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KINAN Racing Team MIE junior定例報告【3月】

KINAN Racing Team MIE junior定例報告【3月】
AACA CUPでチームプレーに挑戦、スプリントに生かす瞬発性の向上へ
弊チーム直属のアカデミー「KINAN Racing Team MIE junior」(キナンレーシングチームみえジュニア)の活動が3カ月目に入り、個人・チームそれぞれに取り組むべき課題が明確になってきました。
特にレースを通じたフィジカル・メンタル両面での目標設定は効果てきめんで、メンバーひとりひとりのモチベーションアップにもつながっています。

3月分のジュニアチーム定例報告では、「iRC TIRE Presents KINAN AACA CUP」の結果と、スプリントやアタックに生かす瞬発性のトレーニングに着目します。
■iRC TIRE Presents KINAN AACA CUP 2024第2戦

月例行事であるAACAカップへの出場。今回は4つのカテゴリー合わせて9人がエントリー。
スキルや意欲をベースに、それぞれが出走カテゴリーを決定します。

今回はU15カテゴリーに出場した3人に、「チームプレーの徹底」を図りました。
30kmのレースでは序盤こそ一団で進行したものの、中盤戦までに2選手が抜け出す展開に。
メイン集団に残ったみえジュニアの3人は、先頭交代のローテーションを繰り返して前を行く選手たちを追いかけます。
同走した筧五郎・金子広美両コーチから、選手たちに都度指示やアドバイスが送られます。
結果的に先行した2選手に追いつくことはかなわなかったものの、フィニッシュに向けては上位入賞をかけたスプリントが待ち受けます。
ここでもチームプレーが実践され、リードアウトからスプリンターを発射、そしてこの日のエースライダーが先着を目指すプロさながらの戦術にトライしました。
また、4人が出走した1-4カテゴリーでは、年上のライダーに混じってハイスピードレースに臆することなく挑戦。
上位フィニッシュこそならなかったものの、速いペースの中でどれだけ怖がらずに集団内の良いポジションを押さえていけるかを探る機会に。
レース後には、身体の大きな相手の中でも勝てるライダーになっていかなければならないと、筧・金子両コーチと選手たちが話し合う場面も見られました。

この日はキッズ・自由クラスで所属メンバーが優勝。第1戦に続き、みえジュニアの名が会場内で何度もアナウンスされることとなりました。
●iRC TIRE Presents KINAN AACA CUP 2024第2戦 みえジュニア結果

・U15
3.越知映成
4.伊藤遼
完走 瀬戸山紀介

・U17
2. 成山愛之助

・1-4
完走 矢田丈
完走 木村孔南
完走 青井鷲大
完走 酒井大地

・Kids(JCFルール)
1.青井瑛隼

・Kids(自由)
2.前橋明季
■集団走行と瞬発性の向上を目指しトレーニング

レースを終えたメンバーは、お昼をはさんでトレーニングの時間に。
集団走行とスプリント練習を実施しました。

集団走行では、密集しながら走ることになるレースを想定。
走りながら隊列を変化させ、周りの選手とバランスを取りながらの走行を身につけます。

その後行ったスプリントトレーニングでは、ただ速く走ろうとするのではなく、正しいフォームで、ペダルに力が加わりやすい綺麗な踏み込みを重要視。
繰り返しトライしていくことで、見違えるほどにペダリングが変わっていくメンバーの姿がありました。
瞬発性を高め、スプリントのほかレース中のアタックなどの変化への対応を目指します。
3月の活動は30日に同月3回目を実施。
翌月以降も月3回ペースのチーム活動とAACAカップ出場をミックスさせながら強化を図っていきます。
■メンバー紹介
●瀬戸山紀介(せとやま・きすけ)
学年:小学6年生(4月より中学1年生)
AACAカップ出走カテゴリー:U15
「チームプレーができるか不安でしたが、レースを進めていくうちにチームとしての走り方が理解できるようになっていきました。走っていてとても楽しかったです。

筧コーチ、金子コーチは走りながら教えてくださるので、とても分かりやすいです。その積み重ねで自分が強くなっていける気がしているので、これからもたくさん学んでいきたいです。重いギアで走るのが得意で、それを生かして速いペースで走れるようになっています。将来は日本代表になって、海外で活躍できる選手になりたいです」
●越知映成(おち・あきなり)
学年:中学1年生(4月より中学2年生)
AACAカップ出走カテゴリー:U15
「スタート前は緊張しましたが、思っていたよりは走れたと思います。ただ、スプリントでパワーが出なくて、3位にはなったのですが反省点も多いレースになりました。

みえジュニアのトレーニングを通じて、集団走行や登坂力が高くなったと思っています。ロードバイクに乗り始めて4年くらいになりますが、もっと速くなりたいと思ってみえジュニア入団を決意しました。これからもっと強くなって、いろんな人から憧れてもらえるような選手になりたいです」
■コーチ総評
●筧五郎コーチ
「チームプレーについてはよくがんばってくれたと思います。レース中にメンバー間で話し合って、誰で勝負するかを決めてフィニッシュを目指しました。個の力では勝つことが難しい相手でも、チーム戦に持ち込めばチャンスがあるということは今日のレースでよく分かったのではないかと思います。また、レース中に助けてもらった選手がチームメートに“ありがとう”と伝えていたあたりも感心しました。“チームって良いな”とみんなが思ってくれるようになるとうれしいですね。

この1カ月で、ひとりひとりの取り組み方の差がかなりはっきりと出てきました。特に登坂時に顕著に表れていて、トレーニングが思うようにできていない選手、トレーニング方法を間違っている選手はどうやっても遅れてしまう。今回はそれらを踏まえて、正しい位置でペダリングをすることを重視しました。集中して取り組んだ結果、みんなの走りがかなり良くなってきました。スプリントだけでなく、山での走りにも生かせると思います。

あとは、何度も言っていますが負けてしまったときの“悔しい”という気持ちを大事にしてほしいですね。もっと強くなろうという意志につながっていくので、われわれもみんなの気持ちを盛り立てながら取り組んでいきたいと思います。」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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