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草場啓吾優勝! 西日本ロードクラシック レポート

草場啓吾が伝統の西日本ロードクラシックを制す
終盤の激しい展開に動じず勝ちパターンを貫く狙い通りの勝利
●西日本ロードクラシック(Jプロツアー)
4月19日(日)
7.2km×19周+4.2km= 141km
会場:兵庫県立播磨中央公園

・出場選手
山本元喜/Genki YAMAMOTO
橋川丈/Jo HASHIKAWA
草場啓吾/Keigo KUSABA
宇賀隆貴/Ryuki UGA
トマ・ルバ/Thomas LEBAS
新城雄大/Yudai ARASHIRO
国内プロチームによるシリーズ戦・Jプロツアーは伝統の一戦、西日本ロードクラシックを4月19日に実施。
最後の最後までもつれた争いを草場啓吾がスプリントで勝ちきり、日本のロードレースシーンが誇る歴史あるタイトルをチームにもたらした。
シーズンインから勝利を重ね、調子の良さを示し続けながら春のレースへ。
注目度の高いイベントがひしめく中で、KINAN Racing Teamは確実に上位を、さらには表彰台を押さえている。
前週のチャレンジサイクルロードレースでは、新城雄大と草場がワン・ツーフィニッシュ。チーム状態をさらに上昇させて、今大会へと向かった。
西日本ロードクラシックは今年で60回目の節目の大会。
国内シーンの礎であり、多くの名ライダーがタイトルを獲得している。
KINAN Racing Teamは未勝利とあり、「今年こそ」の思いをもってスタートラインに並ぶ。草場、新城のほか、山本元喜、橋川丈、宇賀隆貴、トマ・ルバの6選手で臨んだ。
レースは兵庫県立播磨中央公園内、7.2kmのサイクリングロードを約20周回。
KINAN勢はリアルスタートしてすぐに流れを作り出す。
山本が数人と集団から抜け出し、やがて最大7人の先頭グループを形成。
メイン集団に残った5選手も山本の動きに応じるべく、前方を固めて逃げ狙いの動きを封じていく。
ペースを上げる山本らは2周目を迎える頃には集団に対して2分のリードを得た。
集団では、山本らの先制攻撃を許した数チームが状況を打開しようと追走のスピードを上げる。
一方で先頭を行く選手たちも脚のあるところを見せて、簡単にはタイム差縮小を許さない。
レース中盤の段階で、1分30秒をキープする状況となる。
山本を前線へ送り出したKINAN勢は淡々と周回数を重ねていく。
集団待機の5選手が隊列を成して前方に位置しながら、次の展開へと備える。
先頭グループでは、高低の変化が著しいコースレイアウトに対応しきれなくなった選手がひとりずつこぼれていく。
周回終盤の長い上り坂では、山本が意識的にペースを上げて他選手を切り離していく様子も見られる。
残り5周回を切ったあたりから、メイン集団の勢いが増して山本らの先頭グループを視界にとらえるようになる。
先頭ではさらに絞り込みを行いながら逃げ続けるが、その差は縮まる一方。
リーダーチームのヴィクトワール広島が人数をかけて集団のスピードを上げて、3周回を残して山本たちをキャッチした。
最終盤に入り約20人まで減った集団からは、散発的にアタックがかかるも決定打にはならず。
KINANメンバーも状況に応じてチェックに入って、他選手のアクションを抑える。
最終周回の鐘を聞く段階で、5選手を集団に残して数的有利を作り出した。
最終周回に入ると同時に仕掛けたルーク・バーンズ選手(ヴィクトワール広島)は新城がチェック。
集団に戻ったところでトマが先頭に立つと、橋川、草場が続いてスプリント勝負に備える。
最後の上りはトマのプッシュから草場がポジションを上げ、早めに踏み込んだ金子宗平選手(群馬マンモスレーシング)と岡篤志(宇都宮ブリッツェン)の後ろへ。
最後の150mで計ったように踏み込むと、先頭に出てそのまま一番にフィニッシュラインを通過した。
山本が序盤から逃げでチームに良い流れをもたらし、最後は総力戦で草場のスピードに託した狙い通りのレース展開。
しっかりと勝ちパターンに持ち込んだ。草場はこれでシーズン3勝目。
今大会はツアーポイントレーティングが高めに設定されていることもあり、Jプロツアーリーダーにも返り咲いている。
チームとしてもこれで今季7勝目。勝利を量産する態勢は崩れることなく、この先につづくレースへとつないでいく。

Jプロツアーはハイクラスのレースが続く。次戦4月26日は、東日本ロードクラシックが行われる。
名勝負が多く生まれている群馬サイクルスポーツセンターを舞台に、春の王者を決めるもうひとつの戦いが繰り広げられる。
西日本ロードクラシック/West-Japan Road Classic(141km)結果
1 草場啓吾/Keigo KUSABA(KINAN Racing Team)3時間26分3秒
2 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)+0秒
3 金子宗平(群馬マンモスレーシング)
4 孫崎大樹(ヴィクトワール広島)+1秒
5 ルーク・バーンズ(ヴィクトワール広島)
6 島崎将男(群馬マンモスレーシング)+3秒
7 新城雄大/Yudai ARASHIRO(KINAN Racing Team)+4秒
13 トマ・ルバ/Thomas LEBAS(KINAN Racing Team)+14秒
23橋川丈/Jo HASHIKAWA(KINAN Racing Team)+26秒
27 宇賀隆貴/Ryuki UGA(KINAN Racing Team)+1分23秒
38 山本元喜 /Genki YAMAMOTO(KINAN Racing Team)+4分36秒
●選手コメント
草場啓吾
「メンバー間での意思疎通ができていたので、それぞれが何をするべきか理解してレースを進められた。(山本)元喜さんが逃げてくれたことでチームとしては押せ押せで、自分たちは集団で脚を残しながら他チームの動きをチェックしていった。元喜さんの力なら逃げ切りも狙えたし、もし他のチームメンバーが先行する展開になっても今日は勝てていたと思う。

個人的には最後の1周に集中していて、本来であればチームメートに引き上げてもらうところを金子選手や岡選手の動きに合わせたりと、臨機応変に対応した。スプリントを始めたのは残り150mから。その前の長い上りで加速する方法もあったけど、脚の状態を見ながらスプリントタイミングを判断できた。

Jプロツアーリーダーに戻ったけど、そこには固執せずにチームとして勝つことを大事にしたい。4月入ってからのトレーニングキャンプでは、みんなで話し合って意思統一ができた。チームはこれからもっと良い方向へ進んでいけると思っている」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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