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KINAN RACING

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ツール・ド・熊野プロローグ レポート

悲願の個人総合優勝に向かって
KINANメンバー6選手がツール・ド・熊野をスタートさせる
●ツール・ド・熊野(UCIアジアツアー2.2)
プロローグ 0.7km個人タイムトライアル

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
マルコス・ガルシア
山本大喜
サルバドール・グアルディオラ
トマ・ルバ
新城雄大
チーム創設以来の悲願達成に向かって…。
KINAN Cycling Teamは5月30日、この日に開幕を迎えたツール・ド・熊野(UCIアジアツアー2.2)をスタートさせた。
チーム本拠である、和歌山県と三重県にまたがる熊野地域で行われるホームレース。
シーズン最大目標である個人総合優勝者の輩出を目指し、選手たちは4日間の戦いへ臨んでいる。

ツール・ド・熊野は、2004年にユネスコ世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれ、和歌山県と三重県にまたがる熊野地域を舞台とするステージレース。
大会初日のプロローグに始まり、以降は3つのロードレースステージが設定され、全4ステージで構成される。
今年で第21回を迎え、UCI(国際自転車連合)では、アジアツアー2.2クラスにカテゴライズされる国際公認レースである。
なお、主催は同地域を中心にサイクルロードレースや自転車イベントを企画・運営するNPO法人「SPORTS PRODUCE 熊野」である。

ウォーミングアップ中のトマ・ルバ

例年、KINAN Cycling Teamはホストとして挑むこの大会をシーズン最大の目標レースに据える。
今年も同様で、個人総合優勝者の輩出を目指してベストメンバーをセレクト。
山本元喜、マルコス・ガルシア、山本大喜、サルバドール・グアルディオラ、トマ・ルバ、新城雄大の6選手で戦う。

大会の幕開けを飾るプロローグは、新宮市内の市田川沿いをおおむね「コ」の字を描くように走るレイアウト。
スタートからハイスピードで攻め、ほぼ中間地点に位置する2つの90度コーナーをいかにスムーズにクリアできるかが勝負のポイント。
例年、50秒前後の優勝タイムが記録されており、状況次第では総合争いにも影響を与えるため、プロローグと言いつつも顔見せの色合いは薄いのが実情でもある。
KINAN勢は山本大、トマ、マルコス、サルバドール、山本元、新城の順にコースへと繰り出した。

山本大喜

トマ・ルバ

マルコス・ガルシア

サルバドール・グアルディオラ

山本元喜

新城雄大

その結果、チーム最上位はサルバドールの42位。
まずはトップから4秒差とし、大会初日を終えている。開幕地・新宮市を拠点にトレーニングを積む山本大が4秒差、トマ、新城、マルコスは5秒差で続いている。

翌31日からはロードレースステージへ。
第1ステージは、新宮市役所をパレードスタートしたのち、同市熊野川町の赤木川沿いの17.2kmの周回コースをメインとする100.4kmで争われる。
今年から同地のコースが刷新され、激坂区間を経ての山岳ポイントが2度設けられる。
その後の下りもテクニカルで、これら区間での走り次第でレースに大きな変化が生まれる可能性が秘めている。
KINAN勢は総合争いを有利に進めるべく、積極的にレースを動かしていくことになりそうだ。
■山本大喜が選手宣誓

プロローグ後、「(株)キナン研修センター」にて、オープニングセレモニーが開かれ、角口賀敏・SPORTS PRODUCE 熊野理事長が登壇し挨拶したほか、選手を代表して山本大が選手宣誓を行った。
宣誓では「日頃の成果を十二分に発揮して正々堂々戦う」と述べ、全力で大会に挑むことを誓った。
ツール・ド・熊野プロローグ(0.7km個人タイムトライアル)結果
1 沢田桂太郎(チーム ブリヂストンサイクリング) 49秒30
2 ブレイク・クイック(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) +0秒32
3 リカルド・スタキオッティ(イタリア、ジョッティ・ヴィクトリア) +1秒22
4 オールイス・アウラール(ベネズエラ、マトリックスパワータグ) +1秒33
5 黒枝士揮(チーム ブリヂストンサイクリング) +1秒34
6 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +1秒36
42 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +4秒43
44 山本大喜(KINAN Cycling Team) +4秒46
49 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +4秒84
50 新城雄大(KINAN Cycling Team) +4秒90
53 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +5秒01
88 山本元喜(KINAN Cycling Team) +7秒21


個人総合
1 沢田桂太郎(チーム ブリヂストンサイクリング) 49秒
2 ブレイク・クイック(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) +0秒
3 リカルド・スタキオッティ(イタリア、ジョッティ・ヴィクトリア) +1秒
4 オールイス・アウラール(ベネズエラ、マトリックスパワータグ) +1秒
5 黒枝士揮(チーム ブリヂストンサイクリング) +1秒
6 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +1秒
42 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +4秒
44 山本大喜(KINAN Cycling Team) +4秒
49 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +5秒
50 新城雄大(KINAN Cycling Team) +5秒
53 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +5秒
88 山本元喜(KINAN Cycling Team) +7秒


ポイント賞
1 沢田桂太郎(チーム ブリヂストンサイクリング) 10pts

チーム総合
1 チーム ブリヂストンサイクリング 2分31秒
13 KINAN Cycling Team +9秒
●選手コメント
・山本大喜
「(活動拠点の新宮で開幕を迎え)たくさんの人に名前を呼んでもらえてうれしかった。まず1レース走って調子のよさを実感したので、今後のハードなステージでもしっかりと戦えればと思う。

この大会で使われるコースでトレーニングを積んできたので、いつでも戦える準備はしてきたつもり。勝つことがチームの最大目標なのでその一員となれるよう、自分にチャンスがめぐってきても、アシストにまわることになっても、与えられた役割をしっかりとこなしたい」
Rider's specifications

Tire: IRC TIRE FORMULA PRO
Sensor Pad: AIRFIT
Frame: YONEX CARBONEXHR & AEROFLIGHT
Wear: Champion System
Wheel: FULCRUM Racing Speed 40T & 55T
Helmet & Eyeware: uvex
Foods: ATHLETUNE, POWERBAR
Chemicals: WAKO'S
UV care: Aggressive Design
Sports Aroma: Igname Sports Aroma
Trainer: MINOURA HYBRID ROLLER FG540 & HYBRID ROLLER FG220
Shoes: NORTHWAVE
Conditioning: KT TAPE
Insole: La NICO CUSTOM INSOLE
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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