチームによる逃げの動きが生まれたものの、レースの半分を過ぎた頃には全て吸収。プロトンはいったん落ち着く。
山本元がライアン・カバナ選手(ヴィクトワール広島)と先行を試みる場面もあったが、メイン集団も周回を経るごとにスピードが上がっており、リードを奪うまでには至らない。
そんな状況を打ち破ったのが、残り12周での山本大のアタック。
タイミングを見計らっての仕掛けによって、単独で抜け出すことに成功。
集団との距離を徐々に拡げていく。30周回目のポイント賞を単独で先頭通過し、重心の低い力強い走りで一時は集団と20秒ほどの差をつける。
ただ、最終盤にかけてはスプリントを狙うチームがメイン集団の主導権争いを本格化させたことにより、徐々に山本大との差は縮まり、最終周に入る頃には差は8秒に。

それでもなお勝利可能かと思われた山本大だったが、最後の1回となったS字コーナーで落車。
逃げ切りのチャンスを逃すことに。
レースは地元チーム・スパークルおおいたレーシングチームの沢田桂太郎選手が優勝。
KINAN Racing Teamの最上位は花田の24位だった。

翌2日はUCI公認のワンデーレース、「三菱地所おおいたアーバンクラシック」に臨む。
起伏のあるコースに舞台を移し、アップダウンのある150.8kmで競われる。
三菱地所おおいたいこいの道クリテリウム(40km)結果
1 沢田桂太郎(スパークルおおいたレーシングチーム) 54分26秒
2 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)+0秒
3 山本哲央(チームブリヂストンサイクリング)+1秒
24 花田聖誠(KINAN Racing Team)+14秒
37 小出樹(KINAN Racing Team)+40秒
44 山本元喜(KINAN Racing Team)+1分23秒
DNF 山本大喜(KINAN Racing Team)
DNF 仮屋和駿(KINAN Racing Team)


スプリント賞(KINAN Racing Team分)
30周 山本大喜
●選手コメント
山本大喜
「強い逃げに乗れるようにと位置取りしていた。前半にそのタイミングはなかったが、(フランシスコ)マンセボさん(マトリックスパワータグ)や増田(成幸、宇都宮ブリッツェン)さんが動いたタイミングで集団が疲労したので、アタックするならここしかないと、ラスト10周ほどで抜け出した。

そこからは淡々と踏み続けたが最後でやらかして(落車)しまった。フィニッシュまでもつか持たないかのギリギリの心拍数で踏んでいた中で、増田さんが集団の先頭で引いているのが見え、焦りが生まれてしまったかもしれない。

明日の方が自分が得意とするコース。やるしかない!という思いです。」
Photo, Text: Midori SHIMIZU
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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