KINAN Racing Team

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Race Report

レースリポート

ツアー・オブ・サムスン 第3ステージ サムスン-アラチャム

ツアー・オブ・サムスン第3ステージは草場啓吾の11位が最高 総合争いに残る小石祐馬が上位進出をかけて最終決戦へ

●ツアー・オブ・サムスン2026(UCIヨーロッパツアー2.2)
8月23日 第3ステージ
サムスン-アラチャム 130.6km

・出場選手
橋川丈
草場啓吾
ルーカス・カーステンゼン
レイン・タラマエ
新城雄大
小石祐馬

ツアー・オブ・サムスン第3ステージは、サムスンからアラチャムへ向かう130.6km。
KINAN Racing Teamは集団前方をキープしながらスプリントへ向けて態勢を整えたが、終盤にレイン・タラマエが落車するアクシデントが発生。
隊列を立て直して勝負に臨み、草場啓吾が11位でフィニッシュした。小石祐馬は個人総合11位を維持し、上位進出を狙って最終ステージへ向かう。

第3ステージは、サムスンから黒海沿岸を西へ進み、アラチャムへフィニッシュする130.6km。
総獲得標高は821mで、前日の第2ステージと比べると起伏は少なく、全体としてスピードの出やすいレイアウト。

スタート地点のサムスンを離れると、コースは黒海沿岸をたどりながら西へ進み、クズルウルマク川河口付近を通過。
中盤の起伏を越えたあとは比較的平坦な区間が長く続く。終盤にも大きな登坂はなく、スプリンターチームがレースをコントロールできれば大集団でのフィニッシュが想定されるステージだった。

レースは雨が降りしきる中でスタート。序盤から逃げを狙う動きが生まれたものの、リーダージャージ要するコンヤ・ビュユクシェヒル・ベレディイェ・スポルとムーラ・ビュユクシェヒル・ベレディイェシ・スポル・クルビュがプロトンをコントロールして吸収。

その後も決定的な逃げは決まらず、徐々にスプリントでの決着が濃厚になっていった。

KINAN Racing Teamは、イスタンブールチームなどと並ぶ形で集団前方をキープ。
チーム全体で2列目付近に位置しながら、終盤のスプリントに向けて態勢を整えていく。

フィニッシュが近づくと、レイン、小石、橋川丈が集団先頭でペースを上げる。
しかしその最中、レインが道路上に飛び出してきた犬と接触し落車するアクシデントが発生した。

これによって一度は隊列が崩れたものの、新城雄大、草場、ルーカス・カーステンゼンの並び順で立て直しを図る。
人数を減らした状況の中、勢いのある他チームの隊列を利用しながら好位置を探ったが、やはり枚数不足の影響は大きく、3人ともまとまった形を作れないままスプリントへ入ることとなった。

結果は、リードアウトを務める予定だった草場の11位がチーム最高位。
終盤のアクシデントによって本来狙っていた形を作ることはできず、力を十分に発揮し切れない一日となった。

一方で、落車したレインに大きな怪我がなかったことは不幸中の幸い。
また、トップと同タイムでフィニッシュした小石は、総合で同タイムの選手たちによる着順が関係し個人総合順位を11位に下げたものの、依然として上位を狙える位置を維持している。

翌日の最終第4ステージは、サムスンを発着する146.3km。
黒海沿岸からテルメ方面へ進み、内陸部の丘陵地帯を経て再びサムスンへ戻るコース。全4ステージの戦いが決着する。

●選手コメント
草場啓吾
「トルコのチームが集団コントロールに入ったので、最後はスプリントになるだろうと準備しながら走った。

風も強かったのでレース後半まで集団内の風下で様子を見ながら温存していた。残り20kmからはKINANの隊列を組んでルーカスでスプリントの形にしていきたかったが、レインが落車に遭ってプランが崩れてしまった。

最後は自分と雄大さん、ルーカスの3人でスプリントすることになったが、最後の直線の前のロータリーでルーカスと逸れてしまい、結果的に自分がもがき切ってなだれこんだ。

スプリントの位置どりもうまくいかなかったが、レインの落車があって運もなかったように思う。悔いても仕方がないので、気持ちを切り替えて明日も全力で走れるように備えたい」

Photos, Text: Ryo KODAMA
Edit: Syunsuke FUKUMITSU

ステージ成績

  1. 1 ラマザン・ユルマズ(コンヤ・B・B・スポル) 3時間0分29秒
  2. 2 ムスタファ・タラクチ(コンヤ・ビュユクシェヒル・ベレディイェ・スポル) +0秒
  3. 3 グスタフ・バッソン(チェノロ・プロ・サイクリングチーム)
  4. 4 ピエール・バルビエ(トレンガヌ・サイクリングチーム)
  5. 5 タヒル・ブーラ・イート(スポル・トト・コンチネンタルチーム)
  6. 6 ルーク・エルフィングストーン(プロジェクト・エシュロン・レーシング)
  1. 11 草場啓吾(KINAN Racing Team)
  2. 44 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)
  3. 47 小石祐馬(KINAN Racing Team)
  4. 55 新城雄大(KINAN Racing Team)
  5. 82 橋川丈(KINAN Racing Team) +3分1秒
  6. 83 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team) +3分3秒

2026 個人総合時間

  1. 1 ラマザン・ユルマズ(コンヤ・B・B・スポル) 10時間3分11秒
  2. 3 ジェローム・ゴティエ(プロジェクト・エシュロン・レーシング) +31秒
  3. 2 メワエル・ギルマイ(イスタンブールチーム) +32秒
  4. 4 ダニエル・プロンスキー(チーム・ヴィノ-ノース・カザフスタン・リージョン) +39秒
  5. 5 カラム・マクラウド(ムーラ・ビュユクシェヒル・ベレディイェシ・スポル・クルビュ) +40秒
  6. 6 カラム・オーミストン(ザ・ジョイラン&ハリケーン・サイクリングチーム)
  1. 11 小石祐馬(KINAN Racing Team)
  2. 29 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team) +1分33秒
  3. 30 新城雄大(KINAN Racing Team)
  4. 51 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team) +6分46秒
  5. 56 草場啓吾(KINAN Racing Team) +14分34秒
  6. 81 橋川丈(KINAN Racing Team) +17分45秒

チーム総合時間

  1. 1 ムーラ・ビュユクシェヒル・ベレディイェシ・スポル・クルビュ 30時間11分33秒
  2. 6 KINAN Racing Team +2分6秒
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