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KINAN RACING

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シャールジャ・ツアー第5ステージ レポート

シャールジャ・ツアーはドリュー・モレの個人総合4位で閉幕
最終のスプリントは孫崎大樹が6位
●シャールジャ・ツアー(UCIアジアツアー2.2)
第5ステージ 1月31日(火)
シャールジャ・サファリ〜アル・ノール・モスク 72.3km

・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
山本元喜
ライアン・カバナ
トマ・ルバ
新城雄大
全5ステージで争われたシャールジャ・ツアーが1月31日に閉幕。
最終・第5ステージは72.3kmの短距離レースに設定され、スプリントに挑んだ孫崎大樹が6位。
個人総合成績は前日までの山岳で発生した順位・タイム差がおおよそ反映される格好となり、ドリュー・モレが4位をキープして今大会を終えている。
大会初日の個人タイムトライアルに始まり、平坦、山岳とめぐってきたレースは、平坦区間を行く第5ステージでフィナーレ。
ロードレースステージでは今大会最短距離の72.3kmで、ハイスピードで進行するものと予想された。

ここまでKINAN Racing Teamは、山頂フィニッシュだった第4ステージでドリューが4位とし、個人総合でも同順位。
また、ライアン・カバナがトップ10圏内まで僅差の個人総合11位につけており、展開次第では両選手のランクアップも狙える状況にある。
チャンスは、コース内2カ所に置かれる中間スプリントポイントとフィニッシュで、それぞれ上位3番までに入ればボーナスタイムを得ることができる。
ボーナスタイムの獲得とスプリント勝負とを意識して挑んだ最終日。
この日も各チームの思惑が交錯しながらのアタックの応酬。
地元UAE選手を中心とした6人が先行を始めると、リーダーチームのロージャイサイクリングがメイン集団の統率を開始し、1分前後のタイム差で進んでいく。
KINAN勢は6選手とも集団待機で次の展開を待つ。

レース展開が変化したは、スタートから50kmでやってきたこの日2つ目の中間スプリントポイント。
メイン集団がペースを上げて先行していた選手たちを捕まえると、上位通過をかけた主導権争い。
KINANからも山本らが前線を確保しボーナスタイム獲得に挑む。
ただ、ここは各チームのスプリンター陣が動き、総合勢はいずれも上位通過を断念。

そのままプロトンはフィニッシュへ向けて一団のまま進行。
ステージ優勝をかけた争いはスプリンター陣にゆだねられる。
KINANメンバーも残り5kmを切ってリードアウトトレインを組んで集団前方を確保。
トマ・ルバ、ライアンが先頭へ躍り出てペースアップを図る。
さらに、市街地に入ってからの細かいコーナーや高低の変化には新城雄大が孫崎のポジションをキープしながらの対応。
残り1kmで6番手付近を押さえた孫崎は、激しい位置取り争いに身を投じながら最終局面へと向かった。
そして最終のスプリント。
コース左右が狭まる変則的なレイアウトを前線で粘った孫崎は6位でフィニッシュラインを通過。
以降、残るKINANメンバー5人もきっちりとレースを完了した。

これらの結果により、ドリューの個人総合4位が確定。UCIポイント20点を獲得した。
また、チーム総合は3位で終えている。
5ステージすべてで上位フィニッシュを重ねたKINAN Racing Team。
シーズン2戦目も開幕からの好調さを証明するレースになった。
ここからしばしの調整期間に入り、個人・チームそれぞれに走りの精度を高めて国内外のレースに備えていく。
シャールジャ・ツアー 第5ステージ(72.3km)結果
1 ルーカス・カールステンセン(ドイツ、ロージャイサイクリングチーム)1時間25分28秒
2 グレガ・ボーレ(スロベニア、Shabab Al Ahli Cycling Team)+0秒
3 イルワンディ・ラカセク(マレーシア、トレンガヌ・ポリゴンサイクリング)
4 Nikiforos ARVANITOU (ギリシャナショナルチーム)
5 Mounir MAKHCHOUN(モロッコナショナルチーム)
6 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
42 新城雄大(KINAN Racing Team)
52 山本元喜(KINAN Racing Team)
61 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
90 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
101 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)


・個人総合時間
1 アドネ・ファンエンゲレン(オランダ、ロージャイサイクリングチーム)9時間48分17秒
2 Ariya PHOUNSAVATH(ラオス、ロージャイサイクリングチーム)+15秒
3 Rudolf REMKHI(カザフスタン、アルマティ・アスタナモータース)+18秒
4 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+21秒
5 アントン・クズミン(カザフスタン、アルマティ・アスタナモータース)+45秒
6 メトケル・エヨブ(エリトリア、トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム)+1分12秒
11 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+1分44秒
26 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+3分25秒
31 山本元喜(KINAN Racing Team)+4分40秒
47 新城雄大(KINAN Racing Team)+6分30秒
51 孫崎大樹(KINAN Racing Team)+7分25秒


・ポイント賞
5 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)41pts
9 孫崎大樹(KINAN Racing Team)30pts
22 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)12pts
34 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)4pts


・山岳賞
7 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)7pts
20 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)1pts


・チーム総合
1 ロージャイサイクリングチーム 29時間27分21秒
3 KINAN Racing Team +1分2秒
●選手コメント
孫崎大樹
「第2ステージの反省から、今日はチームとしてしっかりトレインを組んでみることにした。トマ、ライアンがすごく良い流れを作ってくれたおかげで、前方をしっかりキープすることができた。コースプロフィールでは分からなかった細かいコースの変化で位置を下げそうになった局面も、(新城)雄大さんが対処してくれた。

最後の1kmは自分で対応したが、フィニッシュ前が狭まっていてうまく上がりきることができなかった。ただ、レースを通じてブラッシュアップできている感触はあるし、今日のトレインのように新たなチャレンジもできている点は大きい。特に今回はうまくいったと思うので、これからもっと完成度を上げていきたい。

(シーズン初戦の)ニュージーランドで体調を崩した選手が多かったけど、回復途上でこの結果。ここから調子を上げていけば良い結果は確実についてくると思う」
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