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KINAN RACING

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宮崎泰史3位 NTT東日本 真岡芳賀ロードレース レポート

宮崎泰史が真岡芳賀ロードレースで3位入賞
冷雨のサバイバルに生き残り表彰台争いに食い込む
●NTT東日本 真岡芳賀ロードレース(Jプロツアー)
3月29日 真岡井頭公園周辺周回コース 7.2km×17周回=122.4km

・出場選手
山本元喜
宇賀隆貴
柚木伸元
新宮颯太
宮崎泰史
トマ・ルバ
新城雄大
国内プロチームによるレースシリーズ「Jプロツアー」の第2戦となる、NTT東日本 真岡芳賀ロードレースが3月29日に開催。
122.4kmで行われたレースは冷雨によるサバイバル戦となり、先頭グループに加わった宮崎泰史がそのまま優勝争いへ。最終的に3位で走り終えて、表彰台の一角を押さえた。
2月に鹿児島で始まったシリーズは、栃木県に舞台を移して2連戦を実施。
その初日に行われたのが真岡市と芳賀町を走るロードレース。
高低の変化を繰り返しながら進んでいく7kmのコースを17周回。今回は前夜から強い雨が降り続き、レース時間帯の気温も6度程度と、前日から急激に気温が下降。寒さとの戦いも強いられることとなる。
KINAN Racing Teamはこのレースに宮崎のほか、山本元喜、宇賀隆貴、柚木伸元、新宮颯太、トマ・ルバ、新城雄大の計7選手が出走。
各選手ともここまでレース数をこなし、好コンディションで栃木入りした。
レーススタートまでに天候が回復することはなく、タフな条件下での戦いを余儀なくされる選手たち。
ウェットな路面コンディションも関係し、1周目から落車が発生するなど慌ただしい立ち上がり。
ときおり集団が分断する状況がありながらも、都度まとまって5周目までは一団で進行。
KINAN勢では山本や新城が何度か先頭に立って活性化を図ったが、リードをするまでにはいたっていない。
6周目に3選手が先頭に立ち、数十秒のリード。KINANメンバーはメイン集団に待機し戦況を整えるが、8周目に入った直後に数チームが一気にペースアップ。
これで分断した集団の後方にKINANメンバーが取り残されたが、冷静に対処し数キロかけて前方に復帰。
この間に先頭を走っていた3人は捕まっており、レースはふりだしに戻った。
周回を経るごとにコース上に残る選手数が減少。
こうした中、9周目に発生したアタックに宮崎が乗じ、5選手による新たな先頭グループが組まれる。
中間スプリントポイントに向かって勢いを増したこともあって、集団とのタイム差は着々と拡大。
有力チームがエースクラスをこのグループに送り込んだこともあって、逃げの機運が急速に高まった。
宮崎らは1分近くまでリードを広げながら後半戦へ。
先頭グループに対し、メイン集団は総数こそ多いものの、大人数を残しているチームが少なく、なかなか追撃ムードとならない。
KINAN勢は、メイン集団に残っていた選手たちがすべて後方へと下がったため、宮崎に勝負を託す構え。
一時は先頭グループとメイン集団とのタイム差は十数秒まで縮まったが、5周回を残すタイミングで宮崎らが盛り返し、その差は再拡大。逃げ切りの可能性が高まっていった。
先頭メンバーは4人に減ったものの、好ペースを維持し、集団に対して数十秒のリードのまま。
形勢は変わらず最終周回に突入し、宮崎らの逃げ切りは決定的に。先頭交代のローテーションを繰り返しながら残り距離を減らし、いよいよ最終局面へ。
集団の追い上げをかわして迎えた最後のスプリントで、宮崎は全体4番手に。
正式リザルトはオープン参加選手をのぞいて決定するため、宮崎の最終成績は3位だった。
時期外れの猛烈な寒さに多くの選手が苦しんだ中、最後まで戦い抜いた宮崎。
先にレースを切り上げていた選手たちが出迎え、激闘をねぎらう姿は悪条件下でもチーム一丸となってチャレンジしたことの何よりもの表れに。
表彰台では笑顔で栃木のファンに応え、3位の祝福を受けた。
栃木2連戦の2日目となる30日は、NTT東日本 宇都宮清原クリテリウムを実施。
今年から稼働しているJクリテリウムツアーの第2戦として行われ、レースは予選・決勝の2本立て。
KINAN Racing Teamはロードレースのメンバーからトマが外れ、6選手が出場する。
NTT東日本 真岡芳賀ロードレース(122.4km)結果
1 フォン チュンカイ(宇都宮ブリッツェン)2時間56分6秒
OPN 寺田吉騎(Bahrain victorious development team)+1秒
2 織田聖(マトリックスパワータグ)
3 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+2秒
4 渡辺一気(京都産業大学)+11秒
5 児玉誠虎(アヴニールサイクリング山梨)
6 Siim KISKONEN(レバンテフジ静岡)
DNF 新城雄大(KINAN Racing Team)
DNF 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)
DNF 柚木伸元(KINAN Racing Team)
DNF 山本元喜(KINAN Racing Team)
DNF 新宮颯太(KINAN Racing Team)
DNF トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
●選手コメント
宮崎泰史
「調子の良さを実感できる良いレースになった。ただ何より寒さとの戦いが厳しく、最後は気力で走り切った感じだった。かつては宇都宮ブリッツェンで走っていたので、今回の開催地にはとても思い入れがある。たくさんの応援をいただいて、それが力になって最後まで走ることができた。本当に感謝している」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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