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KINAN RACING

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津田悠義3位 志布志クリテリウム レポート

志布志クリテリウムで津田悠義が3位入賞
連日の上位入りで存在感を高める
●志布志クリテリウム(Jプロツアー)
2.9km×17周=49.3km

・出場選手
山本元喜
花田聖誠
白川幸希
宮崎泰史
トマ・ルバ
新城雄大
津田悠義
畑中勇介
日本国内のプロロードレースシリーズの1つ、Jプロツアーは2月26日に鹿児島県で志布志クリテリウムを開催。
8選手で臨んだKINAN Racing Teamは最年少・20歳の津田悠義がスプリント勝負に挑んで3位入賞。
連日の上位入りで、シリーズのヤングライダー表彰「ネクストリーダージャージ」を守ることに成功している。
Jプロツアーは25日から2日間にわたり、開幕戦として鹿児島県で2レースを実施。
前日の鹿屋・肝付ロードレースは130kmで争われ、津田がチーム最上位の6位で終えた。
続く志布志クリテリウムは、前戦とは対照的に49.3kmのショートレース。
志布志港に面した2.9kmのコースを17周に設定され、2カ所ずつあるヘアピンコーナーと鋭角コーナーがハイスピードバトルにアクセントを加える。
最終コーナーからの数百メートルは道幅が狭くなっており、フィニッシュへ向けてはポジショニングが大きなカギに。
レース距離やコース特性から、集団でのスプリント勝負になることが予想された。
KINAN Racing Teamは前日と同様に、津田のほかに山本元喜、花田聖誠、白川幸希、宮崎泰史、トマ・ルバ、新城雄大、畑中勇介の8選手が出走。
津田が着用する23歳未満トップの証・ネクストリーダージャージのキープを最低限の目標としながら、前日逃した表彰台、さらなる上位進出をかけてアクティブに動いていくことを意思統一した。
この日数カテゴリー行われたうちの最終レースとしてスタートが切られると、序盤から高速で進行。
集団から飛び出そうという動きにはトマや新城、山本らが加わり、プロトンを活性化させる。

こうした流れから、飛び出しに成功したのはトマ。
6周目前半にアタックを仕掛けると、もう1人を引き連れて先行を開始。
しばらくは大きなリードを得られないままだったが、8周目に5人が抜け出してトマたちに追いつくと、逃げの態勢が確たるものとなり集団との差を広げていく。
KINANメンバーでは、宮崎が追走5人の中に加わって、やがてトマへと合流。
7人が好ペースを刻みながらレース中盤を走行。集団との差は30秒前後で推移した。
後半へ入ると、愛三工業レーシングチームやシマノレーシング、ホームチームのシエルブルー鹿屋などがメイン集団のペースコントロールを本格化。
トマや宮崎を含んだ先頭グループとの差は徐々に縮まっていく。
この間、集団待機のKINANメンバーは、津田でのスプリントも想定しながら好位置の確保に努めた。
先頭7人は残り2周まで逃げ続けたものの、最終周回の鐘を聞こうかというタイミングで集団がキャッチ。
そこからは新城と畑中が主となって津田を前線へ引き上げ。
集団内で発生したクラッシュをかわしながら、津田は残り1kmを切ったところで前日勝利の岡本隼選手(愛三工業レーシングチーム)の背後へ。
好位置からスプリントできる態勢を整えた。
そして勝負を決めるスプリント。
終盤の主導権を握り続けた愛三工業レーシングチームが再び岡本選手をトップへと送り出したが、これを最後まで追った津田が続く形でフィニッシュへと飛び込んだ。
結果は3位で、表彰台の一角を確保した。
今季加入した津田は、ここまで走った2戦ともチームトップのリザルトをマーク。
Jプロツアーのヤングライダー賞「ネクストリーダージャージ」を守って、次戦もホワイトのスペシャルジャージで走ることが決まった。

鹿児島での2連戦では狙っていた優勝へ届かず、悔しい結果に終わった。
一方で、津田が現時点で若手トップのポジションを確保し、新メンバーを含めたチームの足並みもそろってきた。
選手個人・チームともに次のターゲットへ向けた準備を図っていく。
志布志クリテリウム(49.3km)結果
1 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)1時間5分55秒
2 岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)+0秒
3 津田悠義(KINAN Racing Team)
4 河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)
5 横山航太(シマノレーシング)
6 大河内将泰(シエルブルー鹿屋)
13 新城雄大(KINAN Racing Team)+2秒
22 花田聖誠(KINAN Racing Team)+7秒
35 白川幸希(KINAN Racing Team)+34秒
43 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+42秒
49 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+58秒
50 山本元喜(KINAN Racing Team)
54 畑中勇介(KINAN Racing Team)+1分1秒
●選手コメント
津田悠義
「スプリント勝負になれば自分でいくことが決まっていたので、途中までは畑中さんや(新城)雄大さんを残しながら、他のチームメートに動いてもらった。トマさんと宮崎さんがとても強くて、2人に逃げてもらいながら自分はスプリントになった場合を想定して走っていた。最後の1周で雄大さんが落車に巻き込まれそうになったのが想定外だったが、その分を畑中さんが完璧にカバーしてくれたおかげで、最後の1kmで岡本選手の後ろを確保できた。優勝できなかったことが悔しいが、みんなが盛り立ててくれて本当に感謝している。

今後はUCIレースのメンバー入りも意識して取り組んでいく。今日はそのきっかけのレースにできたと思う。ネクストリーダージャージについても、前夜にたくさんの方からお祝いメッセージをいただいて、今日のモチベーションになった。KINANの一員としてこのジャージを着られることは特別なので、次のレースもそれに恥じない走りをしたい」
次回チーム活動:
3月4~5日 富士クリテリウムチャンピオンシップ(静岡県富士市)
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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