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KINAN RACING

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カンセキ真岡芳賀ロードレース レポート

JCL開幕戦・カンセキ真岡芳賀ロードレース
雨中の消耗戦を孫崎大樹が4位で終える
●カンセキ真岡芳賀ロードレース(三菱地所JCLプロロードレースツアー)
7.2km×17周回=122.4km

・出場選手
山本元喜
孫崎大樹
花田聖誠
宮崎泰史
トマ・ルバ
日本国内のプロロードレースシリーズ、三菱地所JCLプロロードレースツアー(JCL)が開幕。
シリーズ初戦のカンセキ真岡芳賀ロードレースが3月25日に栃木県真岡市で行われた。
5選手で臨んだKINAN Racing Teamは孫崎大樹が2位集団のスプリント勝負に挑み、チーム最上位の4位でフィニッシュ。
花田聖誠は献身的な走りが評価され、ベストアシストライダー賞を獲得した。
JCLシリーズは栃木県での2連戦より始動。
リーグ初戦ともあり、今レースが初陣となるチームもある中、KINAN Racing Teamは1月よりレース活動を続けてきた。
戦いを重ね、高めてきた連携を活かしてレースを優位に進めていきたい。

舞台となるのは真岡井頭公園を伝う7.2kmの周回路。
高低差が少なく、ピークポイントも無いため、どんな場所でも決定機が生まれる。
また、当日はウェットコンディションも相まってますます気の抜けないコース状況となった。
昨夜から降り続いた雨を受けながら選手たちは正午過ぎに出走。
各チーム、レースの主導権を握るべくアタックを仕掛けていき、KINANメンバーもその動きに呼応していく。
危険な飛び出しには山本を中心に果敢に対応していった。
JCL TEAM UKYOやヴィクトワール広島が続けざまに動くと、集団の出入りが慌ただしくなる。
すると8周目にKINANメンバーを含まない4名の先頭集団が形成された。
この逃げはさらにタイム差を拡大すると、約80秒のアドバンテージを築く。
リードを与えた集団は、一旦イーブンペースで呼吸を整えながら追走の意識を高める。
レースも残り半分となると、先頭にメンバーを送り込めていないチームが前方へ。
孫崎に勝負を託す構えのKINAN勢はまず花田が集団牽引に加勢。
他チームの協力も受けながら、山本、そしてトマと前へアプローチすると、最終周目前で先行していた選手たちをキャッチする。
しかし、この直前に先頭集団から抜け出していたカーター・ベトルス選手(ヴィクトワール広島)が最後の鐘を聞いており先行。これを追いかける構図に。
フィニッシュまで3kmを切るも俄然追う展開が続く。
各チームアシストを使い切ると集団はここでペースダウン。2位争いへ臨む機運となった。
そして、この日の勝者が生まれた20秒後、最終スプリントを単騎で挑んだ孫崎が前方でフィニッシュに現れる。
結果的には4位となったが、難しい展開で結果を残した。
また、献身的な走りが評価された花田はベストアシストライダー賞を獲得し、表彰台へ登壇した。

栃木県での連戦は翌26日も続き、カンセキ宇都宮清原クリテリウムへ出場予定。
引き続きこの5名で勝利を目指す。
カンセキ真岡芳賀ロードレース(122.4km)結果
1 カーター・ベトルス(ヴィクトワール広島)2時間51分56秒
2 岡篤志(JCL TEAM UKYO)+20秒
3 渡邊諒馬(VC FUKUOKA)+21秒
4 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
5 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)+22秒
6 中田拓也(ヴィクトワール広島)
24 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+2分2秒
27 花田聖誠(KINAN Racing Team)+6分38秒
DNF 山本元喜(KINAN Racing Team)
DNF 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
●選手コメント
孫崎大樹
「逃げができてからの展開はすぐに対応できたので最低限のタイム差で後半に臨めたが、トマさんにも追わせてしまったのは痛かった。最後、単騎でどう動くかが難しい問題だったが、とにかく前々で動くしか無いと思った。最終スプリント前で他チームの抜け出しもあったが、一人だったからここのチェックに行けなかった。ただ、最終局面のスプリント自体は悪くなかったので、明日も準備して勝負していきたい。」
Text, Photo: Ryo KODAMA
Edit: Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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