NTT東日本宇都宮清原クリテリウム レポート
宇都宮清原クリテリウムは草場啓吾が5位
シリーズリーダーの座は失うも戦術面での可能性広げる
シリーズリーダーの座は失うも戦術面での可能性広げる
●NTT東日本宇都宮清原クリテリウム(Jクリテリウムツアー)
4月5日(日)
2.4km×25周=60km
会場:宇都宮清原工業団地周回コース
・出場選手
山本元喜
橋川丈
草場啓吾
宇賀隆貴
新宮颯太
新城雄大
4月5日(日)
2.4km×25周=60km
会場:宇都宮清原工業団地周回コース
・出場選手
山本元喜
橋川丈
草場啓吾
宇賀隆貴
新宮颯太
新城雄大
国内プロチームによるクリテリウムシリーズ戦・Jクリテリウムツアーは、4月5日にNTT東日本宇都宮清原クリテリウムを実施。
6選手で挑んだKINAN Racing Teamは、スプリント勝負に挑んだ草場啓吾が5位。
この日はツアーリーダーとしての出走だったが、ジャージを手放す結果に。悔しさの残るレースとなったが、すぐに次に向けた立て直しを図っていく。
6選手で挑んだKINAN Racing Teamは、スプリント勝負に挑んだ草場啓吾が5位。
この日はツアーリーダーとしての出走だったが、ジャージを手放す結果に。悔しさの残るレースとなったが、すぐに次に向けた立て直しを図っていく。

前日から続く栃木県での2連戦。Jプロツアー・NTT東日本真岡芳賀ロードレースでは、KINANメンバーが終始レースをコントロールし優位に進めたが、フィニッシュ前での勝負であと一歩届かず新城雄大の4位が最高。続いて臨む宇都宮でのクリテリウムは雪辱戦となる。

宇都宮清原工業団地に設けられる1周2.4kmのコースは、4カ所の90度ターンと1カ所のヘアピンコーナーとで構成。
全体的に直線部が長く、スピードに乗った状態でコーナーへと飛び込んでいく様はクリテリウムの醍醐味。
昨年までのコースから一新し、よりスピード感に富んだレースになることが予想された。
全体的に直線部が長く、スピードに乗った状態でコーナーへと飛び込んでいく様はクリテリウムの醍醐味。
昨年までのコースから一新し、よりスピード感に富んだレースになることが予想された。

KINAN Racing Teamは前週の広島クリテリウムを勝ってJクリテリウムツアーリーダーの草場を中心に、前日に続く出走の山本元喜、橋川丈、宇賀隆貴、新城雄大、そしてこのレースのみに合流の新宮颯太を含めた6人でスタート。
ここまでの戦いと同様に草場のスプリント力を生かすプランを軸とする。
ここまでの戦いと同様に草場のスプリント力を生かすプランを軸とする。

スタート直後から数人がアタックを試みるが、全体のペースが速いこともあり逃げのグループ形成とまではいかない状況が続く。
KINANメンバーは早い段階から集団前方に位置して、ライバルチームの動きをチェック。マークすべき選手が仕掛けた際にはすぐに追随し、攻撃の芽を摘んでいく。
KINANメンバーは早い段階から集団前方に位置して、ライバルチームの動きをチェック。マークすべき選手が仕掛けた際にはすぐに追随し、攻撃の芽を摘んでいく。

リーダージャージを着る草場は他チームからのマークこそありながらも、しっかりと集団の好位置をキープ。
前方の動きは橋川や宇賀が対応しつつ、草場の位置取りは山本や新城、新宮が担い、安定して周回をこなしていく。
前方の動きは橋川や宇賀が対応しつつ、草場の位置取りは山本や新城、新宮が担い、安定して周回をこなしていく。

中盤では2~3人の飛び出しを一時的に集団が容認。
KINANメンバーのほか、ヴィクトワール広島やAstemo宇都宮ブリッツェンなどが意識的にメイン集団のペースを緩めて数人を先行させたが、それも長くは続かず。
大きな局面変化は起きないまま、レースは後半戦へと進んだ。
KINANメンバーのほか、ヴィクトワール広島やAstemo宇都宮ブリッツェンなどが意識的にメイン集団のペースを緩めて数人を先行させたが、それも長くは続かず。
大きな局面変化は起きないまま、レースは後半戦へと進んだ。

レース後半に入ると、Astemo宇都宮ブリッツェンが本格的に集団をコントロール。
18周目に2選手が飛び出したが、10秒程度のタイム差で進行。常に前の2人が見える位置を走る中、KINANメンバーも少しずつ集団内でのポジションを上げていった。
18周目に2選手が飛び出したが、10秒程度のタイム差で進行。常に前の2人が見える位置を走る中、KINANメンバーも少しずつ集団内でのポジションを上げていった。

前で粘る2選手をよそに、メイン集団は着実にスプリントフィニッシュに向けた準備態勢へ。
ホームでの勝利を狙うAstemo宇都宮ブリッツェンに加えて、ヴィクトワール広島、シマノレーシングなどがポジション争い。KINAN勢もそこへ加わって、草場のポジションを固めていく。
ホームでの勝利を狙うAstemo宇都宮ブリッツェンに加えて、ヴィクトワール広島、シマノレーシングなどがポジション争い。KINAN勢もそこへ加わって、草場のポジションを固めていく。

その流れから最終周回に突入すると、橋川が先頭へ。
タイミングを同じくして前の2選手をキャッチし、スプリント勝負へと向かっていく。
橋川が牽引する後ろでは、草場が他チームのエーススプリンターをきっちりマーク。フィニッシュ前200mで迎えた最終コーナーは6番手で通過した。
タイミングを同じくして前の2選手をキャッチし、スプリント勝負へと向かっていく。
橋川が牽引する後ろでは、草場が他チームのエーススプリンターをきっちりマーク。フィニッシュ前200mで迎えた最終コーナーは6番手で通過した。

そしてスプリント。前方でコーナーを抜けた選手たちによる優勝争いになって、勝負を託された草場は5位。広島クリテリウムからの連勝とはならなかった。
また、他の上位選手との兼ね合いから、リーダージャージも手放すこととなった。
また、他の上位選手との兼ね合いから、リーダージャージも手放すこととなった。

盤石のスプリント態勢を組むことはかなわず、悔しさの残るレースに。
戦いを終えた後は敗因を洗い出しつつ、メンバーそれぞれの走りの精度を高めることを確認。次でのトライにつなげる。
戦いを終えた後は敗因を洗い出しつつ、メンバーそれぞれの走りの精度を高めることを確認。次でのトライにつなげる。

4月の初戦であった栃木での戦いは、勝ち切れずも新たな戦術への挑戦での手ごたえもあり、レースプランの幅を広げていく足掛かりとなる機会でもあった。
この2日間でのトライとエラーを明確にしながら、この先に待つ国内での重要レースでの成功へと結びつけていく。
チーム本隊は、翌6日よりトレーニングキャンプに入る。
おおよそ1週間の日程で連戦後のリカバリーと強化を行う。
また、この期間中の12日には静岡県・日本サイクルスポーツセンターで開催されるチャレンジサイクルロードレースに出場し、チーム状態を測る機会とする。
この2日間でのトライとエラーを明確にしながら、この先に待つ国内での重要レースでの成功へと結びつけていく。
チーム本隊は、翌6日よりトレーニングキャンプに入る。
おおよそ1週間の日程で連戦後のリカバリーと強化を行う。
また、この期間中の12日には静岡県・日本サイクルスポーツセンターで開催されるチャレンジサイクルロードレースに出場し、チーム状態を測る機会とする。
NTT東日本宇都宮清原クリテリウム(60km)結果
1 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)2時間54分12秒
2 エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)+0秒
3 孫崎大樹(ヴィクトワール広島)
4 橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)
5 草場啓吾(KINAN Racing Team)
6 黒枝士揮(Sparkle Oita Racing Team)
18 新城雄大(KINAN Racing Team)+2秒
36 山本元喜 (KINAN Racing Team)+15秒
64 宇賀隆貴 (KINAN Racing Team)+23秒
80 橋川丈(KINAN Racing Team)+51秒
1 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)2時間54分12秒
2 エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)+0秒
3 孫崎大樹(ヴィクトワール広島)
4 橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)
5 草場啓吾(KINAN Racing Team)
6 黒枝士揮(Sparkle Oita Racing Team)
18 新城雄大(KINAN Racing Team)+2秒
36 山本元喜 (KINAN Racing Team)+15秒
64 宇賀隆貴 (KINAN Racing Team)+23秒
80 橋川丈(KINAN Racing Team)+51秒

●選手コメント
草場啓吾
「先週良いレースができたことを思うと今日の結果は悔しいけど、決してネガティブには捉えていない。昨日のロードも含めて、この2日間は新たな戦術にトライしていたし、良い形にはなっている。チャレンジしたうえでの失敗なので、この経験をプラスに変えられれば次は勝てると思う。今日のリザルトでリーダージャージを失ってしまったけど、もともとチャレンジャーとして臨んでいるし、また挑戦できれば良い。
2月下旬からレースが続いていたことで、トレーニング量がどうしても減ってしまっていた。そのあたりが昨日と今日の走りにも出ていたように思うので、トレーニングキャンプで再度仕上げていきたい。ここからの1週間でうまく修正できると考えている」
草場啓吾
「先週良いレースができたことを思うと今日の結果は悔しいけど、決してネガティブには捉えていない。昨日のロードも含めて、この2日間は新たな戦術にトライしていたし、良い形にはなっている。チャレンジしたうえでの失敗なので、この経験をプラスに変えられれば次は勝てると思う。今日のリザルトでリーダージャージを失ってしまったけど、もともとチャレンジャーとして臨んでいるし、また挑戦できれば良い。
2月下旬からレースが続いていたことで、トレーニング量がどうしても減ってしまっていた。そのあたりが昨日と今日の走りにも出ていたように思うので、トレーニングキャンプで再度仕上げていきたい。ここからの1週間でうまく修正できると考えている」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU












