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KINAN RACING

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山本大喜2位 三菱地所おおいたアーバンクラシック レポート

三菱地所おおいたアーバンクラシックで山本大喜2位
サバイバル化したレースの要所で抜け出し優勝争いに加わる
●三菱地所おおいたアーバンクラシック(UCI1.2)
10月10日 150.8km(11.6km×13周回)

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
山本大喜
トマ・ルバ
中島康晴
新城雄大
畑中勇介
大分2連戦の2日目、UCI公認レースとして行われた「三菱地所おおいたアーバンクラシック」が10月10日に行われ、レース中盤に形成された有力選手による先頭グループにKINAN Cycling Teamから山本大喜が合流。
そのまま優勝争いへと持ち込まれ、タイトルこそ逃したものの2位でフィニッシュ。
気温30度を超えた酷暑のサバイバルレースを戦い抜き、貴重なUCIポイントを獲得した。
秋恒例のサイクルイベント「OITAサイクルフェス!!!」のメインの1つとして行われる国際レース。
今年は新型コロナウイルス感染予防の観点から国内チームのみでのレースとして開催された。
イベント初日にあたる9日には「三菱地所おおいたいこいの道クリテリウム」が大分市中心部で行われ、KINAN Cycling Teamは中島康晴が3位入賞。
事実上の本番ともいえるロードレースに向けてチームを勢いづける快走を披露した。

今季国内では2つ目となるUCI公認レース。
舞台は大分スポーツ公園の周辺をめぐる11.6kmの周回コース。
昭和電工ドーム大分前を基点に、住宅地「パークプレイス大分公園通り」を抜けて、丘陵地を進んでゆく。
クリテリウムとは打って変わって平坦区間がほとんどなく、アップダウンや連続コーナーを含んだテクニカルなレイアウト。
高まる気温も相まって、サバイバルレースとなることが予想された。
その見立て通り、レースはハードなものに。
山本大、中島に加えて、山本元喜、トマ・ルバ、新城雄大、畑中勇介のメンバーで挑んだKINAN Cycling Teamは、序盤から厳しい展開に持ち込むべく前線で進行。
序盤から散発するアタックはいずれも流れを変えるものとはならず、膠着状態のままレースは前半を終える。
暑さとコースの厳しさから自然と集団の人数が絞り込まれていく中、7周目の半ばにレースは大きく動くこととなる。
アタックとキャッチが繰り返されていた中、有力チームのエースクラスが自ら動いてカウンターアタック。
KINAN勢は山本大がアクションを起こして前線に合流すると、7人の先頭グループが形成。
主要チームの大部分が前にメンバーを送り込んだこともあり、メイン集団は沈静化。
そのままタイム差は2分以上の開きとなり、山本大ら先行する選手たちの中から勝者が出ることは濃厚となった。

着々とリードを広げる先頭グループに新たな動きが出たのは10周目の終盤。
上りを利用してフランシスコ・マンセボ選手(マトリックスパワータグ)がアタックすると、7人のパックは一瞬にして崩壊。
これに反応できたのは小石祐馬選手(チーム右京 相模原)と山本大のみ。
先頭は3人となって、残り周回を減らしていく。
そして最終周回で勝負は決する。
上りを利用してマンセボ選手が再びアタックすると、小石選手と山本大は反応できず。
一呼吸おいて山本大がマンセボ選手を追うべく単独2位とするが、前との差は拡大。

最終的にマンセボ選手とは53秒差となって、山本大は2位でフィニッシュ。
優勝こそ逃したものの、UCIポイント30点を獲得し、貴重な機会をものにした。
また、「三菱地所JCLプロロードレースツアー」のポイント付与対象大会となっており、UCIポイントを10倍としたJCLポイントも獲得。
300点を加算し、JCL個人ランキングで再び首位に浮上している。
なお、このレース4位以下はメイン集団による争いとなり、トマがチーム内2番手の8位でフィニッシュラインを通過している。
三菱地所おおいたアーバンクラシック(150.8km)結果
1 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) 3時間30分48秒
2 山本大喜(KINAN Cycling Team) +53秒
3 小石祐馬(チーム右京相模原) +2分3秒
4 孫崎大樹(スパークルおおいた) +5分1秒
5 阿曽圭佑(ヴィクトワール広島)
6 伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム)
8 トマ・ルバ(KINAN Cycling Team)
12 畑中勇介(KINAN Cycling Team)
20 新城雄大(KINAN Cycling Team) +5分10秒
21 山本元喜(KINAN Cycling Team)
33 中島康晴(KINAN Cycling Team)
●選手コメント
・山本大喜
「気温が高く、展開もとても厳しいレースだった。みんなが協力してくれたおかげで先頭グループに入ることができ、ベストなレース展開だったが、最後は力不足。マンセボ選手の強さを見せつけられた。

次の目標は2週間後の全日本選手権。個人・チームともマークは厳しくなると思うが、誰もが強いと分かっていながら勝ち切ったマンセボ選手を見習って、自分も難しいなかでも勝てるようにしっかり走りたいと思う」
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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