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KINAN RACING

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JCL BANK LEAGUE 2022 西予選Round レポート

バンクリーグ西予選ラウンドを2位通過
戦術の精度を高めてファイナルへ向かう
日本初のトラックレース対抗戦「JCLバンクリーグ」の西予選ラウンドが8月3日に行われ、同シリーズ今季初戦となったKINAN Racing Teamは5チーム総当たりのリーグ戦を2位フィニッシュ。
東西の各予選上位2チームが進出できるファイナルラウンドへ駒を進めることとなった。
バンクリーグは2020年に本格始動した、日本初のトラックレース対抗戦。
現在はJCL(ジャパンサイクルリーグ)加盟チームが中心となり、サイクルスポーツの発展とファンの拡大、地域振興を目的に各地の競輪場を舞台に開催している。

今年からシリーズの方式が変わり、全10チームを東西に分けて予選ラウンドを実施。
KINAN Racing Teamが臨む西予選ラウンドは大分県・別府競輪場を舞台に、西日本を拠点とする5チームが参戦した。
バンクリーグの特色は、独自考案の「3ポイントゲーム」で争われる点。
レースは1チーム4人で構成され、2チームによる対戦形式。
スタートから3周目以降の奇数周回でコントロールラインをトップ通過したチームにポイントが与えられ、3点先取した時点で当該チームの勝利となる。
スピードだけでなく頭脳戦の意味合いも強く、レース展開に応じた戦術を組み立てていくことが勝利の近道となる。

今回、KINAN Racing Teamからはバンクリーグでリーダーを務める荒井佑太を筆頭に、経験豊富な中島康晴と山本大喜、若手の花田聖誠と小出樹がエントリー。
トマ・ルバは、大分県競輪選手会の選手たちとのエキシビジョンレースに回っている。
実力が拮抗した5チームがそろったこともあり、KINAN勢も初戦からハードな戦いを強いられた。
荒井、中島、山本大、小出のオーダーで迎えたマトリックスパワータグ戦は、相手に先制される展開。
抜け出した小出が同点として、最後は荒井がスプリンター同士の勝負を制して1点差の勝利。
小出と花田を入れ替えて挑んだVC福岡戦も先制されながらも、中島、荒井と連続得点で逆転すると、再び中島が先頭通過してレースを締めた。
チームが最も苦しんだのは、スパークルおおいた戦。
トラック競技経験者をそろえたホームチーム相手に、1点も取れずに敗戦。
この時点で他チームと勝敗で並び、予選突破は最終のヴィクトワール広島戦にゆだねられることとなる。
そのヴィクトワール戦は中島の先制得点に始まり、一度は同点に追いつかれるも、山本大とのコンビネーションで数的優位に持ち込んだ荒井が連続でポイントを獲得。
きっちり勝ち切って、この予選を3勝1敗で終えた。
その後、他チームの結果によってKINAN Racing Teamの2位が決定。
上位2チームが進出するファイナルラウンドへ進むことが決まった。
この日はバンクリーグでは恒例となったファンのバンク内観戦や、チームピットを見学できる「ピットウォーク」といった催しも充実。
選手とファンとの交流にも時間が多く設けられた。
シーズン王者を決めるファイナルは、8月14日に京都府・向日町競輪場で開催。
先の東予選から勝ち上がった宇都宮ブリッツェン、レバンテフジ静岡に、西予選1位のスパークルおおいた、そしてKINAN Racing Teamの顔触れで争われる。
さらにレベルが上がる戦いへ、チーム・選手は戦術の精度を高めて本番に向かっていく。
JCLバンクリーグ西予選ラウンド 結果(KINAN Racing Team分)

KINAN Racing Team 3-2 マトリックスパワータグ
KINAN Racing Team 3-1 VC福岡
KINAN Racing Team 0-3 スパークルおおいた
KINAN Racing Team 3-1 ヴィクトワール広島
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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