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KINAN RACING

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ツール・ド・台湾 第1ステージ レポート

2年ぶり参戦のツール・ド・台湾
台北市街地でのショートステージをセーフティに終えて次へつなぐ
●ツール・ド・台湾(UCIアジアツアー2.1)
3月16日 第1ステージ 台北市 83.2km

・出場選手
ドリュー・モレ
山本元喜
レイン・タラマエ
トマ・ルバ
新城雄大
KINAN Racing Teamにとって2年ぶりの出場となるツール・ド・台湾が3月16日に開幕。
5日間で争われる大会の初日は、最大都市・台北でのショートステージ。
市街地を行く83.2kmのレースは、数日降り続く雨の中を走行。
チームから出場する5選手いずれもセーフティに走り終えて、先に控えるステージへとつないでいる。
ツール・ド・台湾は例年3月に開催され、今年も世界各国のチームが参戦。
レースカテゴリーは2.1クラスに設定され、UCIアジアツアーにおいては上位にランク。
夏に行われるツール・ド・フランスなどの有名レースに出場するチームもエントリーし、そのレベルな年々上がっている。

今年は3月16日の開幕から、5日間をかけて台湾を南下。台北で初日を迎えてからは、平坦・山岳とあらゆるコースを進んでいく。
2023年以来の参加となったKINAN Racing Teamは、ドリュー・モレ、山本元喜、レイン・タラマエ、トマ・ルバ、新城唯大のオーダーで挑む。
1月のシャールジャ・ツアーで上々のシーズンインを果たし、その勢いのまま台湾での全5ステージで上位進出を狙う。
皮切りとなる台北での第1ステージは、台北市政府を基点に市街地を行く10.4kmの周回コースを8周する83.2km。
アジアが誇る世界都市のひとつである台北の街並みを行き、景福門を見ながら折り返し。
レース距離こそ短いものの、大会の幕開けにふさわしいステージ演出がなされる。
台北は数日前から雨が降り続き、気温も15度を下回るこの地域らしからぬ寒さの中を走ることに。
プロトン全体が慎重に進んでいく中、山本らが逃げのチャンスをうかがう。
3周目の後半に4人が飛び出して先頭グループを形成すると、集団は30~40秒差で続いて後半勝負の構えに。
KINANメンバーはいずれも集団に待機し、徐々にスピードアップしていくレース展開に合わせていった。
レースが半分を過ぎてからは、フィニッシュでのスプリント勝負を狙うチームが本格的に主導権を確保して先頭を行く4人とのタイム差を調整。
着実にタイム差を縮めていくと、最後の周回で吸収して最終局面へと突入した。
スプリントでのステージ優勝争いが繰り広げられた一方で、KINAN勢は5選手とも安全策をとって堅実にレースをクローズ。次のステージへとつなげた。
大会初日を終え、プロトンはいよいよ南へ向かって進行。
翌17日に行われる第2ステージは、国際空港のある桃園市を走る123.31km。
中間地点を通過して以降は山岳地帯へと入っていき、最後の30kmで2級山岳を立て続けに3つ上る、今大会随一の難関コース。
最後は標高438mの角板山公園に達する1日は、早くも個人総合成績に直結する大事なステージとなる。
ツール・ド・台湾 第1ステージ(83.2km)結果
1 ブレイク・クイック(ルージャイインシュアランス)1時間41分11秒
2 ポール・エヌカン(エウスカルテル・エウスカディ)+0秒
3 イタマル・アインホルン(イスラエル・プレミアテック)
4 フィリッポ・フォルティン(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)
5 ダヴィデ・ボンボイ(ユニベット・ティテマ・ロケッツ)
6 ディラン・ホプキンス(ルージャイインシュアランス)
70 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
72 新城雄大(KINAN Racing Team)
74 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)
82 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
87 山本元喜(KINAN Racing Team)


・個人総合時間
1 ブレイク・クイック(ルージャイインシュアランス)1時間41分1秒
2 モーリッツ・コレツキー(イスラエル・プレミアテック)+1秒
3 ポール・エヌカン(エウスカルテル・エウスカディ)+4秒
4 ヤカ・プリモジッチ(HRINKOW ADVARICS)
5 イタマル・アインホルン(イスラエル・プレミアテック)+6秒
6 KEE Zhe Yie(トレンガヌサイクリングチーム)+7秒
70 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+10秒
72 新城雄大(KINAN Racing Team)
74 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)
82 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
87 山本元喜(KINAN Racing Team)


・チーム総合
1 エウスカルテル・エウスカディ 5時間3分33秒
22 KINAN Racing Team +0秒
●選手コメント
ドリュー・モレ
「(シーズン初レース)新しいシーズンを迎えられたことがとてもうれしい。今日は雨のレースで難しかったけれど、トラブルなく走り終えることができた。

今年のKINAN Racing Teamはとても強いと感じているし、このレースに向けても素晴らしいメンバーで臨んでいる。個人的にはステージ優勝を狙って、逃げにトライしていくことが多くなると思う。自分にとってツール・ド・台湾は最高の機会なので、積極的にトライしていきたい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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