レイン・タラマエ個人総合2位! ツアー・オブ・ルート・サルヴェイション第4ステージ レポート
レイン・タラマエがツアー・オブ・ルート・サルヴェイション個人総合2位
トルコ連戦で価値ある総合表彰台
トルコ連戦で価値ある総合表彰台
●ツアー・オブ・ルート・サルヴェイション(Tour of Route Salvation、UCIヨーロッパツアー2.2)
8月30日(土) 第4ステージ
アラチャム~サムスン 139.1km
・出場選手
山本元喜
ネイサン・アール
レイン・タラマエ
宇賀隆貴
宮崎泰史
トマ・ルバ
新城雄大
8月30日(土) 第4ステージ
アラチャム~サムスン 139.1km
・出場選手
山本元喜
ネイサン・アール
レイン・タラマエ
宇賀隆貴
宮崎泰史
トマ・ルバ
新城雄大
KINAN Racing Teamが参戦したステージレース、ツアー・オブ・ルート・サルヴェイションは8月30日に閉幕。
全4ステージの結果、レイン・タラマエが大会初日からの個人総合2位を最後までキープ。価値ある総合表彰台の確保に至った。
また、宇賀隆貴も同5位を維持してフィニッシュ。2選手をトップ10へ送り込むことに成功した。
全4ステージの結果、レイン・タラマエが大会初日からの個人総合2位を最後までキープ。価値ある総合表彰台の確保に至った。
また、宇賀隆貴も同5位を維持してフィニッシュ。2選手をトップ10へ送り込むことに成功した。

8月27日に開幕した大会は、黒海沿岸の平坦路や丘陵地帯をめぐってきた。
いよいよ最終日を迎え、今大会の基点の街であるサムスンへと帰還する。
ここまでKINAN Racing Teamは、第1・第2ステージで連続2位となったレインが個人総合でも2番手をキープ。
トップを行くマティアス・ブレンホイ選手(トレンガヌサイクリングチーム)との総合タイム差は9秒。最後の1日に勝負をかける。
さらに、前日の第3ステージでは宇賀が3位に入り、4秒のボーナスタイムをゲット。これが利いて、個人総合5位で最後のステージへと駒を進めている。
いよいよ最終日を迎え、今大会の基点の街であるサムスンへと帰還する。
ここまでKINAN Racing Teamは、第1・第2ステージで連続2位となったレインが個人総合でも2番手をキープ。
トップを行くマティアス・ブレンホイ選手(トレンガヌサイクリングチーム)との総合タイム差は9秒。最後の1日に勝負をかける。
さらに、前日の第3ステージでは宇賀が3位に入り、4秒のボーナスタイムをゲット。これが利いて、個人総合5位で最後のステージへと駒を進めている。

最終・第4ステージは139.1km。細かなアップダウンが連続するものの、山岳ポイントは設定されず、コース中重要となるのは前後半合わせて2カ所置かれる中間スプリントポイント。
それぞれ1位通過から順に3秒・2秒・1秒のボーナスタイムが付与される。フィニッシュでも同様に10秒・6秒・4秒のボーナスが与えられることから、レース展開次第では個人総合成績にも大きな影響をもたらすことが想定された。
上位に2選手を送り込むKINAN Racing Teamにとっても、ボーナスタイムから優位にレースを進めていきたいところ。
ポイント賞で2番手としているレインは、前日に続いて首位のブレンホイ選手に替わって同賞のグリーンジャージを着用して走る。
それぞれ1位通過から順に3秒・2秒・1秒のボーナスタイムが付与される。フィニッシュでも同様に10秒・6秒・4秒のボーナスが与えられることから、レース展開次第では個人総合成績にも大きな影響をもたらすことが想定された。
上位に2選手を送り込むKINAN Racing Teamにとっても、ボーナスタイムから優位にレースを進めていきたいところ。
ポイント賞で2番手としているレインは、前日に続いて首位のブレンホイ選手に替わって同賞のグリーンジャージを着用して走る。

緊張感のある中で始まったレースは、チームごとの思惑が交錯し、序盤からアタックと吸収の連続。
KINAN勢もアタック合戦に加わったものの、厳しいチェックに遭いリードを得るまでにはならず。
やがてスプリント狙いのチームが集団コントロールを本格化させ、一団のままレースを進めていく形になった。
KINAN勢もアタック合戦に加わったものの、厳しいチェックに遭いリードを得るまでにはならず。
やがてスプリント狙いのチームが集団コントロールを本格化させ、一団のままレースを進めていく形になった。

この流れのまま39.6km地点に設置された1回目の中間スプリントポイントへ。
個人総合でジャンプアップを狙う選手が主に仕掛けると、宇賀も順位を守るべく動いたが、ここは上位通過ならず。
個人総合でジャンプアップを狙う選手が主に仕掛けると、宇賀も順位を守るべく動いたが、ここは上位通過ならず。

依然としてひとつのまま進むプロトン。105.4km地点に置かれた2回目の中間スプリントポイントで再びアクションが激化。
ここでもKINAN勢の上位通過はならず。フィニッシュまでの残り区間はレイン、宇賀両選手が確実に総合で上位入りすることにフォーカス。クラッシュなどの危険を回避しながら、最終盤へと突入した。
ここでもKINAN勢の上位通過はならず。フィニッシュまでの残り区間はレイン、宇賀両選手が確実に総合で上位入りすることにフォーカス。クラッシュなどの危険を回避しながら、最終盤へと突入した。

前日同様、この日のステージ優勝争いもスプリントに。KINAN Racing Teamの最上位は宇賀の10位。
他のメンバーも問題なくフィニッシュラインを通過し、全4ステージを完走した。
他のメンバーも問題なくフィニッシュラインを通過し、全4ステージを完走した。

この結果、レインは個人総合2位を確定。
最終日での逆転はならなかったものの、8月24日のグランプリ・オルドゥ優勝に続く好リザルト。ロードレースの本場・ヨーロッパでの戦い方を知るチームのエースが、その力に違わない好走をアピールした。
また、宇賀も同5位を守り切って上位入り。同6位の選手とは総合同タイムながら、各ステージの順位合算によってライバルを上回った。
両選手が4日間通じて獲得したUCIポイントは52点。個人順位のみならず、チーム総合でも2位で終えている。
最終日での逆転はならなかったものの、8月24日のグランプリ・オルドゥ優勝に続く好リザルト。ロードレースの本場・ヨーロッパでの戦い方を知るチームのエースが、その力に違わない好走をアピールした。
また、宇賀も同5位を守り切って上位入り。同6位の選手とは総合同タイムながら、各ステージの順位合算によってライバルを上回った。
両選手が4日間通じて獲得したUCIポイントは52点。個人順位のみならず、チーム総合でも2位で終えている。

シーズン後半戦に入り絶好調のチームは、引き続きトルコでレース活動を行う。
次戦は9月4日からのツアー・オブ・イスタンブール(UCIヨーロッパツアー2.1)。
初出場となるビッグレースで真価を再び発揮することを目指す。
次戦は9月4日からのツアー・オブ・イスタンブール(UCIヨーロッパツアー2.1)。
初出場となるビッグレースで真価を再び発揮することを目指す。

ツアー・オブ・ルート・サルヴェイション第4ステージ(139.1km)結果
1 ミルキアス・メケレ(バイクエイド)3時間5分47秒
2 Ramazan Yilmaz(Konya Buyuksehir Belediye Spor)+0秒
3 Mustafa Tarakci(Konya Buyuksehir Belediye Spor)
4 ヨナス・ミュラー(CLN)
5 ユーセフ・レギギ(Madar Pro Cycling Team)
6 ワン・アブドゥル・ラフマン・ハムダン(トレンガヌサイクリングチーム)
10 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)
34 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)
49 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
54 ネイサン・アール(KINAN Racing Team)
56 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
70 新城雄大(KINAN Racing Team)
76 山本元喜(KINAN Racing Team)+33秒
・個人総合時間賞
1 マティアス・ブレンホイ(トレンガヌサイクリングチーム)11時間55分5秒
2 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+9秒
3 シュテファン・デボッド(トレンガヌサイクリングチーム)+15秒
4 エヴェン・エマネ(Istanbul Büyüksehir Belediye Spor Türkiye)+24秒
5 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+1分33秒
6 ユーセフ・レギギ(Madar Pro Cycling Team)
33 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+3分3秒
34 ネイサン・アール(KINAN Racing Team)
71 新城雄大(KINAN Racing Team)+9分45秒
73 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
76 山本元喜(KINAN Racing Team)+10分18秒
・ポイント賞
4 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)9pts
14 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)3pts
・山岳賞
5 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)1pts
・チーム総合時間賞
1 トレンガヌサイクリングチーム 35時間47分36秒
2 KINAN Racing Team +2分41秒
1 ミルキアス・メケレ(バイクエイド)3時間5分47秒
2 Ramazan Yilmaz(Konya Buyuksehir Belediye Spor)+0秒
3 Mustafa Tarakci(Konya Buyuksehir Belediye Spor)
4 ヨナス・ミュラー(CLN)
5 ユーセフ・レギギ(Madar Pro Cycling Team)
6 ワン・アブドゥル・ラフマン・ハムダン(トレンガヌサイクリングチーム)
10 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)
34 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)
49 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
54 ネイサン・アール(KINAN Racing Team)
56 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
70 新城雄大(KINAN Racing Team)
76 山本元喜(KINAN Racing Team)+33秒
・個人総合時間賞
1 マティアス・ブレンホイ(トレンガヌサイクリングチーム)11時間55分5秒
2 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+9秒
3 シュテファン・デボッド(トレンガヌサイクリングチーム)+15秒
4 エヴェン・エマネ(Istanbul Büyüksehir Belediye Spor Türkiye)+24秒
5 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+1分33秒
6 ユーセフ・レギギ(Madar Pro Cycling Team)
33 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+3分3秒
34 ネイサン・アール(KINAN Racing Team)
71 新城雄大(KINAN Racing Team)+9分45秒
73 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
76 山本元喜(KINAN Racing Team)+10分18秒
・ポイント賞
4 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)9pts
14 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)3pts
・山岳賞
5 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)1pts
・チーム総合時間賞
1 トレンガヌサイクリングチーム 35時間47分36秒
2 KINAN Racing Team +2分41秒

●選手コメント
レイン・タラマエ
「個人総合2位で終えられてとてもうれしい。大会前から難しいレースになると感じていて、どう走るかを日々考えていた。展開次第では毎日スプリントフィニッシュになる可能性もあったので、得意なパターンに持ち込んで好リザルトを得られたことは自信になる。私だけでなく、宇賀の個人総合5位も本当にうれしい。これはすべてチームとして勝利に匹敵すると思っている。
(次戦ツアー・オブ・イスタンブール)タイムトライアルステージがあるので、まずはそこで上位を狙っていきたい。おそらくタイムトライアルを得意とする選手が数人いると思うので、彼らと良い勝負をしたい」
レイン・タラマエ
「個人総合2位で終えられてとてもうれしい。大会前から難しいレースになると感じていて、どう走るかを日々考えていた。展開次第では毎日スプリントフィニッシュになる可能性もあったので、得意なパターンに持ち込んで好リザルトを得られたことは自信になる。私だけでなく、宇賀の個人総合5位も本当にうれしい。これはすべてチームとして勝利に匹敵すると思っている。
(次戦ツアー・オブ・イスタンブール)タイムトライアルステージがあるので、まずはそこで上位を狙っていきたい。おそらくタイムトライアルを得意とする選手が数人いると思うので、彼らと良い勝負をしたい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU












