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KINAN RACING

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ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム レポート

3選手が臨んだツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
メインレースでは「日本人チーム賞」を獲得
11月9日、さいたま市・さいたま新都市を舞台に「J:COM presents 2025 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」が行われ、KINAN Racing Teamからは橋本英也、柚木伸元、新宮颯太がエントリー。
橋本の果敢な攻めなどで見せ場を作り、日本人チーム賞を獲得。3名揃っての表彰台登壇を果たし、イエローに包まれた祭典の幕を閉じた。
本場フランスで行われるツール・ド・フランスを雰囲気ごと輸入したようなこの祭典はコロナ禍の休止を挟んで11回目を数え、さいたま地域の恒例イベントとして成長している。
このイベントにKINAN Racing Teamからは3名が参加。7回目となる橋本に加え、初出場の柚木、新宮がエントリーした。

前日に行われた「ファン感謝祭」では、チームプレゼンテーションに登壇。
ツールの象徴色であるイエローに包まれる会場でそれぞれがマイクを握り意気込みを語った。
迎えた祭典当日は雨で路面がウエットなコンディション。
その中でも防寒対策をしたファンが大勢、さいたま新都心駅周辺に集結。
顔見せのチーム登壇やオープニング走行で徐々に会場の熱気を高めていった。
第一種目のチームタイムトライアルは3.1キロの設定。
さいたまスーパーアリーナ内やアンダーパスを通るなど、クリテリウムと同じくアップダウンも含まれる。
3名で出走したKINAN Racing Teamだが、怪我からの回復中の柚木が安全策の走りを選択。
順位基準となる2名でペダルを踏み込み、5分5秒で終えている。
徐々に熱気を増した中でのメインレースは3.5kmのコースを17周する全長59.5kmで開催された。
海外の強豪選手が前列にラインナップし、スタート。序盤に先行する小集団が生まれる中、メイン集団でレースを進めたKINAN選手では、橋本がタイミングを見計らって逃げに乗る。
ツール本戦でステージ優勝しているヴァランタン・パレパントル選手(チームフランス)や近年のツールドフランスの最強選手とも言えるヨナス・ヴィンゲゴー選手(チーム ヴィスマ・リースアバイク)などを含む4~6名の先頭を積極的にひき、山岳ポイントの駆け引きに加わるなど見せ場を作る。
ときに、さいたまスーパーアリーナ内を先頭で独走通過するなど得意とする瞬発力で沿道を盛り上げた。
橋本はのちに集団に吸収されることとなったが、その後もメイン集団に位置し橋本が13位、新宮も26位で終えている。
その結果を持って、KINAN Racing Teamは国内チーム中1位の成績の「日本人チーム賞」を獲得。
錚々たる顔ぶれの並ぶポディウムの一角に3名が揃って登壇。
会場では「今回ファンになった」「凄かったです」と多くの声をいただき、KINANチームの持ち味を表現した実りのある1日となった。
Photos, Text: Midori SHIMIZU
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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