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KINAN RACING

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ツール・ド・キョンナム第3ステージ レポート

ルーカス・カーステンゼンがツール・ド・キョンナム第3ステージ5位
レイン・タラマエも個人総合5位へ順位アップ
●ツール・ド・キョンナム2026(UCIアジアツアー2.2)
6月11日 第3ステージ 126.1km

・出場選手
山本元喜
草場啓吾
ルーカス・カーステンゼン
レイン・タラマエ
宇賀隆貴
新城雄大
泗川(サチョン)を舞台に行われたツール・ド・キョンナム第3ステージは、126.1kmで争われた。
KINAN Racing Teamはプロトン前方で逃げとの差を管理しながらレースを進め、終盤はスプリント勝負へ。
ルーカス・カーステンゼンがステージ5位に入り、レイン・タラマエもトップと同タイムでフィニッシュ。個人総合5位へ順位を上げ、翌日の第4ステージへつなげた。
大会3日目の舞台は、韓国南部・慶尚南道の泗川(サチョン)。
海上交通や漁業で栄えてきた港町であり、近年は韓国航空宇宙産業の拠点としても発展を続けている。
コースは126.1km。これまでのステージでも見られた南海岸の海沿いの景観に加え、三千浦大橋(サムチョンポテギョ)をはじめとする大型建造物が入り混じる迫力ある風景も特徴となる。
獲得標高は1020mと、比較的緩やかな設定。登坂で差がつく展開だけでなく、終盤のスプリントを見据えた動きにも注目が集まる一日となった。
KINAN Racing Teamは、風向きや補給のタイミングなどを考慮しながら綿密にコースを確認してスタートを迎えた。
レース序盤は比較的落ち着いた展開となり、プロトンは早い段階で逃げを容認する。

ウィリアム・ヘファナン選手(シーキャッシュXボディラップ)を先頭に3人が分裂しながら先行。
さらにカーター・ベトルス選手(ルージャイ・インシュアランス)が追走して合流を狙う。
プロトンはこの動きを見送り、逃げグループを先行させる形でレースが進んだ。
KINAN Racing Teamはプロトン前方に位置し、タイム差が大きく広がりすぎないように動く。
この役割は宇賀隆貴、山本元喜、新城雄大が中心となって担い、ヴィクトリアスポーツの選手たちの協力も得ながら、プロトンの牽引を続けた。
先頭とのタイム差は一時5分まで広がったが、プロトンは一定のペースでタイム差を管理。
終盤に無理なく詰められる範囲を保ちながら、レースは中盤へと入っていった。

しかし、その状況を嫌ったチームがペースアップを開始すると、プロトンは一気に活性化する。
逃げを追い込む動きが強まり、タイム差は急速に縮小。約75km地点に設定された4級山岳の頂上付近で、まず3人の追走グループを吸収した。

その後はTEAM UKYOをはじめとする総合上位勢が絡む動きも発生し、レインも自ら反応。
レースは一時的に激しさを増した。勢いを保って先行していたヘファナン選手も吸収され、レースは再び振り出しに戻る。
なおもプロトンのペースは速く、アタックが頻発する展開が続く。
一時は数名が抜け出す場面もあったが、山本らがまとめる動きで対応。新たな逃げを容認しないよう、プロトン先頭では山本や宇賀が力を使ってコントロールを担った。

残り3kmを切ってすべての逃げが吸収されると、レースはスプリント勝負へ。
山本がプロトンを牽引した後、ルーカスが前方へ上がる。残り200mではやや埋もれる形となったものの、完全にラインを失う前に進路を見つけ、コースを作りながらスプリントに入った。
ルーカスは軌道修正しながら加速して、ステージ5位でフィニッシュ。チームとしてステージ上位に食い込む結果となった。
また、レインとフォローに務めた草場啓吾の2人はトップと同タイムでフィニッシュ。
総合のタイム差に変動はなかったものの、着順によりレインは個人総合5位へと順位をひとつ上げた。
プラン通りレースを進めながらこの日も全員が完走し、チームは好調を保つ。

翌12日の第4ステージは、南海郡(ナメぐん)を舞台に118.7kmで争われる。
獲得標高は2000mを超え、今大会初の2級山岳を有するなど険しく、個人総合時間を左右する大切なステージとなる。
ツール・ド・キョンナム2026 第3ステージ(126.1km)結果
1 リアム・ウォルシュ(シーキャッシュ X ボディラップ)2時間52分58秒
2 アンドレア・ダマト(TEAM UKYO)+0秒
3 トム・セクストン(セントジョージ・コンチネンタル・サイクリング)
4 岡本隼(Aisan Racing Team)
5 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)
6 エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)
50 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)
79 草場啓吾(KINAN Racing Team)
91 山本元喜(KINAN Racing Team)+32秒
104 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+7分43秒
115 新城雄大(KINAN Racing Team)+10分49秒


・個人総合時間賞
1 シモーネ・ラッカーニ(TEAM UKYO)8時間7分17秒
2 シモン・ペロー(リーニンスター)+2秒
3 トンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)+10秒
4 アドネ・ファンエングレン(トレンガヌサイクリングチーム)+14秒
5 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+15秒
6 ニルス・シンシェク(リーニンスター)
30 草場啓吾(KINAN Racing Team)+8分11秒
44 山本元喜(KINAN Racing Team)+8分43秒
77 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+16分57秒
85 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)+18分55秒
87 新城雄大(KINAN Racing Team)+19分23秒


・山岳賞
12 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)1pts

・ポイント賞
14 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)6pts
16 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)6pts
25 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)2pts


・チーム総合
1 リーニンスター 15時間44分49秒
5 KINAN Racing Team +14分45秒
●選手コメント
ルーカス・カーステンゼン
「最後の登りはかなり厳しかったのですが、耐えてフィニッシュへ繋ぐことができました。スプリント自体は脚も良く回っていたし、おそらく調子は悪くないと思います。ただ、スプリントし始めた位置が悪く、最後に笑うことはできませんでしたね。

まだ、自分にもチャンスがあるはずだし最終日、もう一度トライしてみます。みんなフレッシュな状態でスプリントするので難しくなるだろうけど、やり遂げたい。まずは明日もチーム全員でいいレースができるようベストを尽くします」
Photos, Text: Ryo KODAMA
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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