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KINAN RACING

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JCLバンクリーグ 決勝ラウンド レポート

バンクリーグ決勝ラウンド
1勝2敗の3位で戦いを終える
国内プロロードレースチームによるトラックレース対抗戦「JCLバンクリーグ」の決勝ラウンドが8月14日に、京都向日町競輪場にて開催された。
先の予選ラウンドを2位通過していたKINAN Racing Teamは、このときとメンバーを入れ替えて決勝ラウンドに臨んで3位でフィニッシュし、今季のバンクリーグを終えた
バンクリーグは2020年に本格始動した、日本初のトラックレース対抗戦。
現在はJCL(ジャパンサイクルリーグ)加盟チームが中心となって、サイクルスポーツの発展とファンの拡大、地域振興を目的に各地の競輪場を転戦する。
このシリーズの特徴といえば、独自ルールの「3ポイントゲーム」で勝敗が競われる点。
レースは1チーム4人で構成され、2チームによる対戦形式。
スタートから3周目以降の奇数周回でコントロールラインをトップ通過したチームにポイントが与えられ、3点先取した時点で当該チームの勝利となる。
シーズンを追うごとに各チームの精度が上がり、スピードだけでなく頭脳戦の様相も深まっている。

今季は全10チームを東西に分け、7月と8月にそれぞれ予選ラウンドを実施。
KINAN Racing Teamは西予選を2位で通過し、この決勝ラウンドに駒を進めた。
シーズンを王者を決める大一番に向けて、予選ラウンドを回避した山本元喜、福田真平、新城雄大が満を持して合流。
そこに、予選で好走した花田聖誠、山本大喜、荒井佑太を加えた布陣で挑んだ。
やはり決勝ラウンドだけあって、レースレベルは予選より数段階アップ。
山本元、福田、新城、荒井のオーダーで臨んだ初戦・レバンテフジ静岡戦は、荒井のスピードを生かして2点先取するも、すぐさま追いつかれる展開。
同点で迎えた最後のスプリントを福田が獲って、1勝目を挙げる。
福田と山本大を入れ替えた2戦目、東予選をトップ通過している宇都宮ブリッツェンの戦いでは、荒井がマッチスプリントで1点先取したが、すぐさま同点に追いつかれると、そのまま相手選手に独走を許す苦しい展開。
これを追った山本大が同点にしたものの、またも相手に独走され3点目を奪われてしまう。
1勝1敗となり、最終戦のスパークルおおいた戦で上位進出をかける格好に。
西予選では苦杯を喫した相手だが、2戦目と同じメンバーを配してリベンジを狙う。
しかし、先に仕掛けた山本元がマークされポイント周回を獲られると、次々と失点。
最後は荒井で得点を狙うも、ここも厳しいチェックに遭いストレートでの敗戦。
これらの結果から、KINAN Racing Teamは4チーム総当たりによる決勝ラウンドを1勝2敗で終え、3位でのフィニッシュ。
優勝は、西予選から好調だったスパークルおおいただった。
この日もレースにとどまらない、さまざまなアクティビティがイベントを盛り上げた。
バンクリーグ恒例のバンク内観戦はもちろん、チームピットを見学できる「ピットウォーク」、バンク走行会といったプロライダーとファンとが交流できるプログラムが充実。
さらには、決勝ラウンドにふさわしくLED電球を使った場内演出も選手・ファン・関係者のモチベーションアップに奏功。
ハイレベルの戦いをより華やかにした。
2022年シーズンのバンクリーグ本戦はこれで終わるが、今後もバンクを使った各種イベントが予定されており、KINAN Racing Teamは8月21日に行われる「名古屋けいりん夏まつり2022」にてエキシビジョンレースを行うことになっている。
JCLバンクリーグ決勝ラウンド 結果(KINAN Racing Team分)

KINAN Racing Team 3-2 レバンテフジ静岡
KINAN Racing Team 2-3 宇都宮ブリッツェン
KINAN Racing Team 0-3 スパークルおおいた
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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