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ツアー・オブ・ジャパン第8ステージ レポート
ツアー・オブ・ジャパン8日間の戦いを終了
個人総合でドリュー5位、トマ8位で終える
個人総合でドリュー5位、トマ8位で終える
●ツアー・オブ・ジャパン(UCIアジアツアー2.1)
第8ステージ 東京
112km
・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
山本元喜
ライアン・カバナ
トマ・ルバ
津田悠義
第8ステージ 東京
112km
・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
山本元喜
ライアン・カバナ
トマ・ルバ
津田悠義
国内最大級のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」、4年ぶりのフルパッケージ開催を完遂し、8日間の戦いを終了。
東京での最終ステージを走り終えて、KINAN Racing Teamはドリュー・モレが前日までの個人総合5位を保って全ステージを完走。
トマ・ルバも同じく8位に入って、チームから2選手をトップ10に送り込んだ。
東京での最終ステージを走り終えて、KINAN Racing Teamはドリュー・モレが前日までの個人総合5位を保って全ステージを完走。
トマ・ルバも同じく8位に入って、チームから2選手をトップ10に送り込んだ。
5月21日に大阪・堺で始まった大会は、京都・いなべ・美濃・信州飯田・富士山・相模原と少しずつ東進し、いよいよ最終目的地の東京へ。
個人総合を筆頭に各賞争いが日々激化し、毎ステージの優勝争いも熾烈に。
KINANメンバーもたびたび上位進出を果たして、存在感を示してきた。
迎える最終・第8ステージは、東京・大井埠頭7kmコースを16周する112km。
オールフラットともいえるルートは、テクニカルなヘアピンや直角コーナーがあるものの、おおむねハイスピードで展開するのが慣例。
最後を飾るステージ優勝争いはスプリンターがメインとなり、フィニッシュラインを通過した瞬間に大会の覇者が決まる。
ここまでの7ステージで、チームは狙い通りドリューとトマで総合上位につける。
ともに富士山ヒルクライムで競った第6ステージで順位を上げた。
最終ステージは平坦のため総合順位に大きな変動は起こりにくいが、最後までランクアップの可能性を探っていく。
個人総合を筆頭に各賞争いが日々激化し、毎ステージの優勝争いも熾烈に。
KINANメンバーもたびたび上位進出を果たして、存在感を示してきた。
迎える最終・第8ステージは、東京・大井埠頭7kmコースを16周する112km。
オールフラットともいえるルートは、テクニカルなヘアピンや直角コーナーがあるものの、おおむねハイスピードで展開するのが慣例。
最後を飾るステージ優勝争いはスプリンターがメインとなり、フィニッシュラインを通過した瞬間に大会の覇者が決まる。
ここまでの7ステージで、チームは狙い通りドリューとトマで総合上位につける。
ともに富士山ヒルクライムで競った第6ステージで順位を上げた。
最終ステージは平坦のため総合順位に大きな変動は起こりにくいが、最後までランクアップの可能性を探っていく。
しばしのパレード走行後にリアルスタートが切られると、山本元喜、ライアン・カバナ、津田悠義の3人をメインに逃げを試みる。
一時的に集団から抜け出す場面が見られるも、先行を容認されるまではいかない。
出入りが繰り返された中から5人の飛び出しがそのまま逃げグループ形成につながって、KINANメンバーは集団待機でレースを進めることになった。
一時的に集団から抜け出す場面が見られるも、先行を容認されるまではいかない。
出入りが繰り返された中から5人の飛び出しがそのまま逃げグループ形成につながって、KINANメンバーは集団待機でレースを進めることになった。
先行する5選手とメイン集団とは最大で2分ほどまで開くが、リーダーチームのJCL TEAM UKYOが集団先頭に立ってペーシングを始めると、タイム差は少しずつ縮小。
残り5周を切ったあたりから集団の勢いが顕著になり、粘る逃げメンバーを追い込んでいった。
残り5周を切ったあたりから集団の勢いが顕著になり、粘る逃げメンバーを追い込んでいった。
残り2周を迎えると、いよいよスプリント狙いのチームが前方へ。
KINAN勢も孫崎大樹のスピードに賭けて集団内でのポジションを上げていく。
山本が主に引き上げ役を担って、孫崎を好位置へと送り出した。
そして最終周回。長く逃げ続けた選手たちをついに飲み込んで、勝負はスプリントへとゆだねられる。
残り1周の鐘を聞くと同時にトマが前へ出て隊列を引っ張ると、ライアン、津田も呼応して孫崎を引き上げる。
各チームが入り乱れて主導権を争いながら最終局面を迎えた。
KINAN勢も孫崎大樹のスピードに賭けて集団内でのポジションを上げていく。
山本が主に引き上げ役を担って、孫崎を好位置へと送り出した。
そして最終周回。長く逃げ続けた選手たちをついに飲み込んで、勝負はスプリントへとゆだねられる。
残り1周の鐘を聞くと同時にトマが前へ出て隊列を引っ張ると、ライアン、津田も呼応して孫崎を引き上げる。
各チームが入り乱れて主導権を争いながら最終局面を迎えた。
最後のコーナーを抜けるとともに始まったスプリントでは、孫崎が8位にまとめてフィニッシュ。
ピュアスプリンター陣のスピード勝負に敗れたものの、今大会5度目のステージ上位入りを果たしている。
ピュアスプリンター陣のスピード勝負に敗れたものの、今大会5度目のステージ上位入りを果たしている。
このステージでは、結果的に個人総合上位陣の順位に大きな変化は起こらず、ドリューの5位、トマの8位が決定。
トップ10に2人を送り込み、今大会の獲得UCIポイントは88点(ドリュー53点、トマ30点、ライアン5点)。
ヨーロッパやアジアから強力なチームが参戦した大会にあって、地の利を生かして最後まで戦い抜いた。
しかし、頂点に届かなかった悔しさは大きく、今後のレースでリベンジを目指すことになる。
その格好の舞台は、翌週に控えるホームレースの「古座川国際ロードレース(6月2日、UCIアジアツアー1.2)」と「ツール・ド・熊野(6月3・4日、同2.2)」。
長年の悲願である熊野の頂を、さらには新興イベントである古座川での成功に向けて調整を急ぐ。
KINAN Racing Teamにとっては、シーズン前半戦のヤマ場を迎えることになる。
トップ10に2人を送り込み、今大会の獲得UCIポイントは88点(ドリュー53点、トマ30点、ライアン5点)。
ヨーロッパやアジアから強力なチームが参戦した大会にあって、地の利を生かして最後まで戦い抜いた。
しかし、頂点に届かなかった悔しさは大きく、今後のレースでリベンジを目指すことになる。
その格好の舞台は、翌週に控えるホームレースの「古座川国際ロードレース(6月2日、UCIアジアツアー1.2)」と「ツール・ド・熊野(6月3・4日、同2.2)」。
長年の悲願である熊野の頂を、さらには新興イベントである古座川での成功に向けて調整を急ぐ。
KINAN Racing Teamにとっては、シーズン前半戦のヤマ場を迎えることになる。
また、この日はメインスポンサーの「株式会社キナン」とトップスポンサーの「ラフィネグループ」両社から応援団が駆けつけて選手たちの走りを後押し。
ロードバイクが出すスピードや迫力、そしてロードレースの魅力を堪能していただき、8日間を戦い抜いた選手たちとの交流にも花が咲いた。
ロードバイクが出すスピードや迫力、そしてロードレースの魅力を堪能していただき、8日間を戦い抜いた選手たちとの交流にも花が咲いた。
次回チーム活動:
6月1~4日 熊野 INTERNATIONAL ROAD RACE フェスタ
(6月2日 古座川国際ロードレース、6月3・4日 ツール・ド・熊野)
6月1~4日 熊野 INTERNATIONAL ROAD RACE フェスタ
(6月2日 古座川国際ロードレース、6月3・4日 ツール・ド・熊野)
ツアー・オブ・ジャパン第8ステージ・東京(112km)結果
1 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)2時間22分30秒
2 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)+0秒
3 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
4 ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)
5 ゲオルギオス・バグラス(マトリックスパワータグ)
6 イエルン・メイヤス(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)
8 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
20 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
30 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
40 津田悠義(KINAN Racing Team)
70 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+50秒
78 山本元喜(KINAN Racing Team)+2分46秒
個人総合時間賞
1 ネイサン・アール(JCL TEAM UKYO)17時間45分1秒
2 ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)+45秒
3 岡篤志(JCL TEAM UKYO)+55秒
4 ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO)+1分9秒
5 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+1分34秒
6 レオネル・キンテロ・アルテアガ(ヴィクトワール広島)+1分46秒
8 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+2分50秒
27 孫崎大樹(KINAN Racing Team)+9分16秒
35 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+14分53秒
54 津田悠義(KINAN Racing Team)+27分47秒
55 山本元喜(KINAN Racing Team)+29分8秒
ポイント賞
9 孫崎大樹(KINAN Racing Team)44pts
15 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)20pts
17 山本元喜(KINAN Racing Team)18pts
27 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)11pts
37 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)5pts
山岳賞
6 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)10pts
14 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)4pts
15 山本元喜(KINAN Racing Team)4pts
チーム総合時間賞
1 JCL TEAM UKYO 53時間17分22秒
3 KINAN Racing Team +3分8秒
1 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)2時間22分30秒
2 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)+0秒
3 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
4 ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)
5 ゲオルギオス・バグラス(マトリックスパワータグ)
6 イエルン・メイヤス(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)
8 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
20 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
30 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
40 津田悠義(KINAN Racing Team)
70 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+50秒
78 山本元喜(KINAN Racing Team)+2分46秒
個人総合時間賞
1 ネイサン・アール(JCL TEAM UKYO)17時間45分1秒
2 ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)+45秒
3 岡篤志(JCL TEAM UKYO)+55秒
4 ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO)+1分9秒
5 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+1分34秒
6 レオネル・キンテロ・アルテアガ(ヴィクトワール広島)+1分46秒
8 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+2分50秒
27 孫崎大樹(KINAN Racing Team)+9分16秒
35 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+14分53秒
54 津田悠義(KINAN Racing Team)+27分47秒
55 山本元喜(KINAN Racing Team)+29分8秒
ポイント賞
9 孫崎大樹(KINAN Racing Team)44pts
15 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)20pts
17 山本元喜(KINAN Racing Team)18pts
27 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)11pts
37 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)5pts
山岳賞
6 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)10pts
14 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)4pts
15 山本元喜(KINAN Racing Team)4pts
チーム総合時間賞
1 JCL TEAM UKYO 53時間17分22秒
3 KINAN Racing Team +3分8秒
●選手コメント
トマ・ルバ
「今年もTOJを完走できたよ(笑)。勝ちたいと思っていたし、ポディウムに上がるイメージはできていた。8日間を通して良い面と悪い面とがあったが、信州飯田(第5ステージ)でライアンが2位になり、富士山(第6ステージ)ではドリューも3位に入った。チームとしてはよくやったと思うし、ベストを尽くした。チームの現状を考えれば順当な結果で、“本番”は次の古座川国際ロードレースとツール・ド・熊野だから、その意味では両レースにつながる走りができたと言える。
既存のメンバーと新メンバーとを融合させてこの大会に挑むことは、ある意味賭けだった。その中でも、津田は20歳で8日間のステージレースを走れるなんてとても素晴らしい経験になっただろうし、彼が今後チームリーダーになっていくうえで通らないといけない道でもあった。チームとしては、今日のスプリントで最後の1kmに少しミスがあったりと、精度を上げていくべき部分も出てきている。この大会でそれを実感できるのは今後につながるし、良いリザルトを収めるうえで大事な経験でもある。
古座川と熊野はきっと良いリザルトを残せるはず。他チームのレベルが上がっていることも、私たちのやりがいになっている。みんなの思いがかなうと信じているし、TOJを終えた今はこの2レースが楽しみで仕方がない」
トマ・ルバ
「今年もTOJを完走できたよ(笑)。勝ちたいと思っていたし、ポディウムに上がるイメージはできていた。8日間を通して良い面と悪い面とがあったが、信州飯田(第5ステージ)でライアンが2位になり、富士山(第6ステージ)ではドリューも3位に入った。チームとしてはよくやったと思うし、ベストを尽くした。チームの現状を考えれば順当な結果で、“本番”は次の古座川国際ロードレースとツール・ド・熊野だから、その意味では両レースにつながる走りができたと言える。
既存のメンバーと新メンバーとを融合させてこの大会に挑むことは、ある意味賭けだった。その中でも、津田は20歳で8日間のステージレースを走れるなんてとても素晴らしい経験になっただろうし、彼が今後チームリーダーになっていくうえで通らないといけない道でもあった。チームとしては、今日のスプリントで最後の1kmに少しミスがあったりと、精度を上げていくべき部分も出てきている。この大会でそれを実感できるのは今後につながるし、良いリザルトを収めるうえで大事な経験でもある。
古座川と熊野はきっと良いリザルトを残せるはず。他チームのレベルが上がっていることも、私たちのやりがいになっている。みんなの思いがかなうと信じているし、TOJを終えた今はこの2レースが楽しみで仕方がない」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU