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KINAN RACING

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宇都宮ジャパンカップクリテリウム レポート

宇都宮ジャパンカップクリテリウムが華やかに
KINANメンバー6選手も大歓声の中を走り翌日のロードレースにつなぐ
●宇都宮ジャパンカップクリテリウム
10月18日(土)
2.25km×15Laps=33.75km

・出場選手
レイン・タラマエ
宇賀隆貴
新宮颯太
宮崎泰史
トマ・ルバ
新城雄大
国内最高峰のワンデーレース「宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース」は、10月17日より関連プログラムが本格的にスタート。
18日はプレレースであるクリテリウムが行われ、宇都宮市中心部を舞台にハイスピードのレースを展開。
KINAN Racing Teamも6選手がコースに出て、歓声を浴びながらの走り。
多くの観衆を前に元気な姿を見せた選手たちは、次に控えるメインのロードレースへと向かっていく。
毎年10月に開催される宇都宮ジャパンカップは、UCI(国際自転車競技連合)公認の国際レースにおいて、上から2番目のカテゴリー「UCIプロツアー」にランクされる。
日本では唯一であり、アジア圏においてもワンデーレースでは最上位に位置。「アジア最高峰のワンデーレース」として世界的にも名高い。
それを証明するように、世界のトップを走るチームが多数来日しレースに参戦。
例年これらのチームが宇都宮のコースを席巻するが、迎え撃つ日本勢も一矢報いるべく果敢に攻めの走りを見せる。
KINAN Racing Teamは今年も上位進出を目指し、開催地・宇都宮へと乗り込んでいる。

大会は前日17日にチームプレゼンテーションを実施。多くのファンが集まったなか、KINAN Racing Teamも登壇し声援を受けるとともに、レースでの活躍を誓っている。
続く18日は、宇都宮市大通りを使ってのクリテリウム。
翌日に控えるロードレースに臨むメンバーのほとんどがスタートラインにつき、顔見せすると同時に本気のスピードバトルを展開。
おおむね平坦の1周2.25kmのコースを15周回・33.75kmとレース距離が短いことも関係し、時速50kmを超えようかというハイペースで進行するのが例年の流れ。
KINAN Racing Teamは今大会、レイン・タラマエ、宇賀隆貴、新宮颯太、宮崎泰史、トマ・ルバ、新城雄大の6選手で編成。
前週のマイナビ ツール・ド・九州2025を個人総合2位で終えたレインを中心に、かつてジャパンカップで上位フィニッシュを経験しているトマや、コースを熟知する日本人メンバーとバランス重視の布陣。
今大会の指揮を執る畑中勇介コーチは、昨年のこの大会でキャリアを終えたが、スタッフとしてジャパンカップ帰還を果たす。
コース2周のパレード走行で、選手みずから応援フラッグを沿道のファンに配り、盛り上げを図ると、声援をバックに疾走。
例年に違わずUCIワールドチームが主導権を握る中、各選手が展開を見ながら集団前方まで上がっていく。
トップチームが作るハイペースで集団が自然と縦長になるが、KINANメンバーもしっかりとレースを進めた。
序盤から中盤にかけて周回ごとに先行する選手が替わる出入りの多い流れ。
レースなかばからは散発的なアタックで、一時的に単独逃げが出たものの決定打とはならず。
最終盤はスプリント狙いのチームが主導権を確保して、フィニッシュ勝負へと移っていった。
KINANメンバーはトラブルを回避しながら、確実にフィニッシュラインを通過することにフォーカス。脚試しを終えて、次に待つロードレースへと移る。
メインイベントのロードレースは、宇都宮市森林公園に移して144.2kmで争われる。
1周10.3kmの周回コースは、名物である古賀志林道のつづら折りがポイント。
斜度10%を越える急坂部が潜み、レースの流れを決定づける場所でもある。
周回を経るたびにコース上のライダーが減る本格的なサバイバル。
最後まで前方をキープし、勝負に絡んでいきたい。KINAN Racing Teamはクリテリウムと同じ6選手でスタートラインへ。
上位進出をマストとしながら、40位以内の選手に付与されるUCIポイントの獲得も確実なものとしていく。
2025宇都宮ジャパンカップクリテリウム(33.75km)結果
1 ジョナタン・ミラン(リドル・トレック)39分58秒
2 ミカ・ヘミング(チューダー・プロサイクリングチーム)+0秒
3 フラット・ファンミヘレン(バーレーン・ヴィクトリアス)
4 サイモン・クラーク(イスラエル・プレミアテック)
5 ルーカ・ファンボーヴェン(アンテルマルシェ・ワンティ)
6 フィト・ブラーツ(アンテルマルシェ・ワンティ)
47 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
75 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+32秒
86 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+35秒
91 新城雄大(KINAN Racing Team)+39秒
102 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+1分5秒
DNF 新宮颯太(KINAN Racing Team)
●選手コメント
宇賀隆貴
「ジャパンカップ全体を通じて、レインのトップレベルでの経験が活かされる機会だと思っている。ロードレースであれば、レインの走りを見ながら自分も前方でレースを進められるようにしたいし、UCIポイント獲得にもつなげたい。彼を盛り立てることも僕たちの仕事になる。

(昨年はオープンレースで優勝)当時は“来年はメインレースを走れるように”と思いながら宇都宮市森林公園をのコースを走っていた。実際にレースのイメージをつかむ場になったので、前回から1年かけて準備をしてきたつもり。個人的には上りで苦しむことを覚悟しながら、その後の下りでプロトン内でのポジションを戻せるようにしたいと考えている。シーズン後半の好調を維持しているので、良い形で今大会を終えたい。」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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