Race Report
ツアー・オブ・カフラマンマラシュ 第4ステージ イェシルギョジュ-カフラマンマラシュ
4日間の旅路を締めくくるツアー・オブ・カフラマンマラシュ表彰台 ルーカスがスプリントで3位、レイン個人総合3位
●ツアー・オブ・カフラマンマラシュ2026(UCIヨーロッパツアー2.2)
8月7日 第4ステージ 114km
・出場選手
山本元喜
橋川丈
草場啓吾
ルーカス・カーステンゼン
レイン・タラマエ
新城雄大
小石祐馬
ツアー・オブ・カフラマンマラシュ最終ステージは、イェシルギョズからカフラマンマラシュ市街地へ向かう約114kmで争われた。
KINAN Racing Teamは終盤にトレインを組み、ルーカス・カーステンゼンをスプリントへ送り出すと、ルーカスがステージ3位に。
レイン・タラマエは個人総合3位、橋川丈も同9位を守り、チームはUCIポイントを獲得して4日間の戦いを終えた。

ツアー・オブ・カフラマンマラシュは、いよいよ最終日を迎えた。
第4ステージは、カフラマンマラシュを代表する自然景勝地のひとつであるイェシルギョズをスタートし、市街地へと向かう約114kmのコースで争われる。

ステージの獲得標高は約1490m。コース全体としては下り基調ながら、起伏のある区間や短い登坂、ハイスピードで進む下りが組み合わされるレイアウトとなった。
逃げ切りの可能性も考えられる一方、KINAN Racing Teamとしてはレイン・タラマエの個人総合3位を守りつつ、ルーカス・カーステンゼンでのステージ勝利を狙う一日となった。

スタート後はアップダウンこそあるものの、ステージ前半は下り基調の構成。
ステージ勝利を狙うチームを中心に、序盤から飛び出しを狙う動きが続いた。約20km地点に設定されたKOMでは橋川丈が抜け出す場面もあったが、続く下り区間で吸収。
その後、個人総合時間に大きく関わらない選手たちが抜け出し、6名の逃げグループが形成された。

この逃げを容認したプロトンは、タイム差を調整しながらレースを進める。
KINAN Racing Teamも山本元喜や小石祐馬がプロトンの牽引に加わり、先頭との差を管理しながら残り距離を減らしていった。

終盤にかけては、KINAN Racing Teamもトレインを組んで臨戦体制へ。
プロトン前方をキープしながらフィニッシュへ向かう。スプリントでは、レイン、新城雄大、草場啓吾がリードアウトを務め、2クラスのスプリントレースでポディウム常連となっているルーカスを送り出すプランで進めた。

選手たちは「やや牽引が噛み合わなかった」と振り返ったが、それでもチームは悪くない位置からスプリントへ入る。
最後は草場のフォローを受けたルーカスが先頭でスプリントを開始。
やや長めのスプリントとなったものの、スピードを維持してステージ3位でフィニッシュした。

同タイムでフィニッシュしたレインと橋川も個人総合時間を守り、レインは個人総合3位、橋川は同9位を確保。
チームとしてはこれらの結果により、合計32ポイントのUCIポイントを獲得した。

次戦は8月15日、トルコの黒海沿岸の街オルドゥで開催されるグランプリ・オルドゥ(UCIヨーロッパツアー1.2)への出場を予定している。

●選手コメント
レイン・タラマエ
「ツアー・オブ・カフラマンマラシュは登りもさほどハードではないし、だからと言ってフラット過ぎもしない。決してピュアなクライマーではない自分の脚質にすごくフィットしているステージレースでした。ただトルコは本当に暑くて、熱にしっかり慣れる必要があるレースだったように思う。エストニアの自宅のサウナで暑さ対策をしっかりしてきていたのが良かったかもしれませんね…笑。
それはともかく、もちろんこの日のためにハードなトレーニングを積んできたおかげであると思うし、チームメイトが連日ハードにサポートしてくれていました。(橋川)丈も総合成績でいい順位をとれましたし、ルーカスもスプリントで結果を残してくれています。私たちにとってすごくいいレースになりました。
また、今回はじめてアシスタントスポーツディレクターとして帯同したトマのサポートも非常に良かったように思います。彼のアドバイスやミーティングはレースへの解像度も高く、チームの大きな支えになりました。もちろんトマを含めた全てのスタッフやサポーターにも感謝しています」
Photos, Text: Ryo KODAMA
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
ステージ成績
- 1 ドゥシャン・ラヨヴィッチ (ソリューションテック・NIPPO・ラーリ) 2時間16分03秒
- 2 トマーシュ・バルタ(イスタンブールチーム) +0秒
- 3 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)
- 4 サンティアゴ・ウンバ(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ)
- 5 グスタフ・バッソン(ツェノロ・プロサイクリングチーム)
- 6 メフメト・チチェク(コンヤ・B・B・スポル)
2026 個人総合時間
- 1 キリロ・ツァレンコ (ソリューションテック・NIPPO・ラーリ) 10時間58分51秒
- 2 サンティアゴ・ウンバ (ソリューションテック・NIPPO・ラーリ) +2秒
- 3 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team) +31秒
- 4 アドネ・ファンエングレン (トレンガヌサイクリングチーム) +37秒
- 5 アウェト・アマン(イスタンブールチーム) +41秒
- 6 ベンジャミ・プラデス(VC福岡) +57秒
- 9 橋川丈(KINAN Racing Team) +2分36秒
- 62 新城雄大(KINAN Racing Team) +22分10秒
- 70 小石祐馬(KINAN Racing Team) +23分53秒
- 86 草場啓吾(KINAN Racing Team) +28分47秒
- 95 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team) +31分1秒
- 109 山本元喜(KINAN Racing Team) +43分58秒
ポイント賞
- 4 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team) 10pts
山岳賞
- 10 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team) 1pts
チーム総合時間
- 1 トレンガヌサイクリングチーム 8時間54分2秒
- 7 KINAN Racing Team +18分51秒