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KINAN RACING

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シャールジャ・ツアー第2ステージ レポート

シャールジャ・ツアー第2ステージは孫崎大樹が6位
強風や多発する落車をかわして最重要な大会中盤戦へつなぐ
●シャールジャ・ツアー(UCIアジアツアー2.2)
第2ステージ 1月28日(土)
ユニバーシティ・シティ〜シャールジャ 130.7km

・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
山本元喜
ライアン・カバナ
トマ・ルバ
新城雄大
KINAN Racing Teamが参戦中のシャールジャ・ツアー(UAE)は、第2ステージからロードレースを開始。
平坦区間で争われたレースは、戦前の予想通りスプリントで決着。
KINAN勢は孫崎大樹が勝負に絡んで、6位でのフィニッシュ。レース中は強風やアタックの多発、終盤でのクラッシュが相次いだが、各選手大きなダメージなく次のステージへと向かう。

引用:https://maraya.sba.net.ae/ar/live/2

27日に幕を開けた大会は、8.9kmの個人タイムトライアルで各選手が脚試し。
早くも選手間のタイム差が明確になり、第2ステージ以降の戦術にも影響するものと考えられる。
KINAN Racing Teamの最上位はドリュー・モレの4位。
個人総合トップとは8秒差の好位置につける。
また、ライアン・カバナも12秒差の8位とし、チーム力の充実が早速見られている。

130.7kmに設定された第2ステージは、全体的に平坦。
砂漠地帯特有の風がプロトンにどう作用するかがポイントになる1日。
進行方向によっては風を利用したスピードアップなども考えられ、確実にメイン集団にとどまって走り続けることが絶対条件になる。

しばしのニュートラル走行を経てリアルスタートが切られると、地元UAE勢を中心にアタックが頻発。
KINANメンバーも確実に前方でレースを進められるよう、ポジショニングに集中する。
ときおり山本元喜や新城雄大が前をうかがう場面も見られる。

引用:https://maraya.sba.net.ae/ar/live/2

幾度かのアタックと吸収の繰り返しから、単独の逃げが決まる。
そこからはメイン集団が射程圏にとどめながら着々と残り距離を減らしていく。
KINANメンバーは集団に待機し、危険を回避しながら進んでいった。

中間地点を過ぎた頃にこの逃げを捕まえると、集団ではアタックが散発。
全体のペースが上がったことで、後方に取り残される選手の姿も。
この状況をKINAN勢はきっちりとしのいで、レース終盤を迎えた。

引用:https://maraya.sba.net.ae/ar/live/2

どのアタックも決定打とはならず、ステージ優勝争いはスプリントにゆだねられる。
KINANメンバーは孫崎での勝負を見据えて前線をキープ。
フィニッシュまで3kmを切って集団内の数カ所で落車が多発するが、これをかわして最終局面へ。

好ポジションをキープしてスプリントを迎えた孫崎。
各チームのスプリンター陣との力勝負はトップまで一歩届かずも、6位とまとめてのフィニッシュ。
ステージ優勝は逃したものの、位置取りやチーム内の連携は上々で、勝てるイメージを改めて強める収穫十分のレースになった。

最初から最後まで慌ただしく流れたレースだったが、KINAN勢はいずれも集団内で堅実にステージを完了。
最終盤のクラッシュで足止めとなったライアンも問題なく走り終え、フィニッシュ前3km以内でのトラブルによる救済措置でメイン集団と同タイム扱いになっている。

翌29日に行われる第3ステージから、総合争いが本格化。
東海岸のオマーン湾沿いを走る117.8kmは、最後の約20kmで山岳ポイントが連続。
10%超えの急坂区間も複数待ち受け、集団の人数が絞り込まれたうえでの勝負となりそう。
フィニッシュ前も上り基調で、登坂力がものをいうコース。
個人総合で上位を行くドリューやライアンでのジャンプアップを狙う最初の関門となる。
シャールジャ・ツアー 第2ステージ(130.7km)結果
1 ヤシーヌ・ハムザ(アルジェリア、ドバイポリスサイクリングチーム)2時間49分55秒
2 ナッシム・サイディ(アルジェリア、ドバイポリスサイクリングチーム)+0秒
3 グレガ・ボーレ(スロベニア、Shabab Al Ahli Cycling Team)
4 ルーカス・カールステンセン(ドイツ、ロージャイオンラインインシュランス)
5 Wan Abdul Rahman HAMDAN(マレーシア、トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム)
6 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
26 新城雄大(KINAN Racing Team)
75 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
83 山本元喜(KINAN Racing Team)
93 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
115 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)


・個人総合時間
1 ナッシム・サイディ(アルジェリア、ドバイポリスサイクリングチーム)3時間1分14秒
2 キール・ゴードン(イギリス、Torq Cycling Team)+2秒
3 Polychronis TZORTZAKIS(ギリシャナショナルチーム)+3秒
4 Mohcine EL KOURAJI(モロッコ、Al Shafar Jumeirah Cycling Team)+7秒
5 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+10秒
6 ゲオルギオス・バグラス(ギリシャナショナルチーム)+11秒
8 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+14秒
42 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+45秒
50 新城雄大(KINAN Racing Team)+52秒
51 山本元喜(KINAN Racing Team)
55 孫崎大樹(KINAN Racing Team)+56秒


・ポイント賞
9 孫崎大樹(KINAN Racing Team)12pts
11 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)8pts
17 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)3pts


・チーム総合
1 ギリシャナショナルチーム 9時間4分39秒
3 KINAN Racing Team +12秒
●選手コメント
孫崎大樹
「今日の上位3人とニュージーランドで対戦した選手たちのスプリント力が高かった。KINANとしては彼らに対してあと一枚リードアウトが足りず、最後は自ら風上でポジショニングを強いられてしまった。ただ、今日の感触ならこの先はポディウム(表彰台)を狙えると思う。それくらい流れは良かった。

初日の個人タイムトライアルでドリューとライアンが良い走りをしてくれて、チームの士気は高まっている。個人的にもスプリントを任せてもらっているあたりはモチベーションになっている。あとは連携だけ。そこがうまくいけば勝利は近いと感じている」
Report, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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