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ライアン・カバナ2位 マイナビ ツール・ド・九州2023 第3ステージ レポート
マイナビ ツール・ド・九州2023第3ステージでライアン・カバナが2位
個人総合を前日から1つ上げて7位で終える
個人総合を前日から1つ上げて7位で終える
●マイナビ ツール・ド・九州2023
10月9日 第3ステージ
日田市~日田市
129km
・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
山本元喜
ライアン・カバナ
新城雄大
畑中勇介
10月9日 第3ステージ
日田市~日田市
129km
・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
山本元喜
ライアン・カバナ
新城雄大
畑中勇介
KINAN Racing Teamが出場した九州初開催のステージレース「マイナビ ツール・ド・九州2023」(UCIアジアツアー2.1)は、10月9日に行われた第3ステージで閉幕。
大分県日田市を走ったこの日は、ライアン・カバナが3選手による先頭グループでレースを進め、最後はステージ優勝争いへ。
2位で終えたものの、個人総合成績では前日から1つ順位をアップ。
最終的に個人総合7位で大会を終えた。
大分県日田市を走ったこの日は、ライアン・カバナが3選手による先頭グループでレースを進め、最後はステージ優勝争いへ。
2位で終えたものの、個人総合成績では前日から1つ順位をアップ。
最終的に個人総合7位で大会を終えた。
福岡県の丘陵地を走った第1ステージ、熊本県阿蘇地域の山岳地帯を走った冷雨の第2ステージと進んできた選手たち。
前日は悪コンディションにもかかわらずライアンが攻めの走りを続け、上位争いに加わった。
迎えた最終の第3ステージは、モータースポーツの開催地としてだけでなくサイクルロードレースでもおなじみのサーキット「オートポリス」をスタート。
しばし下り基調のルートを経て、日田市街地の周回コースへと入る。
1周11.5kmを5周したのちにフィニッシュ。今大会の最終成績も確定する。
KINAN Racing Teamはこのステージに向け、ライアンの上位キープを念頭に置きつつ、各選手がステージ優勝のチャンスをうかがっていく構え。
実際にレースが始まると、そのオーダーを成功させるべく果敢に攻めた。
前日は悪コンディションにもかかわらずライアンが攻めの走りを続け、上位争いに加わった。
迎えた最終の第3ステージは、モータースポーツの開催地としてだけでなくサイクルロードレースでもおなじみのサーキット「オートポリス」をスタート。
しばし下り基調のルートを経て、日田市街地の周回コースへと入る。
1周11.5kmを5周したのちにフィニッシュ。今大会の最終成績も確定する。
KINAN Racing Teamはこのステージに向け、ライアンの上位キープを念頭に置きつつ、各選手がステージ優勝のチャンスをうかがっていく構え。
実際にレースが始まると、そのオーダーを成功させるべく果敢に攻めた。
オートポリスを3周する序盤からハイペースで進行。
日田市街地を目指して針路を変えてからも下り基調であることが関係して速いスピードで進む。
たびたび集団からの飛び出しを図る動きがみられ、KINAN勢も前線に姿を見せる。
一時はライアンと山本が数人のパックで先行する場面も。
集団内では前日の雨によって濡れたままの路面でスリップし落車する選手が見られるが、プロトンはそのまま突き進む。
24km地点に設けられた1つ目の山岳区間・上津江の上りで、数人の先行をきっかけに前方に位置した選手たちが追随。
集団が大きく2つに割れる格好となり、KINAN勢ではライアン、ドリュー・モレ、山本元喜が前方へ。
この流れのまま、43km地点に設置された2つ目の山岳ポイントである天瀬の上りにも達した。
日田市街地を目指して針路を変えてからも下り基調であることが関係して速いスピードで進む。
たびたび集団からの飛び出しを図る動きがみられ、KINAN勢も前線に姿を見せる。
一時はライアンと山本が数人のパックで先行する場面も。
集団内では前日の雨によって濡れたままの路面でスリップし落車する選手が見られるが、プロトンはそのまま突き進む。
24km地点に設けられた1つ目の山岳区間・上津江の上りで、数人の先行をきっかけに前方に位置した選手たちが追随。
集団が大きく2つに割れる格好となり、KINAN勢ではライアン、ドリュー・モレ、山本元喜が前方へ。
この流れのまま、43km地点に設置された2つ目の山岳ポイントである天瀬の上りにも達した。
この直後、前を狙う動きにライアンが絡んで抜け出すことに成功。
3人の先頭グループとなり、個人総合7位につけるベンジャミン・ダイボール選手(ヴィクトワール広島)、デクラン・トレザイス選手(ARAスキップ・キャピタル)の両オーストラリア人ライダーと逃げる形に。
個人総合でジャンプアップを狙うダイボール選手とは利害が一致し、さらにペースを上げた。
後ろに対し約1分30秒差で周回コースへと入ったライアンたち。
1周目には差が拡大し、この日最大の2分10秒に。この周回で割れていた2つの集団がまとまり、各チームの人数がそろったところでリーダーチームのアスタナ・カザクスタン チームなどがペースを上げ、ライアンたちとのタイム差を縮め始めた。
周回を経るたびにその差は小さくなり、やがて1分以内まで迫る。
先頭3人は総合成績がかかるライアンとダイボール選手が主に先頭に立って速いペースを維持。
メイン集団からのプレッシャーが厳しくなっていく中、50秒ほどの差で最終周回の鐘を聞いた。
3人の先頭グループとなり、個人総合7位につけるベンジャミン・ダイボール選手(ヴィクトワール広島)、デクラン・トレザイス選手(ARAスキップ・キャピタル)の両オーストラリア人ライダーと逃げる形に。
個人総合でジャンプアップを狙うダイボール選手とは利害が一致し、さらにペースを上げた。
後ろに対し約1分30秒差で周回コースへと入ったライアンたち。
1周目には差が拡大し、この日最大の2分10秒に。この周回で割れていた2つの集団がまとまり、各チームの人数がそろったところでリーダーチームのアスタナ・カザクスタン チームなどがペースを上げ、ライアンたちとのタイム差を縮め始めた。
周回を経るたびにその差は小さくなり、やがて1分以内まで迫る。
先頭3人は総合成績がかかるライアンとダイボール選手が主に先頭に立って速いペースを維持。
メイン集団からのプレッシャーが厳しくなっていく中、50秒ほどの差で最終周回の鐘を聞いた。
依然牽引を繰り返すライアンとダイボール選手。
粘りに粘って、残り2kmでは25秒差、そしてフィニッシュ前1kmでは15秒差で、逃げ切りが濃厚に。
そこからは個人総合で上位のダイボール選手が主に引っ張って、最終局面を迎えた。
最後の踏ん張りでステージ優勝を狙ったライアンだったが、トレザイス選手のスピードが勝って2位でのフィニッシュ。
それでも、前日に続くアタックと逃げの姿勢で大きなインパクトを残した。
ライアンたちから8秒後にメイン集団がフィニッシュラインを通過。
この中にドリューが入り、少し置いて山本と新城がレースを終えた。
粘りに粘って、残り2kmでは25秒差、そしてフィニッシュ前1kmでは15秒差で、逃げ切りが濃厚に。
そこからは個人総合で上位のダイボール選手が主に引っ張って、最終局面を迎えた。
最後の踏ん張りでステージ優勝を狙ったライアンだったが、トレザイス選手のスピードが勝って2位でのフィニッシュ。
それでも、前日に続くアタックと逃げの姿勢で大きなインパクトを残した。
ライアンたちから8秒後にメイン集団がフィニッシュラインを通過。
この中にドリューが入り、少し置いて山本と新城がレースを終えた。
この結果、ライアンは個人総合で順位を1つ挙げて7位で大会を終了。
UCI1クラスのステージレースでUCIポイント40点を獲得した。
ドリューも12位で終え、同ポイントでは10点を得ている。
UCI1クラスのステージレースでUCIポイント40点を獲得した。
ドリューも12位で終え、同ポイントでは10点を得ている。
九州で起きた自然災害からの復興や景観の美しさを世界にアピールすることをコンセプトに生まれたツール・ド・九州。
国内外から強力チームが集まり、大きな盛り上がりを見せた。
期間中は、メインスポンサー・株式会社キナンより角口賀敏会長を筆頭に、社内・関連企業からも多く足を運んでいただき、社を挙げての応援をしていただくとともに、チームの勢いや活動をじかに見てもらう機会にもなった。
チームの次戦は、10月13日から15日までのジャパンカップサイクルロードレース。
アジア最高峰のワンデーレースに、今年も全勢力をぶつける。
国内外から強力チームが集まり、大きな盛り上がりを見せた。
期間中は、メインスポンサー・株式会社キナンより角口賀敏会長を筆頭に、社内・関連企業からも多く足を運んでいただき、社を挙げての応援をしていただくとともに、チームの勢いや活動をじかに見てもらう機会にもなった。
チームの次戦は、10月13日から15日までのジャパンカップサイクルロードレース。
アジア最高峰のワンデーレースに、今年も全勢力をぶつける。
マイナビ ツール・ド・九州2023 第3ステージ・大分(129km)結果
1 デクラン・トレザイス(ARAスキップ・キャピタル)2時間57分32秒
2 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+0秒
3 ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)+2秒
4 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)+8秒
5 ベンジャミ・プラデス・レヴェルテ(JCL TEAM UKYO)
6 ダン・ガードナー(ボルトンエクイティーズ・ブラックスポーク)
30 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
38 山本元喜(KINAN Racing Team)+53秒
41 新城雄大(KINAN Racing Team)+1分7秒
DNF 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
DNF 畑中勇介(KINAN Racing Team)
●個人総合時間賞
1 アンドレイ・ゼイツ(アスタナ・カザクスタン チーム)9時間13分30秒
2 アントニオ・ニバリ(アスタナ・カザクスタン チーム)+25秒
3 ウィリアム・イーブス(ARAスキップ・キャピタル)+33秒
4 ベンジャミ・プラデス・レヴェルテ(JCL TEAM UKYO)+35秒
5 ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)+39秒
6 レオネル・キンテロ・アルテアガ(ヴィクトワール広島)+54秒
7 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+1分4秒
12 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+2分34秒
28 山本元喜(KINAN Racing Team)+15分46秒
30 新城雄大(KINAN Racing Team)+16分32秒
●ポイント賞
3 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)33pts
17 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)7pts
22 山本元喜(KINAN Racing Team)3pts
●山岳賞
3 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)18pts
12 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)6pts
25 山本元喜(KINAN Racing Team)1pts
●チーム総合時間
1 EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチーム 27時間51分36秒
4 KINAN Racing Team +8分12秒
1 デクラン・トレザイス(ARAスキップ・キャピタル)2時間57分32秒
2 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+0秒
3 ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)+2秒
4 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)+8秒
5 ベンジャミ・プラデス・レヴェルテ(JCL TEAM UKYO)
6 ダン・ガードナー(ボルトンエクイティーズ・ブラックスポーク)
30 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
38 山本元喜(KINAN Racing Team)+53秒
41 新城雄大(KINAN Racing Team)+1分7秒
DNF 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
DNF 畑中勇介(KINAN Racing Team)
●個人総合時間賞
1 アンドレイ・ゼイツ(アスタナ・カザクスタン チーム)9時間13分30秒
2 アントニオ・ニバリ(アスタナ・カザクスタン チーム)+25秒
3 ウィリアム・イーブス(ARAスキップ・キャピタル)+33秒
4 ベンジャミ・プラデス・レヴェルテ(JCL TEAM UKYO)+35秒
5 ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)+39秒
6 レオネル・キンテロ・アルテアガ(ヴィクトワール広島)+54秒
7 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+1分4秒
12 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+2分34秒
28 山本元喜(KINAN Racing Team)+15分46秒
30 新城雄大(KINAN Racing Team)+16分32秒
●ポイント賞
3 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)33pts
17 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)7pts
22 山本元喜(KINAN Racing Team)3pts
●山岳賞
3 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)18pts
12 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)6pts
25 山本元喜(KINAN Racing Team)1pts
●チーム総合時間
1 EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチーム 27時間51分36秒
4 KINAN Racing Team +8分12秒
●選手コメント
ライアン・カバナ
「第2ステージと同様にトライする1日になった。個人総合順位を上げられるように努めていて、逃げに入れたのはラッキーだった。総合で1つ上にいたダイボール選手と一緒だったので、ステージ優勝を狙いつつ個人総合では彼に続く2位であれば成功だと思っていた。結果的にステージ2位で、個人総合は7位だったけど、良いリザルトで終えられたと感じている。
ツール・ド・九州は素晴らしいレース。大自然の中を走ることができ、たくさんのファンに応援をしてもらえた。レース後にファンと交流できたのもハッピーだったね。
次戦はジャパンカップ。アジア最大のレースで注目度も高い。ベストを尽くすよ」
ライアン・カバナ
「第2ステージと同様にトライする1日になった。個人総合順位を上げられるように努めていて、逃げに入れたのはラッキーだった。総合で1つ上にいたダイボール選手と一緒だったので、ステージ優勝を狙いつつ個人総合では彼に続く2位であれば成功だと思っていた。結果的にステージ2位で、個人総合は7位だったけど、良いリザルトで終えられたと感じている。
ツール・ド・九州は素晴らしいレース。大自然の中を走ることができ、たくさんのファンに応援をしてもらえた。レース後にファンと交流できたのもハッピーだったね。
次戦はジャパンカップ。アジア最大のレースで注目度も高い。ベストを尽くすよ」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU