このたび、レイモンド・クレダー選手（オランダ国籍）が2024年シーズンよりKINAN Racing Teamの一員となることが決まりましたので、お知らせします。

レイモンド選手は、ワンデーレース（1日で勝負が決まるレース）の最高峰のひとつであるパリ～ルーベで、2006年にジュニア部門を制覇。
以来、年代別のトップライダーとして国際大会で活躍し、2012年から3年間は世界トップチームのひとつ「ガーミン・シャープ（現：EFエデュケーション・イージーポスト）」で名だたるレースに多数出場。
その後、自国の強豪チームで走ったのち、2018年からは活躍の場をアジアへ。チーム右京（現：JCL TEAM UKYO）で6シーズンを送りました。

この間、日本最大級のステージレースであるツアー・オブ・ジャパンでステージ通算2勝を挙げているほか、今年はツール・ド・台湾で一時個人総合トップを走るなど、国際大会での強さを存分に発揮し続けています。

レイモンド選手の強みは、フィニッシュ前で見せるスピード。
世界トップクラスで走っていた頃からそのスプリント力は高く評価され、いまなおUCIアジアツアーではトップスプリンターとして一目置かれる存在です。

KINAN Racing Teamでは、得意とする山岳やステージレースの総合争いに加えて、スプリントを強化ポイントに掲げ、今後も世界各地のレースで実力を発揮したいとの意志を持つレイモンド選手との思惑が一致。
2024年シーズンより、KINANファミリーとして走ることとなりました。

現在（2023年10月時点）は2023年シーズンのレース活動を終え、自国での休養に入っているレイモンド選手ですが、近いうちに来季に向けて準備に移ります。
チームの勝利量産へ、大きな力が加わります。
2024年以降のKINAN Racing Teamにもどうぞご期待ください。

レイモンド・クレダー／Raymond KREDER　国籍：オランダ
1989年11月26日生まれ　身長177cm・体重70kg
脚質：スプリンター
2023年所属チーム：JCL TEAM UKYO

主な優勝実績：
パリ～ルーベ ジュニア（2006年）
ガーミン・ヴェロトン・ベルリン（2014年）
ツール・ド・とちぎ（2019年）
ツアー・オブ・ノルウェー　ステージ通算1勝
ツール・ド・ラン　ステージ通算1勝
ツアー・オブ・ジャパン　ステージ通算2勝
ツール・ド・北海道　ステージ通算1勝
ツール・ド・コリア　ステージ通算2勝　ほか多数

UCI国際レース通算12勝


KINAN Racing Team加入によせて
「2024年シーズンよりKINAN Racing Teamの一員になることを発表でき、とてもうれしく思います。

現在のチームで6シーズンを送りましたが、新たなチャレンジをするときがやってきました。アジア最高のチームのひとつである、KINAN Racing Teamが私に走る機会を与えてくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

スプリントに対するモチベーションは特に高く、アジアのレースでスプリント勝利を挙げることが現在の最大目標です。そして、チームが目標とするステージレースで総合系ライダーたちをサポートすることも、私の重要な任務となります。」