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KINAN RACING

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ニュージーランド サイクルクラシック 第2ステージ レポート

ニュージーランド サイクルクラシック第2ステージ
孫崎がスプリントで上位狙うもクラッシュでチャンス持ち越し
●ニュージーランド サイクルクラシック(UCIオセアニアツアー2.2)
第2ステージ 1月11日(木)
マスタートン-マーティンバラ 127.3km

・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
山本元喜
ライアン・カバナ
宮崎泰史
新城雄大
KINAN Racing Teamの2024年シーズン開幕戦、ニュージーランド サイクルクラシック(UCIオセアニアツアー2.2)は、現地1月11日に第2ステージを行われた。
実質今大会1つ目の平坦ステージで、セオリー通りのスプリント勝負に。
チームは孫崎大樹を立てて挑んだが、フィニッシュ目前でクラッシュ。
上位争いのチャンスは残るステージへ持ち越しとなった。
前日10日に大会がスタートし、首都ウェリントンから北東に100kmほどの街・マスタートンにベースを置いてレースが進行している。
この日はマスタートンをスタートしたのち南下し、マーティンバラへ。
同地では7.1kmのサーキットをおおよそ9周回。
全行程127.3kmを通し平坦基調で、スプリントで勝負が決まることが多い。
昨年は、孫崎がステージ4位に入っており、今回はステージ優勝も視野に入れてのスタートとなった。
この日もリアルスタートからハイペースで進行。
好天ながらもプロトンは風にあおられ、進行方向が変わるごとにレース全体のムードも変化。
マスタートンの周回に入るまでに3人のアタックが決まり、その後はリーダーチームのニュージーランドナショナルチームが集団をコントロール。
孫崎、ドリュー・モレ、山本元喜、ライアン・カバナ、宮崎泰史、新城雄大で編成するKINANメンバーはいずれも集団に残って、次の展開に備えた。
先頭3人の集団とは2分から3分差で進行。
一時的に数十秒差まで縮まったタイミングがあったものの、先行した選手たちがが終盤まで粘ったことや、リーダーチームが意識的にタイム差を調整したことも関係し、レースがふりだしに戻ったのは最終周回を迎えてからとなった。
集団コントロールには加わらず、脚を残していたKINANメンバーも残り周回が減るとともに前が見える位置へ。
山本が前線をキープし、最終周回にかけてはライアンや新城が孫崎の引き上げを担って、スプリントに向けたポジショニングを固めた。
強力メンバーをそろえるニュージーランドナショナルチームやオーストラリア勢に混じり、好位置につけた孫崎。
ライバルが見える位置から加速を狙って最終コーナーを抜けると、残りは600m。
スプリントのタイミングを計りながら前進したが、激しい位置取り争いが影響し数選手と絡むクラッシュ。
狙い通りの走りには届かず、次のチャンスに賭けることに。
フィニッシュを目前に慌ただしくなったプロトンだったが、他のメンバーはクラッシュを回避しステージを完了。
前日のステージでチーム最上位だったドリューのほか、新城、ライアン、山本は集団内で。
バイクへ戻った孫崎、バイク交換で後ろに下がった宮崎もそれぞれステージを完了。
孫崎は数カ所に傷を負っているが、レースドクターからのゴーサインを受けて、次のステージへの準備を進める。

序盤2ステージを終え、大会は最難関のクイーンステージへ。
第3ステージは名物アドミラル・ヒルの頂上フィニッシュ。
個人総合争いの形勢がみえる最重要な1日で、KINAN Racing Teamにとっても勝負するステージ。
ドリューやライアン、山本らがステージと個人総合両面でジャンプアップを狙って高峰に向かう。
ニュージーランド サイクルクラシック 第1ステージ(158.1km)結果
1 キアーン・ワッツ(ニュージーランドナショナルチーム)2時間56分21秒
2 ジョージ・ジャクソン(ニュージーランドナショナルチーム)+0秒
3 エリオット・シュルツ(オーストラリア、チームブリッジレーン)
4 ニコラス・ケルゴゾウ(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル)
5 カート・イーサー(ニュージーランド、CCACHE x Par Küp)
6 デラノ・スウェニー(オランダ、グローバルサイクリングチーム)
20 新城雄大(KINAN Racing Team)
26 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
31 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)
61 山本元喜(KINAN Racing Team)
78 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
85 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+4分58秒


・個人総合時間
1 アーロン・ゲイト(ニュージーランドナショナルチーム)6時間27分55秒
2 キアーン・ワッツ(ニュージーランドナショナルチーム)+4秒
3 ベイリー・オドニール(ニュージーランド、オックスフォードエッジチーム)+6秒
4 エリオット・シュルツ(オーストラリア、チームブリッジレーン)+10秒
5 ローガン・キュリー(ニュージーランドナショナルチーム)
6 キーガン・ホーンブロー(ニュージーランド、Couplands Booth’s Group)+12秒
20 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+14秒
37 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+23秒
51 山本元喜(KINAN Racing Team)
54 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
72 新城雄大(KINAN Racing Team)+59秒
85 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+7分12秒


・チーム総合
1 ニュージーランドナショナルチーム 19時間24分33秒
10 KINAN Racing Team +45秒
●選手コメント
山本元喜
「前日に(新城)雄大や(宮崎)泰史が集団コントロールで脚を使っていたことや、孫崎をスプリントで勝負させたいといったこともあって、序盤からの激しい動きの中でどう展開するかが難しかった。結果的に3人逃げで、(リーダーチームの)ニュージーランドナショナルチームがコントロールを始めたので、あとは彼らに任せて、孫崎での勝負に備えた。

スプリントに向けてはライアンがスピードを上げてくれて、自分は孫崎のケアに回っていた。うまく連携できていて、クラッシュさえなければ上位は固かったと思う。結果は出なかったが、連携面での手ごたえはあって、去年よりも精度が上がっている感触もある。

(次にクイーンステージが控えるが)ドリューとライアンの脚を使わずに2ステージまでを終えられた。個人的にも明日は狙っていきたいが、レース展開を見ながら対応していく。いずれにしても戦い方の幅をもって臨めると思う」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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