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KINAN RACING

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個人総合2〜4位確保! ツアー・オブ・タイランド 第6ステージ レポート

ツアー・オブ・タイランド閉幕
個人総合2~4位を占めチームとして大きな成果を収める
●プリンセス・マハ・チャクリ・シリントーンズカップ “ツアー・オブ・タイランド”(UCIアジアツアー2.1)
第6ステージ ラムパーン~チェンマイ 116km

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
マルコス・ガルシア
サルバドール・グアルディオラ
トマ・ルバ
中島康晴
新城雄大
タイ北部で開催されてきたツアー・オブ・タイランド(UCIアジアツアー2.1)は4月6日、最終の第6ステージが行われた。
マルコス・ガルシア、トマ・ルバ、サルバドール・グアルディオラの3選手で個人総合で2~4位を占めていたKINAN Cycling Teamは、この最終ステージも危なげない走りでメンバー6人全員がフィニッシュ。
当初の総合成績を確定させ、チームとして大きな成果を挙げて終えることとなった。

4月1日にピッサヌロークで幕を開けた今大会は、北へと針路をとり、隣国ラオスとの国境付近の山岳地帯を進行。
第3ステージでマルコスとサルバドールが上位フィニッシュで総合争いに加わると、第4ステージではトマが3位の好リザルトで続いた。
ここまでの5日間でマルコス、トマ、サルバドールの順で個人総合2~4位を占める。

出走サインの前にシリントーン王女への挨拶を行う

そしてついに最終日を迎えた。
前日のフィニッシュ地であるラムパーンを出発し、最終目的地のチェンマイを目指す116km。
スタート後約40kmで今大会最後のカテゴリー山岳が登場。
その後は下りと平坦路が続く。山岳の難易度は低めで、実質平坦ステージと見ることができるそうだ。
ステージ優勝争いはスプリントフィニッシュが予想されるが、一方で逃げや要所でのアタックも含め、まだまだあらゆるレース展開が起きうる状況。
そして、このステージを終えた時点で個人総合成績で首位の選手が、今年のツアー・オブ・タイランドの頂点に立つこととなる。

KINAN Cycling Teamとしては、個人総合のキープを最優先としながら、レース展開に都度対応。
チャンスとあれば中島康晴でのスプリントも視野に入れて臨むことを確認した。

レースガイドを見ながら戦術の確認

レースはこれまでのステージと同様に激しいアタック合戦で幕開け。
数選手が飛び出しては集団が吸収する流れが長きにわたって続いた。
出入りの激しい展開で、KINAN勢からは山本元喜と新城雄大が中心となって、チェックすべき選手をチョイス。
総合成績を脅かす可能性を持つ選手の動きを確実に抑えながら、着々と残り距離を減らしていく。
この間、この日1つ目の中間スプリントポイント、そして今大会最後となる山岳ポイントを通過。

山本元喜、新城雄大がアタックのチェックに努める

中盤戦に入ってもハイペースで進行するプロトン。
なかなか展開が定まらなかったが、スタートから73.2kmでやってくる2つ目の中間スプリントポイントを前に、5人の逃げが容認される。
いずれも総合争いに関与していない選手たちとあり、ようやくレース全体に落ち着きが生まれる。
以降はスプリントを狙うチームにコントロールをゆだねながら、フィニッシュを目指していく形をとった。

隊列を組んで進む選手たち。逃げを容認して以降は落ち着いてレースが進んだ

勢いづく5人の逃げグループだったが、最終盤にかけてスプリンターチームが本領を発揮。
フィニッシュまで5kmを切ったところで吸収し、最後は予想通りスプリントでのステージ優勝争いに。
KINANからは中島康晴がポジションを上げてスプリントを試み、チーム最上位の14位。
その他5選手も問題なくフィニッシュラインを通過した。

中島康晴がステージチーム最上位の14位

これで全6ステージが終了。
KINAN Cycling Teamは最終的に、マルコス、トマ、サルバドールによる個人総合2~4位を堅守。
リーダージャージ獲得こそならなかったものの、大会中盤の重要ステージでの上位フィニッシュも含めチームとして大きな成果を収めた。
これらの結果により、今大会だけでUCIポイントを226点獲得。数字の上でも上々の出来で終えた。

個人総合の表彰

シーズン序盤戦の重要レースに位置付け臨んだ今大会。
チームのリーダー格3選手が狙い通り総合での上位進出を果たしただけでなく、状況に応じたレースの構築など、チームとしてのスタイルを固めるうえでも収穫十分の6日間だった。
この先も引き続き、国内外のレースへの参戦を行い、来たるビッグイベントを視野に入れた取り組みに励み、さらなるコンディションアップや連携面での強化を図りながらチームとしての底上げを目指していくことになる。

選手・スタッフが揃って記念撮影

ツアー・オブ・タイランド第6ステージ(116km)結果
1 マルティン・ラース(エストニア、チーム イルミネイト) 2時間33分23秒
2 ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) +0秒
3 イメリオ・チーマ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)
4 武山晃輔(チームUKYO)
5 イルワンディ・ラカセク(マレーシア、トレンガヌ INC. TSGサイクリングチーム)
6 パク・サンホン(韓国、LXサイクリングチーム)
14 中島康晴(KINAN Cycling Team)
28 新城雄大(KINAN Cycling Team)
32 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
38 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
40 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)
71 山本元喜(KINAN Cycling Team) +28秒


個人総合成績
1 ライアン・カバナフ(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) 24時間7分16秒
2 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +4分55秒
3 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +5分11秒
4 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +6分1秒

5 ジュン・ウホ(韓国、ソウルサイクリングチーム) +6分28秒
6 吉岡直哉(チームUKYO)+6分33秒
40 新城雄大(KINAN Cycling Team) +38分46秒
41 山本元喜(KINAN Cycling Team) +39分14秒
51 中島康晴(KINAN Cycling Team) +45分3秒


スプリント賞
1 ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) 61pts
7 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 26pts
18 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) 17pts
22 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 14pts
25 中島康晴(KINAN Cycling Team) 14pts


山岳賞
1 フェリックス・バロン(コロンビア、チーム イルミネイト) 86pts
5 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 24pts
7 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 22pts
12 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) 8pts


チーム総合
1 セントジョージコンチネンタル 72時間35分8秒
2 KINAN Cycling Team +3分4秒
●選手コメント
・マルコス・ガルシア
「個人総合2位で終えられてうれしい。強いチームの一員として戦うことができ、勝利に値する結果を残すことができた。

ここからさらに調子を上げて、ツアー・オブ・ジャパンとツール・ド・熊野での勝利を目指していきたい。この2レースについては、今大会以上に勝つことにこだわる。これからは、富士山(ツアー・オブ・ジャパン第6ステージ)をイメージしながら集中してトレーニングを積んでいく」
・サルバドール・グアルディオラ
「チームとして素晴らしいリザルトを収めることができた。個人総合2~4位であることはもちろん、UCIポイントの獲得によってチームの強さを証明できたこともうれしい。何より、みんなが全力で戦ったのが最大の要因だ。個人的にも好みの大会で、ハードな山々を超えてチェンマイに到達できることが喜びになっている。

チームが強い分、出場するすべてのレースで結果が求められていることは分かっている。今後も勝利を目指して走り続ける」
Rider's specifications

Tire: IRC TIRE FORMULA PRO
Sensor Pad: AIRFIT
Frame: YONEX CARBONEXHR & AEROFLIGHT
Wear: Champion System
Wheel: FULCRUM Racing Speed 40T & 55T
Helmet & Eyeware: uvex
Foods: ATHLETUNE, POWERBAR
Chemicals: WAKO'S
UV care: Aggressive Design
Sports Aroma: Igname Sports Aroma
Trainer: MINOURA HYBRID ROLLER FG540 & HYBRID ROLLER FG220
Shoes: NORTHWAVE
Conditioning: KT TAPE
Insole: La NICO CUSTOM INSOLE
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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