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KINAN RACING

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ツール・ド・熊野2025 第1ステージ・印南かえる橋周回コース レポート

2025年のツール・ド・熊野開幕
開催25回目を迎えた大会に花を添える活躍を誓う
●ツール・ド・熊野2025(UCIアジアツアー2.2)
5月8日 第1ステージ・印南かえる橋周回コース
17.9km×7周回=125.3km

・出場選手
山本元喜
ネイサン・アール
レイン・タラマエ
宇賀隆貴
トマ・ルバ
新城雄大
KINAN Racing Teamの本拠地・熊野地域を舞台とするステージレース、ツール・ド・熊野2025年大会の本戦が5月8日に開幕。
和歌山県中央部の印南町で行われた第1ステージは、集団スプリントで決着。
KINANメンバーは終始安定した走りで、トラブルなくレースを完了。
この先に控える勝負どころへ、各選手が上々の走りで終えている。
大会は、同6日に催された和歌山城クリテリウムから関連行事がスタート。
翌7日は第1ステージの舞台である印南町へ移動。レース準備が整い、開幕を待つだけとなった。

今回から4ステージ制となり、印南町での開催が実現。
同町では2015年に国体ロードレースを行った実績を持ち、10年の時間を経て、町を挙げての希望であった国際レースの招致が実った形。
山地や丘陵地からなる町の地形を生かしたコースが用意され、2.5kmのパレード走行の後、17.9kmのコースを7周回する125.3kmでレースは実施された。
チームにとって最大イベントでも今大会には、山本元喜、ネイサン・アール、レイン・タラマエ、宇賀隆貴、トマ・ルバ、新城雄大の6選手を招集。
悲願の大会制覇、そして25回の記念大会を彩る活躍を誓い、スタートラインへと並んだ。
迎えたレースは、1周目の終わりに中間スプリントポイントが設定されたこともあり、序盤からアクティブな流れ。
登坂区間で山本が前をうかがう局面や、スプリントポイントめがけてレインやネイサンがペースアップを図るなど、KINAN勢の攻めの姿勢が目立つ。
展開を大きく動かすまでには至らずも、戦う姿勢を見せて次の動きに備える。
2周目に入り、早い段階で2選手が飛び出すと、メイン集団はソリューションテック・ヴィーニファンティーニを中心にペースコントロールを開始。
意識的に前の2人を先導させながら、1分30秒前後のタイム差で続く。
KINANメンバーも集団前方に構えて、周回数を減らしていく。
3周目には集団から1人が飛び出し、合計3選手がリードする格好となったが、レースの流れが大きくは変わることがないまま後半へと移った。
ソリューションテック・ヴィーニファンティーニが主導権を握ったまま6周目に入ると、ペースを上げて先行する3選手との差を縮めていく。
周回途中に控える3級山岳・深山峠ではトマがアタックし、集団の動きを活性化。
頂上通過してすぐに前の3人をとらえ、ふりだしに戻して最後の周回へ。
最終盤に向けてもソリューションテック・ヴィーニファンティーニのコントロールが主となり、散発するアタックはいずれも捕らえられる。
集団前方にはKINANトレインが組まれ安全なポジションでフィニッシュへ向かっていく体制に。
この日はスプリント決着となり、KINAN勢も無難にステージを完了。先のステージで勝負をかけていく。
レース後には、印南町内の小中学生が作った応援旗の贈呈式に6選手全員で出席。
児童・生徒から直々に力作を受け取るとともに、残る3ステージでの活躍も誓っている。
5月9日は和歌山県南部・古座川町での第2ステージ。3級山岳に設定される平井峠や、奇勝・一枚岩周辺のアップダウンが特徴的なコース。レース距離は126.7kmとなっている。
ツール・ド・熊野2025 第1ステージ 印南かえる橋周回コース(125.3km)結果
1 ドゥシャン・ラヨヴィッチ(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)2時間55分59秒
2 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)+0秒
3 ベンジャミ・プラデス(VC福岡)
4 エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)
5 ジェラルド・レデスマ(VC福岡)
6 トム・セクストン(セントジョージコンチネンタル)
26 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)
30 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
31 ネイサン・アール(KINAN Racing Team)
51 新城雄大(KINAN Racing Team)
73 山本元喜(KINAN Racing Team)
100 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+2分27秒


・個人総合時間賞
1 ドゥシャン・ラヨヴィッチ(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)2時間55分46秒
2 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)+5秒
3 ベンジャミ・プラデス(VC福岡)+9秒
4 岩村元嗣(チームユーラシア・iRCタイヤ)+10秒
5 鎌田晃輝(JCLチーム右京)+11秒
6 テグシュバヤール・バッサイカン(ルージャイインシュランス)+12秒
28 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+13秒
32 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
33 ネイサン・アール(KINAN Racing Team)
51 新城雄大(KINAN Racing Team)
73 山本元喜(KINAN Racing Team)
100 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+2分40秒


・山岳賞
5 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)1pts

・チーム総合時間賞
1 ワンティ・NIPPO・リユーズ 8時間47分57秒
8 KINAN Racing Team +0秒
●選手コメント
新城雄大
「チームメンバー全員がこの大会に合わせてトレーニングを積んできた。集中できているし、チームの士気も高いので、良い状態で大会を迎えられている。

レースで初めて走るコースだったが、難しい展開ではなかったのでリスクを負うことなく確実に終えることに専念した。明日はテクニカルなコースで、昨年の大会では集団が分断しているので、チームとしてできる限り前方でレースを進められるようにしたい。タイムを失うことなく走り終えて、クイーンステージである明後日の熊野山岳(第3ステージ)に向かいたい。」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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