Race Report
ツアー・オブ・カフラマンマラシュ 第1ステージ カフラマンマラシュ-アリ・カヤシュ
ツアー・オブ・カフラマンマラシュ開幕 レイン4位、橋川8位で上々の滑り出し
●ツアー・オブ・カフラマンマラシュ2026(UCIヨーロッパツアー2.2)
8月4日 第1ステージ 123km
・出場選手
山本元喜
橋川丈
草場啓吾
ルーカス・カーステンゼン
レイン・タラマエ
新城雄大
小石祐馬
ツアー・オブ・カフラマンマラシュ第1ステージは、アリ・カヤシへ向かう123kmの山岳ステージで開幕した。
終盤に1級山岳が待ち受ける厳しいコースで、KINAN Racing Teamはレイン・タラマエが4位、橋川丈が8位でフィニッシュ。猛暑の中、総合争いへ向けて上々のスタートを切った。
トルコ南部のカフラマンマラシュ(県)を舞台に巡る4日間のステージレース、ツアー・オブ・カフラマンマラシュが開幕した。
地中海地方とトルコのアジア側、アナトリアを結ぶ位置にあり、豊かな自然景観と歴史的背景を持つこの地域。山々に囲まれた地形や、湖を望む雄大な風景は、レースの舞台としても大きな特徴となる。

第1ステージは、カフラマンマラシュから展望地として知られるアリ・カヤシへ向かう123kmで争われた。
ステージの獲得標高は1457mに達し、フィニッシュ前には1級山岳に設定された16.7km、平均勾配4.1%の登坂が待ち受ける。
初日から今大会最大の難所ともいえる登坂が組み込まれ、総合成績を見据える選手たちにとって重要な一日となった。

KINAN Racing Teamは、レイン・タラマエ、小石祐馬、橋川丈を総合順位を狙う軸に据え、スプリントが見込まれるステージではルーカス・カーステンゼンや草場啓吾で勝負する布陣。
さらに山本元喜、新城雄大はサポートや逃げへの対応など、状況に応じてフレキシブルに動けるメンバーとして臨んだ。
今回のトルコ遠征は、前入りの段階から非常に高温下でのレースが予想されていた。
気温は35℃を優に超える厳しいコンディションとなり、チームは初日から補給面を重点的に準備してスタートを迎えた。

レースは序盤からプロトン一つで進行し、ソリューションテック・NIPPO・ラーリが主にコントロールを担う展開となる。
約50km地点のスプリントポイントを機に山本を含む3人が抜け出し、30秒ほどのリードを得て先行した。

先頭グループはしばらく逃げ続けたものの、最終盤の登坂に差しかかる頃にはプロトンが吸収。
勝負どころとなる1級山岳でも、ソリューションテック・NIPPO・ラーリが牽引してペースを作っていく。

KINAN勢も集団前方を確保しながらレインらを送り出す準備に。
登坂区間ではキリロ・ツァレンコ選手(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ)が山頂へ向けてリードを広げ、レインを含む数名が追走する展開となった。
登坂距離が長いこともあり、レインは無理に反応し続けるのではなく、自身のペースを守る走りへと切り替える。
その後は、オールアウトしてきた選手たちをかわしながらフィニッシュを目指し、レインは大会最大の山岳ステージを4位で終えた。
また、橋川も8位に入り、総合成績を見据えて上位を確保。チームとしても上々の内容で初日を終えた。
翌日の第2ステージは、カフラマンマラシュ県内で完結する119.2kmの平坦基調のステージ。
カフラマンマラシュ市街地をスタートし、トゥルコグルを経由してパザルチクへ向かう。


●選手コメント
レイン・タラマエ
「今日のレースももちろん勝つつもりでいきました。ツァレンコ選手が先頭で走っていて、数人で追いかける展開になりました。でもかなり勾配が厳しくて、切り替えてテンポで追いかけることにしました。その甲斐あってタイム差も最小限にとどめることができたし、オールアウトしてドロップした選手をパスしていけた。明日以降の展開はどうなるかまだちょっとわからないけど、今日のクライムよりは自分向きのコースが続くので、良い展開を期待している」
Photos, Text: Ryo KODAMA
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
ステージ成績
- 1 キリロ・ツァレンコ (ソリューションテック・NIPPO・ラーリ) 2時間57分27秒
- 2 サンティアゴ・ウンバ (ソリューションテック・NIPPO・ラーリ) +6秒
- 3 アドネ・ファンエングレン (トレンガヌサイクリングチーム) +7秒
- 4 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team) +17秒
- 5 アウェト・アマン(イスタンブールチーム) +27秒
- 6 マティアス・ブレンホイ (トレンガヌサイクリングチーム) +43秒
- 8 橋川丈(KINAN Racing Team) +51秒
- 51 小石祐馬(KINAN Racing Team) +6分2秒
- 53 新城雄大(KINAN Racing Team) +6分18秒
- 85 草場啓吾(KINAN Racing Team) +9分21秒
- 106 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team) +13分25秒
- 107 山本元喜(KINAN Racing Team) +13分25秒
2026 個人総合時間
- 1 キリロ・ツァレンコ (ソリューションテック・NIPPO・ラーリ) 2時間57分27秒
- 2 サンティアゴ・ウンバ (ソリューションテック・NIPPO・ラーリ) +10秒
- 3 アドネ・ファンエングレン (トレンガヌサイクリングチーム) +13秒
- 4 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team) +27秒
- 5 アウェト・アマン(イスタンブールチーム) +37秒
- 6 マティアス・ブレンホイ (トレンガヌ・サイクリングチーム) +53秒
- 8 橋川丈(KINAN Racing Team) +1分1秒
- 51 小石祐馬(KINAN Racing Team) +6分12秒
- 53 新城雄大(KINAN Racing Team) +6分28秒
- 85 草場啓吾(KINAN Racing Team) +9分31秒
- 106 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team) +13分35秒
- 107 山本元喜(KINAN Racing Team) +13分35秒
山岳賞
- 5 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team) 1pts
チーム総合時間
- 1 トレンガヌサイクリングチーム 8時間54分2秒
- 7 KINAN Racing Team +5分29秒