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KINAN RACING

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全日本選手権ロードレースU23 レポート

全日本選手権ロードレースU23に臨んだ柚木伸元はリタイアに終わる
悔しさを糧にシーズン後半でのレベルアップを誓う
●全日本選手権ロードレースU23
8km×14周回=112km

・出場選手
柚木伸元
ロード種目の全日本選手権は競技2日目の6月22日にアンダー23(23歳未満)のロードレースを実施。
KINAN Racing Teamからは柚木伸元が唯一の参戦。
序盤は快調にレースを進めたものの、落車に巻き込まれたのを機に後退。
前を目指し懸命に追いかけるも2周回を残しリタイアに終わっている。
前日の強い風雨から一転し快晴となり、強い日差しが戻ったなかでのレース。
会場である静岡県伊豆市・日本サイクルスポーツセンター内に設定される8kmの周回コースがアップダウンに富むこともあり、サバイバル化することが予想された。
若き日本王者を決める一戦は、このコースを14周回する112kmで争う。
KINANメンバー唯一の参戦となる柚木は、今季からのチーム加入以降国内外であらゆるレースを経験。
今大会の直前には、並行して活動する日本大学自転車競技部の一員として学生クラスのレースにも出場し、コンディションを上げてきた。
多くのチームが複数メンバーを配する中、柚木は単騎出走と数的な不利は否めないものの、地力と経験でカバーするべくスタートラインについた。
レースが始まると序盤こそ一団で進んだプロトンだったが、3周目に数人がアタック。
やがて6人が先頭グループを形成し、集団に対し2分近いリードを得る。
柚木はメイン集団前方に位置取り、この後の展開に備える。
その矢先、数選手が絡むクラッシュに巻き込まれてしまう。
すぐにリカバリーして集団に戻った柚木だったが、少しずつ集団のペースが上がってきていたタイミングだったこともあって、前方への復帰に時間を要してしまう。
それでもレース半ばまではメイン集団で走り続け、後半の動きにかけた。
しかし、レースがふりだしに戻った後の9周目に本格的なふるい落としが始まると、これらの動きに続けなかった柚木は徐々に後退。
先頭ライダーとの差が徐々に広がっていくが、数選手のパックを形成して完走を目指した。
それでも、優勝争いへと転化していく前方との差は広がる一方。
ここまで踏ん張ってきた柚木も残り2周を目前にタイムアウトとなりレースから離脱することとなった。
上位進出を目標に今大会に臨んだものの、途中のアクシデントもあり悔しい結果に終わった柚木。
この経験を糧にして、シーズン後半へ立て直しと巻き返しを誓ってコースを後にした。
大会最終日の23日は、いよいよエリートカテゴリーのロードレース。
8kmコースを20周回・160kmで争う。21日の個人タイムトライアルで2位に入り勢いづく宮崎泰史に加えて、前回3位の山本元喜、そして孫崎大樹、白川幸希、新城雄大、畑中勇介の6選手で大一番に挑む。
今大会に向けてトレーニングとミーティングを重ねて決起してきたメンバーが、その真価を発揮する。
2024年の日本王者を決める戦いは、午前11時にスタート。午後4時頃に勝者が決まる。
全日本選手権ロードレース アンダー23(112.0km)結果
1 寺田吉騎(シマノレーシング)3時間22分21秒
2 鎌田晃輝(JCL TEAM UKYO)+3秒
3 松井丈治(立命館大学)
4 林原聖真(明治大学)+12秒
5 佐藤光(Team Cyclers SNEL)+13秒
6 森田叶夢(京都産業大学)+15秒
DNF 柚木伸元(KINAN Racing Team)
●選手コメント
柚木伸元
「できるだけ集団前方をキープしてレースを進めようと思っていたが、4周目の上り区間で落車してしまい、それをきっかけにポジションを下げてしまった。前に戻ろうとして脚を使いすぎてしまったり、補給を取りそこねたりと、今日は反省点がたくさん残るレース。集団前方をキープして走れなかったことに尽きると思う。

まだまだコンディションを戻していかないといけないと感じている。KINANのメンバーとして臨むレースはもちろん、並行して活動している(日本大学自転車競技部)学生レースでも結果を残したい。9月にはインカレがあり、そこには調子を整えていきたいので、ひと夏かけて強くなりたい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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