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畑中勇介3位入賞 カンセキ真岡芳賀ロードレース レポート
三菱地所JCLプロロードレースツアー 2年目のシーズンが開幕
初戦・カンセキ真岡芳賀ロードレースで畑中勇介が3位入賞
初戦・カンセキ真岡芳賀ロードレースで畑中勇介が3位入賞
国内プロロードレースチームによるリーグ戦「三菱地所 JCLプロロードレースツアー」の2シーズン目が幕を開けた。
今シーズンの皮切りとして、4月16日にカンセキ真岡芳賀ロードレースが行われ、激しい打ち合いの末に畑中勇介が3位フィニッシュ。
まずは上々のシリーズスタートを飾り、次戦へ弾みとしている。
今シーズンの皮切りとして、4月16日にカンセキ真岡芳賀ロードレースが行われ、激しい打ち合いの末に畑中勇介が3位フィニッシュ。
まずは上々のシリーズスタートを飾り、次戦へ弾みとしている。
国内ロードレースシーンの活性化と地方創生をテーマに、各地を転戦するレースシリーズは今年も栃木県での2連戦で開幕。
まずは真岡市と芳賀町にまたがる7.2kmのコースを舞台に129.6km(18周回)のレースを設定。
大きな高低の変化こそないものの、変則コーナーが複数箇所あり、レース実施時間帯は北からの強い風も吹くコンディション。
勝負の行方に作用するかがポイントとなった。
公式戦の本格化にあたって、KINAN Racing Teamは畑中のほか、花田聖誠、トマ・ルバ、中島康晴、新城雄大、さらにルーキーの仮屋和駿を招集。
スピード自慢の面子で勝機を見出すべく本番へと挑んだ。
まずは真岡市と芳賀町にまたがる7.2kmのコースを舞台に129.6km(18周回)のレースを設定。
大きな高低の変化こそないものの、変則コーナーが複数箇所あり、レース実施時間帯は北からの強い風も吹くコンディション。
勝負の行方に作用するかがポイントとなった。
公式戦の本格化にあたって、KINAN Racing Teamは畑中のほか、花田聖誠、トマ・ルバ、中島康晴、新城雄大、さらにルーキーの仮屋和駿を招集。
スピード自慢の面子で勝機を見出すべく本番へと挑んだ。
開幕戦らしく、フレッシュな脚を生かそうとアタックする選手が続発した序盤戦。
KINANメンバーも集団前方を固めて仕掛けどころを探る。
そうした中から、3周目後半に4人の選手がリードを開始。
このタイミングでは集団に残ったKINAN勢だが、次の周回で8人の追走グループが形成されると新城とトマがジョイン。
人数がそろったこともあり、先頭への合流を目指してペースを上げた。
KINANメンバーも集団前方を固めて仕掛けどころを探る。
そうした中から、3周目後半に4人の選手がリードを開始。
このタイミングでは集団に残ったKINAN勢だが、次の周回で8人の追走グループが形成されると新城とトマがジョイン。
人数がそろったこともあり、先頭への合流を目指してペースを上げた。
しばし先頭4人と追走8人との差が20秒前後で変わらないまま進行したが、7周目でトマがバイク交換のために集団へと戻ると、新城ら残った4人が協調して前を行くグループに合流。
中間地点を前に8人逃げの態勢となった。
スピードに乗せた新城らのグループは、メイン集団に対して最大で2分のリードを確保。
集団待機の5選手は次なる展開に備えて前方をキープ。
周回を重ねるごとに、仮屋をペーシング役に送り込む場面も増えていく。
中間地点を前に8人逃げの態勢となった。
スピードに乗せた新城らのグループは、メイン集団に対して最大で2分のリードを確保。
集団待機の5選手は次なる展開に備えて前方をキープ。
周回を重ねるごとに、仮屋をペーシング役に送り込む場面も増えていく。
この流れが変化したのは残り4周を切ったタイミング。
先頭グループではアタックが散発し、かたやメイン集団でも宇都宮ブリッツェンとKINAN勢とがスピードアップを図って追撃ムードを高めていく。
先頭グループを射程圏にとらえたところで、長く前を走っていた新城が集団へと下がってペースの上昇に加勢。
残り距離を減らすと同時に人数が絞り込まれるメイン集団。
KINAN勢は役目を終えた仮屋を切り離して5選手で最終盤へと向かった。
先頭グループではアタックが散発し、かたやメイン集団でも宇都宮ブリッツェンとKINAN勢とがスピードアップを図って追撃ムードを高めていく。
先頭グループを射程圏にとらえたところで、長く前を走っていた新城が集団へと下がってペースの上昇に加勢。
残り距離を減らすと同時に人数が絞り込まれるメイン集団。
KINAN勢は役目を終えた仮屋を切り離して5選手で最終盤へと向かった。
最終周回に入るとタイミングをほぼ同じくしてに先頭グループを吸収したメイン集団。
直後のカウンターアタックで2選手が飛び出すと、即座に畑中が反応。
追随してきた選手を加えて5人の優勝争いへと移っていく。
このうち2名を送り込んだ地元・宇都宮ブリッツェンから増田成幸選手がアタック。
畑中が追うも増田選手のチームメート、小野寺玲選手のチェックにあい、フィニッシュ前で追い抜かれてしまう。
結果的にブリッツェン2人の後塵を拝したが、3位とまとめて表彰台の一角を確保した。
直後のカウンターアタックで2選手が飛び出すと、即座に畑中が反応。
追随してきた選手を加えて5人の優勝争いへと移っていく。
このうち2名を送り込んだ地元・宇都宮ブリッツェンから増田成幸選手がアタック。
畑中が追うも増田選手のチームメート、小野寺玲選手のチェックにあい、フィニッシュ前で追い抜かれてしまう。
結果的にブリッツェン2人の後塵を拝したが、3位とまとめて表彰台の一角を確保した。
各チームのエースクラス同士の力のぶつかり合いとなった終盤の競り合い。
開幕戦から熱いレースが繰り広げられた。
今季から有観客開催に戻って、多く詰めかけた沿道のファンの前での好勝負となった。
アフターコロナにおけるレース開催の在り方として、JCLではファンがレース会場で直接観戦を再開できるよう多彩なイベントで後押し。
この日は各チームのピットを見学できる「ピットウォーク」やレースコースを実際に走れる「ファンライド」を企画。
ステージやスタート前でのセレモニーも華やかに執り行われた。
開幕戦から熱いレースが繰り広げられた。
今季から有観客開催に戻って、多く詰めかけた沿道のファンの前での好勝負となった。
アフターコロナにおけるレース開催の在り方として、JCLではファンがレース会場で直接観戦を再開できるよう多彩なイベントで後押し。
この日は各チームのピットを見学できる「ピットウォーク」やレースコースを実際に走れる「ファンライド」を企画。
ステージやスタート前でのセレモニーも華やかに執り行われた。
初戦から大きな盛り上がりを見せたシリーズは、翌17日に宇都宮市に舞台を移して「カンセキ宇都宮清原クリテリウム」を実施。
2.2kmのコースを23周回走る50.6kmで争われる。
KINAN Racing Teamは同じメンバーで挑む予定だ。
2.2kmのコースを23周回走る50.6kmで争われる。
KINAN Racing Teamは同じメンバーで挑む予定だ。
カンセキ真岡芳賀ロードレース(129.6km)結果
1 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)2時間59分52秒
2 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+0秒
3 畑中勇介(KINAN Racing Team)
4 小石祐馬(Team UKYO SAGAMIHARA)+3秒
5 渡邊諒馬(VC福岡)+4秒
6 孫崎大樹(Sparkle Oita Racing Team)+18秒
9 花田聖誠(KINAN Racing Team)+19秒
10 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
18 中島康晴(KINAN Racing Team)+1分47秒
19 新城雄大(KINAN Racing Team)
22 仮屋和駿(KINAN Racing Team)+4分29秒
1 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)2時間59分52秒
2 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+0秒
3 畑中勇介(KINAN Racing Team)
4 小石祐馬(Team UKYO SAGAMIHARA)+3秒
5 渡邊諒馬(VC福岡)+4秒
6 孫崎大樹(Sparkle Oita Racing Team)+18秒
9 花田聖誠(KINAN Racing Team)+19秒
10 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
18 中島康晴(KINAN Racing Team)+1分47秒
19 新城雄大(KINAN Racing Team)
22 仮屋和駿(KINAN Racing Team)+4分29秒
選手コメント
・畑中勇介
「チームみんな強いので、コースの特性をベースに誰で勝負すべきかを毎レース考えている。今回は自分がエースとして走らせてもらったが、予想していた以上にチーム同士の総力戦の色合いになった。もう1人軸になる選手を置きたかったが、それができないほどタフなレースになり、自分にかかる責任が大きくなっていることを走りながら感じていた。3時間近く走ってきて、最後の5分を託されることの使命感を強く実感させられたレースだった。
(新城)雄大が逃げてくれたが、チームとしてより勝てる可能性を考えて、集団のコントロールに加わることにした。中島さんが集団内で増田さん(宇都宮ブリッツェン)と話をしてくれて、両チームが意思統一できたこともプラスだった。きっと見ていても楽しいレースになったのではないか。
明日のクリテリウムも、KINANらしく自分たちの強さを生かした戦い方をしたい。それができれば成功することは分かっているので、良いレースができればと思う」
・畑中勇介
「チームみんな強いので、コースの特性をベースに誰で勝負すべきかを毎レース考えている。今回は自分がエースとして走らせてもらったが、予想していた以上にチーム同士の総力戦の色合いになった。もう1人軸になる選手を置きたかったが、それができないほどタフなレースになり、自分にかかる責任が大きくなっていることを走りながら感じていた。3時間近く走ってきて、最後の5分を託されることの使命感を強く実感させられたレースだった。
(新城)雄大が逃げてくれたが、チームとしてより勝てる可能性を考えて、集団のコントロールに加わることにした。中島さんが集団内で増田さん(宇都宮ブリッツェン)と話をしてくれて、両チームが意思統一できたこともプラスだった。きっと見ていても楽しいレースになったのではないか。
明日のクリテリウムも、KINANらしく自分たちの強さを生かした戦い方をしたい。それができれば成功することは分かっているので、良いレースができればと思う」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU