

ツアー・オブ・メルスィン 第4ステージ レポート
ツアー・オブ・メルスィン閉幕
レイン・タラマエが個人総合4位で終えて次なる目標へ
レイン・タラマエが個人総合4位で終えて次なる目標へ
●ツアー・オブ・メルスィン(UCIヨーロッパツアー2.2)
4月13日
第4ステージ メディテラニアン-オズゲガン・アスラン・ピーススクエア 120km
・出場選手
ドリュー・モレ(第3ステージDNF)
山本元喜
レイン・タラマエ
宇賀隆貴(第2ステージDNF)
宮崎泰史
トマ・ルバ
新城雄大
4月13日
第4ステージ メディテラニアン-オズゲガン・アスラン・ピーススクエア 120km
・出場選手
ドリュー・モレ(第3ステージDNF)
山本元喜
レイン・タラマエ
宇賀隆貴(第2ステージDNF)
宮崎泰史
トマ・ルバ
新城雄大
トルコ南部・メルスィン県を舞台としたステージレース、ツアー・オブ・メルスィン(UCIヨーロッパツアー2.2)は4日間の戦いを終了。
KINAN Racing Teamはレイン・タラマエが前日からの順位をキープして、個人総合4位でフィニッシュ。
5選手で臨んだ最終・第4ステージもトラブルなく走り終えて、同国での春のレース活動を完遂した。
KINAN Racing Teamはレイン・タラマエが前日からの順位をキープして、個人総合4位でフィニッシュ。
5選手で臨んだ最終・第4ステージもトラブルなく走り終えて、同国での春のレース活動を完遂した。

4月10日に開幕し、4日間をかけて地中海沿いのメルスィン県をめぐったプロトン。
前日12日には総獲得標高(登坂に要した高度の合計)3360mに及んだ第3ステージを戦い、KINAN Racing Teamはレインを上位に送り込むことに成功。
ステージ4位でまとめて、個人総合でも同じく4位につけた。
前日12日には総獲得標高(登坂に要した高度の合計)3360mに及んだ第3ステージを戦い、KINAN Racing Teamはレインを上位に送り込むことに成功。
ステージ4位でまとめて、個人総合でも同じく4位につけた。

現地13日は大会のフィナーレとなる第4ステージ。同県の最大都市・メルスィン市に到達する。
パレード走行後、シーサイドロードに設定された12kmの周回コースを10周。120kmのレースは全体を通してフラットで、平地に強いスプリンターにとっては狙い目。
ハイペースが予想され、上位戦線を行くKINAN Racing Teamもクラッシュなどのトラブルに最大限注意をしながら、チャンスあらば攻撃に出る構えでスタートラインについた。
パレード走行後、シーサイドロードに設定された12kmの周回コースを10周。120kmのレースは全体を通してフラットで、平地に強いスプリンターにとっては狙い目。
ハイペースが予想され、上位戦線を行くKINAN Racing Teamもクラッシュなどのトラブルに最大限注意をしながら、チャンスあらば攻撃に出る構えでスタートラインについた。

レース前半は一団で進んだプロトン。KINANメンバーも前方に位置し、予想通り速く進むペースに合わせていく。
一時的ながら山本元喜らが先頭に立つ場面も見られ、逃げグループ形成の可能性も含みながら中盤戦へと入っていった。
一時的ながら山本元喜らが先頭に立つ場面も見られ、逃げグループ形成の可能性も含みながら中盤戦へと入っていった。

中間地点を過ぎたあたりで集団から1人が飛び出し、リーダーチームのトレンガヌサイクリングチームを中心にこの動きを容認。
先行したのが総合成績で遅れていた選手であることも関係し、集団は慌てることなくタイム差を調整。
やがてスプリント狙いのチームが集団前方を固めると、自然とペースが上がり、先頭ライダーとのギャップも縮まっていった。
先行したのが総合成績で遅れていた選手であることも関係し、集団は慌てることなくタイム差を調整。
やがてスプリント狙いのチームが集団前方を固めると、自然とペースが上がり、先頭ライダーとのギャップも縮まっていった。

勢いが増すメイン集団は、残り2周で先頭との差を一気に詰めると、最終周回の鐘を聞いた直後に吸収。
KINAN勢5人も隊列を組んで集団前方を固めると、レインの個人総合順位のキープを意識して危険を回避。
クラッシュなどのトラブルを避けながら、好位置で最終局面を迎えた。
KINAN勢5人も隊列を組んで集団前方を固めると、レインの個人総合順位のキープを意識して危険を回避。
クラッシュなどのトラブルを避けながら、好位置で最終局面を迎えた。

ステージ優勝争いがスプリントになった後方で、KINANライダーはきっちりとフィニッシュラインを通過。
レイン、山本のほか、宮崎泰史、トマ・ルバ、新城雄大が4日間のレースを完走した。
これにより、レインの個人総合4位が確定。第2ステージ5位で流れをつかみ、続く山岳の第3ステージでも連続の上位入り。最後も総合順位をキープして今大会を終えた。
このリザルトによる獲得UCIポイントは20点とした。
レイン、山本のほか、宮崎泰史、トマ・ルバ、新城雄大が4日間のレースを完走した。
これにより、レインの個人総合4位が確定。第2ステージ5位で流れをつかみ、続く山岳の第3ステージでも連続の上位入り。最後も総合順位をキープして今大会を終えた。
このリザルトによる獲得UCIポイントは20点とした。

4月上旬から続いたトルコでのチーム活動を打ち上げ、チームは同月後半の国内シリーズへ。
同時に、翌月に控えるツール・ド・熊野やツアー・オブ・ジャパンといったビッグイベントにも目を向け、コンディション調整を続けていく。
KINAN Racing Teamの次戦は、4月20日の西日本クラシック(Jプロツアー)を予定している。
同時に、翌月に控えるツール・ド・熊野やツアー・オブ・ジャパンといったビッグイベントにも目を向け、コンディション調整を続けていく。
KINAN Racing Teamの次戦は、4月20日の西日本クラシック(Jプロツアー)を予定している。
ツアー・オブ・メルスィン第4ステージ(120km)結果
1 ヤクブ・マレチュコ(Mazowsze Serce Polski)2時間28分6秒
2 Tomasz Budzinski(Voster ATS Team)+0秒
3 Milkias Maekele(バイクエイド)
4 Mihajlo Stolic(Team United Shipping)
5 Ahmet Orken(Spor Toto Cycling Team)
6 Girts Harkins(Energus Cycling Team)
70 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
77 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)
83 新城雄大(KINAN Racing Team)
104 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
126 山本元喜(KINAN Racing Team)+42秒
・個人総合時間
1 シュテファン・デボッド(トレンガヌサイクリングチーム)10時間21分11秒
2 Lennert Teugels(TARTELETTO - ISOREX)+41秒
3 Mathias BREGNHOJ(トレンガヌサイクリングチーム)+1分1秒
4 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+1分10秒
5 Dawit YEMANE(バイクエイド)+1分31秒
6 Balint Feldhoffer(TEAM UNITED SHIPPING)+1分46秒
19 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+7分31秒
32 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+13分38秒
69 新城雄大(KINAN Racing Team)+27分33秒
74 山本元喜(KINAN Racing Team)+28分27秒
・ポイント賞
15 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)3pts
・山岳賞
4 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)10pts
11 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)3pts
・チーム総合時間
1 トレンガヌサイクリングチーム 31時間10分56秒
4 KINAN Racing Team +12分35秒
1 ヤクブ・マレチュコ(Mazowsze Serce Polski)2時間28分6秒
2 Tomasz Budzinski(Voster ATS Team)+0秒
3 Milkias Maekele(バイクエイド)
4 Mihajlo Stolic(Team United Shipping)
5 Ahmet Orken(Spor Toto Cycling Team)
6 Girts Harkins(Energus Cycling Team)
70 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
77 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)
83 新城雄大(KINAN Racing Team)
104 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
126 山本元喜(KINAN Racing Team)+42秒
・個人総合時間
1 シュテファン・デボッド(トレンガヌサイクリングチーム)10時間21分11秒
2 Lennert Teugels(TARTELETTO - ISOREX)+41秒
3 Mathias BREGNHOJ(トレンガヌサイクリングチーム)+1分1秒
4 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+1分10秒
5 Dawit YEMANE(バイクエイド)+1分31秒
6 Balint Feldhoffer(TEAM UNITED SHIPPING)+1分46秒
19 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+7分31秒
32 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+13分38秒
69 新城雄大(KINAN Racing Team)+27分33秒
74 山本元喜(KINAN Racing Team)+28分27秒
・ポイント賞
15 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)3pts
・山岳賞
4 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)10pts
11 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)3pts
・チーム総合時間
1 トレンガヌサイクリングチーム 31時間10分56秒
4 KINAN Racing Team +12分35秒

●選手コメント
レイン・タラマエ
「4日間の走りに満足している。体調の良さを実感でき、レースそのものを楽しめた。表彰台に上がれれば良かったけど、(個人総合3位の選手との差)9秒を今日だけで取り戻すのはコースから見ても難しかった。何より、良いイメージでレースを終えられたことを喜びたい。素晴らしいチームメートに恵まれ、スタッフの働きにも助けられた。とても感謝している。
次の大きな目標はツール・ド・熊野とツアー・オブ・ジャパン。どちらのレースもチームにとって大事なレースで、とにかくベストを尽くすのみ。(拠点の1つである)ルワンダにわたって、よりハードなトレーニング積んで日本のレースに臨むつもりだ」
レイン・タラマエ
「4日間の走りに満足している。体調の良さを実感でき、レースそのものを楽しめた。表彰台に上がれれば良かったけど、(個人総合3位の選手との差)9秒を今日だけで取り戻すのはコースから見ても難しかった。何より、良いイメージでレースを終えられたことを喜びたい。素晴らしいチームメートに恵まれ、スタッフの働きにも助けられた。とても感謝している。
次の大きな目標はツール・ド・熊野とツアー・オブ・ジャパン。どちらのレースもチームにとって大事なレースで、とにかくベストを尽くすのみ。(拠点の1つである)ルワンダにわたって、よりハードなトレーニング積んで日本のレースに臨むつもりだ」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU