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KINAN RACING

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ツール・ド・台湾 第2ステージ レポート

ツール・ド・台湾第2ステージでマルコス・ガルシア3位
個人総合でも3位に浮上
●ツール・ド・台湾(UCIアジアツアー2.1)
第2ステージ
10月3日(月)
桃園市 120.59km

・出場選手
マルコス・ガルシア
トマ・ルバ
中島康晴
新城雄大
ツール・ド・台湾(UCIアジアツアー2.1)の第2ステージが10月3日に行われ、KINAN Racing Teamは終盤の山岳区間でマルコス・ガルシアがアタック。
3選手によるステージ優勝争いでは先着を許したものの、3位は押さえて、個人総合でも同ポジションに。
上位戦線に加わって残る3ステージに臨む。
前日2日に首都・台北で華やかに開幕した戦いは、この日から島内を南下。
第2ステージは桃園市を舞台に、120.59kmのレースが設定された。
ポイントとなるのは、終盤の山岳区間。2級2つ、1級1つとカテゴリー山岳が待ち受け、特に50km地点を過ぎてからは上りが続く。
今大会においては重要なステージの1つで、スプリントで競った前日とは違った展開となることが予想された。
第1ステージではトップと同タイムでフィニッシュしたKINANメンバー4選手。
リアルスタートして早々に頻発したアタックには関与せず、メイン集団待機でレースを進める。
やがて2人の逃げが決まると、その差は拡大傾向に。
最大で3分30秒ほどのタイムギャップで、レース前半の平坦区間を過ぎた。
重要な局面となる山岳へと入ると、先頭を走る選手たちとメイン集団とのタイム差が縮まるとともに、集団の人数が絞られていく。
90km地点に置かれた、この日1つ目の2級山岳では中島がポイント確保を狙って動いて全体の4番手通過。2ポイントを獲得している。

この直後に集団から1人が飛び出し、先行していた選手をパス。
これに乗じてメイン集団もペースが上がると、2つ目の2級山岳頂上を目前にマルコスを含む3選手がアタック。
そのまま先頭へと出ると、集団との差を広げながら最後に控える1級山岳へと入っていった。

しばし3選手が先頭交代のローテーションをしながらペースを維持し続けるが、勾配が厳しくなる残り6kmで1人が脱落。
ベンジャミン・ダイボール選手(チーム右京)とマルコスの一騎打ちの様相となる。
そして残り3.5km。ダイボール選手の一気のアタックでマルコスを引き離すと、そのまま単独でフィニッシュへ。
ペースを守って最終局面をこなしたマルコスは、フィニッシュ前で先着を許したものの、3位はキープ。大会前半の大事な1日で上位を収めた。

この結果によって、マルコスは個人総合でも3位へ。
他のメンバーでは、ステージ8位で終えたトマが個人総合では10位。
新城、中島も走り切って次のステージへ駒を進めている。
翌4日に実施される第3ステージは、台湾中部を走る156.5kmのレース。
中盤で急坂を含んだ1級山岳を越え、後半にも2級山岳が1カ所。
細かな上下動のあるレイアウトで、第2ステージに続いて消耗戦となる可能性を秘める。
ツール・ド・台湾 第2ステージ(120.59km)結果
1 ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京) 2時間59分56秒
2 サム・カルヴァーウェル(イギリス、トリニティレーシング)+40秒
3 マルコス・ガルシア(KINAN Racing Team)
4 レイモンド・クレダー(オランダ、チーム右京)+1分44秒
5 ジャンバルジャミツ・サインバーヤル(モンゴル、トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム)+1分46秒
6 ユーセフ・レギギ(アルジェリア、トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム)
8 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
25 新城雄大(KINAN Racing Team)+2分22秒
40 中島康晴(KINAN Racing Team)+8分19秒


個人総合時間賞
1 ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京) 4時間44分32秒
2 サム・カルヴァーウェル(イギリス、トリニティレーシング)+35秒
3 マルコス・ガルシア(KINAN Racing Team)+46秒
4 フォン・チュンカイ(台湾ナショナルチーム)+1分49秒
5 レイモンド・クレダー(オランダ、チーム右京)+1分54秒
6 ジェロエン・メイヤース(オランダ、トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム)+1分55秒
10 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+1分56秒
24 新城雄大(KINAN Racing Team)+2分32秒
35 中島康晴(KINAN Racing Team)+8分29秒


ポイント賞
1 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) 16pts
7 中島康晴(KINAN Racing Team)11pts

山岳賞
1 ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京) 18pts
6 マルコス・ガルシア(KINAN Racing Team)10pts
12 中島康晴(KINAN Racing Team)3pts
13 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)2pts


チーム総合
1 チーム右京 14時間17分36秒
2 KINAN Racing Team +1分18秒
●選手コメント
マルコス・ガルシア
「ベストなコンディションではなかったが、それでもステージ3位で走れたことはとてもうれしいし、自信になった。昨日のショートステージでは体の感覚がイマイチだったが、今日は得意とするコースで満足できる走りができた。もちろんこの大会もベストを尽くすが、その先のジャパンカップまで意識をしている。良い目標がいくつもあることは私にとって大きなモチベーションになっている」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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