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コース変更のツール・ド・熊野第1ステージ
追撃実らず、翌日の雪辱を誓う
追撃実らず、翌日の雪辱を誓う
●ツール・ド・熊野(UCIアジアツアー2.2)
第1ステージ 熊野山岳
63.7km
・出場選手
ドリュー・モレ
山本元喜
ライアン・カバナ
トマ・ルバ
新城雄大
津田悠義
第1ステージ 熊野山岳
63.7km
・出場選手
ドリュー・モレ
山本元喜
ライアン・カバナ
トマ・ルバ
新城雄大
津田悠義
KINAN Racing Teamのお膝元、和歌山県と三重県にまたがる熊野地域を舞台とするツール・ド・熊野が開幕。
2ステージ制となった今回は、第1ステージに熊野山岳を走る本格山岳ステージ。
大雨の影響によるコース短縮となったレースで、KINANメンバーは追う展開を強いられることに。
チーム最上位はドリュー・モレの14位。
残る1ステージで猛攻を誓うことになった。
2ステージ制となった今回は、第1ステージに熊野山岳を走る本格山岳ステージ。
大雨の影響によるコース短縮となったレースで、KINANメンバーは追う展開を強いられることに。
チーム最上位はドリュー・モレの14位。
残る1ステージで猛攻を誓うことになった。
今回で23回目となるツール・ド・熊野は、KINAN Racing Teamにとって大会制覇が長年の悲願。
これまで頂点に手が届きそうで届かずにいるが、「今年こそ」の強い思いで今大会に挑む。
今年からは「古座川国際ロードレース」とのセットで、「熊野INTERNATIONAL ROAD RACE フェスタ」の一環に。
6月2日に開催予定だった古座川国際ロードレースは大雨により中止となり、今大会の第1ステージも天候と道路状況が懸念された。
その結果、1級山岳の札立峠を越えるルートがカットされ、予定の104.5kmから63.7kmにレース距離が短縮。
2級山岳の丸山千枚田を2回越えてフィニッシュへ向かうルートが採用された。
これまで頂点に手が届きそうで届かずにいるが、「今年こそ」の強い思いで今大会に挑む。
今年からは「古座川国際ロードレース」とのセットで、「熊野INTERNATIONAL ROAD RACE フェスタ」の一環に。
6月2日に開催予定だった古座川国際ロードレースは大雨により中止となり、今大会の第1ステージも天候と道路状況が懸念された。
その結果、1級山岳の札立峠を越えるルートがカットされ、予定の104.5kmから63.7kmにレース距離が短縮。
2級山岳の丸山千枚田を2回越えてフィニッシュへ向かうルートが採用された。
KINAN Racing Teamはシーズン最大目標のレースへ、ドリュー・モレ、山本元喜、ライアン・カバナ、トマ・ルバ、新城雄大、津田悠義の6選手を招集。
先のツアー・オブ・ジャパンから好調を維持するメンバーに、この大会に照準を定めてきた新城が加わる形をとる。
先のツアー・オブ・ジャパンから好調を維持するメンバーに、この大会に照準を定めてきた新城が加わる形をとる。
チームロゴがプリントされたフラッグが沿道各所で多数振られる中で進んだレースは、コース短縮が関係してかスタート直後からアタックの応酬。
KINANメンバーも加わり、積極的に前線で展開する。
20km地点を過ぎて飛び出した選手を山本が追って、一時的に集団からリードを得る場面もあった。
KINANメンバーも加わり、積極的に前線で展開する。
20km地点を過ぎて飛び出した選手を山本が追って、一時的に集団からリードを得る場面もあった。
レースが動いたのは、1回目の丸山千枚田登坂。
この上りで山本大喜選手(JCL TEAM UKYO)が先頭に出て頂上を越えると、チームメートの岡篤志選手も同調。
2選手がリードする形になり、メイン集団前方に残った選手たちは追走を始めることになる。
この上りで山本大喜選手(JCL TEAM UKYO)が先頭に出て頂上を越えると、チームメートの岡篤志選手も同調。
2選手がリードする形になり、メイン集団前方に残った選手たちは追走を始めることになる。
ここで中心になって追ったのがKINAN勢。
頂上通過後の下りではドリューとトマの2人が前線に残ったが、後に他のメンバーも後方から合流し、人数をかけて前の2選手を追う。
30秒ほどのタイム差にして追撃ムードを高めようと試みるが、フィニッシュまで約20kmとなって2回目の丸山千枚田登坂を迎えると、メイン集団内でも登坂力の差が明白になって追走の動きがまとまらなくなってしまう。
ライアンや新城から引き継いだトマが上りでペースアップを図って、脚のあるメンバーに集団を絞り込むも先頭2人との差は思うように縮まらない。
頂上通過後の下りではドリューとトマの2人が前線に残ったが、後に他のメンバーも後方から合流し、人数をかけて前の2選手を追う。
30秒ほどのタイム差にして追撃ムードを高めようと試みるが、フィニッシュまで約20kmとなって2回目の丸山千枚田登坂を迎えると、メイン集団内でも登坂力の差が明白になって追走の動きがまとまらなくなってしまう。
ライアンや新城から引き継いだトマが上りでペースアップを図って、脚のあるメンバーに集団を絞り込むも先頭2人との差は思うように縮まらない。
丸山千枚田通過からのフィニッシュまでの約15kmは、状況を打開したい集団メンバーがアタックとキャッチを繰り返し、ペースの上下も激しくなっていく。
一方で快調に飛ばし続けた先頭2人は十分なリードを保って最終盤へ。
昨年までこの地域を拠点に走ってきた山本選手が先着し、ステージ優勝を決めた。
トップから約40秒後、メイン集団がフィニッシュへ到達。
最終局面の上りスプリントをこなして、ドリューが14位でレースを終えた。
しばらくしてトマ、新城、ライアン、山本、津田の順でフィニッシュへ。
一方で快調に飛ばし続けた先頭2人は十分なリードを保って最終盤へ。
昨年までこの地域を拠点に走ってきた山本選手が先着し、ステージ優勝を決めた。
トップから約40秒後、メイン集団がフィニッシュへ到達。
最終局面の上りスプリントをこなして、ドリューが14位でレースを終えた。
しばらくしてトマ、新城、ライアン、山本、津田の順でフィニッシュへ。
チーム一丸での追走は実らず後塵を拝する形になったが、続く第2ステージで雪辱を期すことになる。
翌4日は太地町での104.3kmのステージ。名物である太地港からの上りやテクニカルなダウンヒルも待つ丘陵コース。
これまで数多くの名勝負が演じられた海沿いのルートで、第1ステージの遅れを取り戻すべくアグレッシブに戦うことになる。
この日のレース後には、KINANメンバーがステージに登壇しての餅まきが“復活”。
会場に駆け付けたファンと選手との交流の機会となる、大賑わいのひとときだった。
翌4日は太地町での104.3kmのステージ。名物である太地港からの上りやテクニカルなダウンヒルも待つ丘陵コース。
これまで数多くの名勝負が演じられた海沿いのルートで、第1ステージの遅れを取り戻すべくアグレッシブに戦うことになる。
この日のレース後には、KINANメンバーがステージに登壇しての餅まきが“復活”。
会場に駆け付けたファンと選手との交流の機会となる、大賑わいのひとときだった。
ツール・ド・熊野第1ステージ・熊野山岳(63.7km)結果
1 山本大喜(JCL TEAM UKYO)1時間28分58秒
2 岡篤志(JCL TEAM UKYO)+0秒
3 ジャンバルジャムツ・セインベヤール(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)+36秒
4 中井唯晶(シマノレーシング)
5 ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO)
6 谷順成(宇都宮ブリッツェン)
14 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+41秒
32 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+3分4秒
33 新城雄大(KINAN Racing Team)+4分41秒
63 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+5分45秒
66 山本元喜(KINAN Racing Team)+6分0秒
84 津田悠義(KINAN Racing Team)+9分12秒
個人総合時間賞
1 山本大喜(JCL TEAM UKYO)1時間28分58秒
2 岡篤志(JCL TEAM UKYO)+0秒
3 ジャンバルジャムツ・セインベヤール(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)+36秒
4 中井唯晶(シマノレーシング)
5 ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO)
6 谷順成(宇都宮ブリッツェン)
14 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+41秒
32 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+3分4秒
33 新城雄大(KINAN Racing Team)+4分41秒
63 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+5分45秒
66 山本元喜(KINAN Racing Team)+6分0秒
84 津田悠義(KINAN Racing Team)+9分12秒
チーム総合時間賞
1 JCL TEAM UKYO 4時間27分30秒
8 KINAN Racing Team +7分50秒
1 山本大喜(JCL TEAM UKYO)1時間28分58秒
2 岡篤志(JCL TEAM UKYO)+0秒
3 ジャンバルジャムツ・セインベヤール(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)+36秒
4 中井唯晶(シマノレーシング)
5 ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO)
6 谷順成(宇都宮ブリッツェン)
14 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+41秒
32 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+3分4秒
33 新城雄大(KINAN Racing Team)+4分41秒
63 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+5分45秒
66 山本元喜(KINAN Racing Team)+6分0秒
84 津田悠義(KINAN Racing Team)+9分12秒
個人総合時間賞
1 山本大喜(JCL TEAM UKYO)1時間28分58秒
2 岡篤志(JCL TEAM UKYO)+0秒
3 ジャンバルジャムツ・セインベヤール(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)+36秒
4 中井唯晶(シマノレーシング)
5 ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO)
6 谷順成(宇都宮ブリッツェン)
14 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+41秒
32 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+3分4秒
33 新城雄大(KINAN Racing Team)+4分41秒
63 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+5分45秒
66 山本元喜(KINAN Racing Team)+6分0秒
84 津田悠義(KINAN Racing Team)+9分12秒
チーム総合時間賞
1 JCL TEAM UKYO 4時間27分30秒
8 KINAN Racing Team +7分50秒
●選手コメント
ドリュー・モレ
「コンディションは良かった。ただ、今日はレースそのものがとても難しかった。レース距離が短くなったので、スタートからすべてのチームが仕掛けるような流れだった。ポイントになったのは、1回目の丸山千枚田で先頭2人とのタイム差が広がってしまったこと。他チームと協力して持ち直そうと思ったけど、集団の意思統一がうまくいかなかった。とにかく今日は逃げ切った2人が強かった」
ドリュー・モレ
「コンディションは良かった。ただ、今日はレースそのものがとても難しかった。レース距離が短くなったので、スタートからすべてのチームが仕掛けるような流れだった。ポイントになったのは、1回目の丸山千枚田で先頭2人とのタイム差が広がってしまったこと。他チームと協力して持ち直そうと思ったけど、集団の意思統一がうまくいかなかった。とにかく今日は逃げ切った2人が強かった」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU