

ツアー・オブ・メルスィン 第1ステージ レポート
2年連続出場のツアー・オブ・メルスィン開幕
頂上フィニッシュの第1ステージは3選手が上位が見える位置で終える
頂上フィニッシュの第1ステージは3選手が上位が見える位置で終える
●ツアー・オブ・メルスィン(UCIヨーロッパツアー2.2)
4月10日 第1ステージ アナムル-ボズヤジ-アディンシク 93km
・出場選手
ドリュー・モレ
山本元喜
レイン・タラマエ
宇賀隆貴
宮崎泰史
トマ・ルバ
新城雄大
4月10日 第1ステージ アナムル-ボズヤジ-アディンシク 93km
・出場選手
ドリュー・モレ
山本元喜
レイン・タラマエ
宇賀隆貴
宮崎泰史
トマ・ルバ
新城雄大
KINAN Racing Teamにとって2年連続の出場となるトルコ開催のステージレース、ツアー・オブ・メルスィンが現地4月10日に開幕。総距離438kmを4日間かけて走る。
大会初日、第1ステージは93kmで争われ、3級山岳頂上に敷かれたフィニッシュを目指して登坂勝負。
KINAN勢ではレイン・タラマエと宮崎泰史がそれぞれ11位と12位でフィニッシュ。
2人に次いでフィニッシュしたトマ・ルバを含め3人がトップから1分圏内につけて、今後のステージでさらなる上位浮上を目指す。
大会初日、第1ステージは93kmで争われ、3級山岳頂上に敷かれたフィニッシュを目指して登坂勝負。
KINAN勢ではレイン・タラマエと宮崎泰史がそれぞれ11位と12位でフィニッシュ。
2人に次いでフィニッシュしたトマ・ルバを含め3人がトップから1分圏内につけて、今後のステージでさらなる上位浮上を目指す。

4月に入り、トルコでのレース活動に注力するチームは、この期間中2つ目の国際レースであるツアー・オブ・メルスィンへ。
大会名にもあるメルスィンは同国南部に位置する、地中海沿いの地域名。
トルコ国内でも近年最も経済活動が盛んな地域とも言われ、古くからの港湾都市としての機能のほか、石油産業、海外との交易などで活気に満ちている。
それを表すかのようにレースも毎年激しい争いが繰り広げられる。
大会名にもあるメルスィンは同国南部に位置する、地中海沿いの地域名。
トルコ国内でも近年最も経済活動が盛んな地域とも言われ、古くからの港湾都市としての機能のほか、石油産業、海外との交易などで活気に満ちている。
それを表すかのようにレースも毎年激しい争いが繰り広げられる。

KINAN Racing Teamにとっては2度目となる同レースへの参戦。
前回はトマが個人総合7位。今年は総合成績はもとより、各ステージでの優勝争いにも加わっていけるよう、チャレンジを繰り返していく。
今大会に臨むのは、トマ、レイン、宮崎のほか、ドリュー・モレ、山本元喜、宇賀隆貴、新城雄大の7人。
4日前に挑んだワンデーレース、グランプリ・シェドラ・エンシェントシティでは宮崎が6位で終えており、他のメンバーも含めてコンディションが高まってきている。
前回はトマが個人総合7位。今年は総合成績はもとより、各ステージでの優勝争いにも加わっていけるよう、チャレンジを繰り返していく。
今大会に臨むのは、トマ、レイン、宮崎のほか、ドリュー・モレ、山本元喜、宇賀隆貴、新城雄大の7人。
4日前に挑んだワンデーレース、グランプリ・シェドラ・エンシェントシティでは宮崎が6位で終えており、他のメンバーも含めてコンディションが高まってきている。

第1ステージは、地中海を見ながら東進する93kmのショートレース。
70km地点を過ぎたところから山岳区間に入り、3級山岳を越えると今度はテクニカルなダウンヒル。
そして最後の約3kmで再び急坂区間へ。3級山岳に設定されるとともに、頂上にフィニッシュラインが設けられ、大会初日からクライマーたちが主役となることが予想された。
70km地点を過ぎたところから山岳区間に入り、3級山岳を越えると今度はテクニカルなダウンヒル。
そして最後の約3kmで再び急坂区間へ。3級山岳に設定されるとともに、頂上にフィニッシュラインが設けられ、大会初日からクライマーたちが主役となることが予想された。

迎えたレースは追い風の影響もあり序盤からハイペースで進行。
散発的に数人単位のアタックが見られたものの、集団からタイム差を得るまでには至らない。
KINAN勢も山本や新城らがこうした動きをチェックしながら主導権争いに加わる。プロトンは一団のまま、中間地点を通過した。
散発的に数人単位のアタックが見られたものの、集団からタイム差を得るまでには至らない。
KINAN勢も山本や新城らがこうした動きをチェックしながら主導権争いに加わる。プロトンは一団のまま、中間地点を通過した。

集団の形勢に大きな変化がないまま、レース後半の山岳区間へ。
上りの入口で落車が発生した影響で分断が起こると、上りでさらに人数が絞られていく。
KINANメンバーは一時的に後方へ下がる局面があったものの、下りを経てメイン集団に復帰すると、宮崎とレインを好位置で最終登坂へ送り出すべく集団前方へ引き上げ。
50人ほどに絞られて、フィニッシュへと続く最後の上りに突入した。
上りの入口で落車が発生した影響で分断が起こると、上りでさらに人数が絞られていく。
KINANメンバーは一時的に後方へ下がる局面があったものの、下りを経てメイン集団に復帰すると、宮崎とレインを好位置で最終登坂へ送り出すべく集団前方へ引き上げ。
50人ほどに絞られて、フィニッシュへと続く最後の上りに突入した。

10%近い勾配が約3kmにわたって続き、集団前方はあっという間に10人程度に。
宮崎が良いポジションをキープして最後の300m。さらに傾斜が厳しくなるポイントで勢いを増した選手たちがステージ上位を占め、KINANメンバーは、ペースを保って順位を上げたレインが11位でチーム最上位。
前線で粘った宮崎が12位で走り終え、少しおいてトマがフィニッシュラインを通過。
個人総合成績でもトップから40秒以内でまとめ、この先のステージでさらなる上位進出の可能性を十分に残している。
宮崎が良いポジションをキープして最後の300m。さらに傾斜が厳しくなるポイントで勢いを増した選手たちがステージ上位を占め、KINANメンバーは、ペースを保って順位を上げたレインが11位でチーム最上位。
前線で粘った宮崎が12位で走り終え、少しおいてトマがフィニッシュラインを通過。
個人総合成績でもトップから40秒以内でまとめ、この先のステージでさらなる上位進出の可能性を十分に残している。

また、チーム内上位3選手の所要タイム合算で競うチーム総合ででも2番手につけており、個人・チームそれぞれでチャンスのある状況としている。
翌11日に行われる第2ステージは、122.8km。標高約1000mのギュルナルをスタート後、10km地点から約20kmに及ぶダウンヒル。
その後は4級山岳を越えながら海沿いの平坦路へと移っていく。第1ステージと同様に、各チームの思惑が入り乱れた激しいレースになる。
翌11日に行われる第2ステージは、122.8km。標高約1000mのギュルナルをスタート後、10km地点から約20kmに及ぶダウンヒル。
その後は4級山岳を越えながら海沿いの平坦路へと移っていく。第1ステージと同様に、各チームの思惑が入り乱れた激しいレースになる。

ツアー・オブ・メルスィン第1ステージ(93km)結果
1 Balint Feldhoffer(TEAM UNITED SHIPPING)2時間1分44秒
2 ベンジャミ・プラデス(VC福岡)+0秒
3 シュテファン・デボッド(トレンガヌサイクリングチーム)+1秒
4 Mathias BREGNHOJ(トレンガヌサイクリングチーム)
5 Willem Jakobus Smit(チャイナグローリーコンチネンタル)+4秒
6 Lennert Teugels(TARTELETTO - ISOREX)+5秒
11 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+14秒
12 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+21秒
16 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+30秒
50 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+1分9秒
57 新城雄大(KINAN Racing Team)+1分13秒
117 山本元喜(KINAN Racing Team)+5分25秒
128 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+6分18秒
・個人総合時間
1 Balint Feldhoffer(TEAM UNITED SHIPPING)2時間1分34秒
2 ベンジャミ・プラデス(VC福岡)+4秒
3 シュテファン・デボッド(トレンガヌサイクリングチーム)+7秒
4 Mathias BREGNHOJ(トレンガヌサイクリングチーム)+11秒
5 Willem Jakobus Smit(チャイナグローリーコンチネンタル)+14秒
6 Lennert Teugels(TARTELETTO - ISOREX)
11 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+24秒
12 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+31秒
16 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+40秒
50 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+1分19秒
57 新城雄大(KINAN Racing Team)+1分23秒
117 山本元喜(KINAN Racing Team)+5分35秒
128 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+6分28秒
・チーム総合時間
1 トレンガヌサイクリングチーム 6時間5分55秒
2 KINAN Racing Team +22秒
1 Balint Feldhoffer(TEAM UNITED SHIPPING)2時間1分44秒
2 ベンジャミ・プラデス(VC福岡)+0秒
3 シュテファン・デボッド(トレンガヌサイクリングチーム)+1秒
4 Mathias BREGNHOJ(トレンガヌサイクリングチーム)
5 Willem Jakobus Smit(チャイナグローリーコンチネンタル)+4秒
6 Lennert Teugels(TARTELETTO - ISOREX)+5秒
11 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+14秒
12 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+21秒
16 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+30秒
50 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+1分9秒
57 新城雄大(KINAN Racing Team)+1分13秒
117 山本元喜(KINAN Racing Team)+5分25秒
128 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+6分18秒
・個人総合時間
1 Balint Feldhoffer(TEAM UNITED SHIPPING)2時間1分34秒
2 ベンジャミ・プラデス(VC福岡)+4秒
3 シュテファン・デボッド(トレンガヌサイクリングチーム)+7秒
4 Mathias BREGNHOJ(トレンガヌサイクリングチーム)+11秒
5 Willem Jakobus Smit(チャイナグローリーコンチネンタル)+14秒
6 Lennert Teugels(TARTELETTO - ISOREX)
11 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+24秒
12 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+31秒
16 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+40秒
50 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+1分19秒
57 新城雄大(KINAN Racing Team)+1分23秒
117 山本元喜(KINAN Racing Team)+5分35秒
128 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+6分28秒
・チーム総合時間
1 トレンガヌサイクリングチーム 6時間5分55秒
2 KINAN Racing Team +22秒

●選手コメント
宮崎泰史
「1つ目の3級山岳で自分とレイン、トマの3人が集団に残って、その流れのまま最後の上りに向かう形になった。レインが少し遅れているのが見えたので、自分で勝負するつもりで行ったけど、最後の300mで脚がいっぱいになってしまった。
最後の最後を耐えられれば良かったけど、今日の反省点を第3ステージ(本格山岳ステージ)につなげられたらと思う。今日とは違って距離の長い上りがいくつもあるので、レースの流れが違ってくるだろうし、自分としてもその方が力を発揮できると感じている。
(レース直後にはレインからアドバイス)フィニッシュ前の走りについて。最後の300mはやっぱり詰めが甘かったと思うし、そこを克服できれば順位やトップとのタイム差が変わってくるので、巧く走れるようにならないといけない」
宮崎泰史
「1つ目の3級山岳で自分とレイン、トマの3人が集団に残って、その流れのまま最後の上りに向かう形になった。レインが少し遅れているのが見えたので、自分で勝負するつもりで行ったけど、最後の300mで脚がいっぱいになってしまった。
最後の最後を耐えられれば良かったけど、今日の反省点を第3ステージ(本格山岳ステージ)につなげられたらと思う。今日とは違って距離の長い上りがいくつもあるので、レースの流れが違ってくるだろうし、自分としてもその方が力を発揮できると感じている。
(レース直後にはレインからアドバイス)フィニッシュ前の走りについて。最後の300mはやっぱり詰めが甘かったと思うし、そこを克服できれば順位やトップとのタイム差が変わってくるので、巧く走れるようにならないといけない」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU