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KINAN RACING

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シリーズ初優勝! バンクリーグ2020名古屋ラウンド レポート

バンクリーグ シリーズ初優勝
予選ラウンドからの激戦を勝ち抜きタイトル獲得
●バンクリーグ2020 名古屋ラウンド
8月28日 名古屋競輪場

●KINAN Cycling Team出場選手
椿大志
田中克尚
中島康晴
新城雄大
荒井佑太
国内ロードチームによるトラックレース対抗戦「バンクリーグ」の2020年シリーズが8月28日、名古屋競輪場にて幕開け。
5選手をエントリーさせたKINAN Cycling Teamは決勝へ進出し、宇都宮ブリッツェンとのマッチアップに勝利。
シリーズ初優勝を挙げた。
令和生まれの新スポーツとして各方面から注目が集まるバンクリーグ。
2年目の今季は、この名古屋ラウンドが開幕戦となった。当初は8月初旬に予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響をもあり、会期を約1カ月遅らせての実施に。
観客の入りも限定し、ソーシャルディスタンス確保やマスク着用を観戦ルールとしてイベントの一員とした。
バンクリーグはオリジナルルールである「3ポイントゲーム」で競われる。
4選手ずつで編成される2チームが出走し、スタートから3周回目以降の奇数周回の入りを先頭通過したチームに1ポイントが与えられる。
3ポイント先取で勝負が決まるが、今期からは1人の選手が獲得できるポイントは1ゲームあたり1つとルール改訂(昨季までは1ゲームあたり2つ)し、レースの活性化を目指していく。
まず予選ラウンドとして、出場6チームを東西でグループ分けしてのリーグ戦。
各組1位が決勝へと進出でき、西グループに入ったKINAN Cycling Teamはマトリックスパワータグ、VICTOIRE広島との対戦となった。
初戦のマトリックスパワータグ戦には、トラックレーサーの荒井佑太と田中克尚に、椿大志と新城雄大が加わる布陣で挑んだ。
立ち上がりに先取点を許すが、すかさず荒井が同点に。
その後も点の取り合いとなり、2-2からのきわどい勝負をKINAN Cycling Teamが制する。
続くVICTOIRE広島戦は、田中と中島康晴を入れ替え。
その中島の仕掛けから次々とポイントを獲得。一度は同点とされるも、終盤は相手の動きを封じ込めて新城の得点で勝利を決める。
これで2連勝となったチームは、初めてとなる決勝進出に。
その決勝は、優勝経験のある宇都宮ブリッツェンが相手。
早い段階で2ポイントを先取されるが、中島や椿の動きから反撃開始。
同点に追いつくと、勝負を決めたのはチームリーダーの荒井。
スプリント力を生かして相手の追撃をかわして優勝のフィニッシュを切った。
昨季からあらゆるレース展開を試しながら、チームにあった戦術を構築してきたが、その牽引役だった荒井を軸に、ついにタイトルを獲得。
荒井は涙ながらに今後の活躍を誓い、次戦でのさらなる盛り上げをファンや関係者に約束した。
次は宇都宮ラウンド。
11月14日に宇都宮競輪場にて開催される。
バンクリーグ2020 名古屋ラウンド KINAN Cycling Teamスコア
予選グループ(西)
KINAN Cycling Team 3-2 マトリックスパワータグ
KINAN Cycling Team 3-2 VICTOIRE広島

決勝
KINAN Cycling Team 3-2 宇都宮ブリッツェン(スペシャルチーム)
●選手コメント
・荒井佑太
「決勝は相手チームがイレギュラーな布陣で脚も使っているので、前半から積極的に攻める戦術をとった。周りのメンバーが動いてくれていたので自分はスプリントに集中することができた。

(今季からの新ルールは)出ている選手全員が主役になれる。KINANとしては、スプリントで負けたとしても、次の展開を繰り出せる選手がいる。

加藤GMが発起人として始まったバンクリーグで、優勝するチャンスが巡ってきて、そのチャンスを生かすことができ本当に嬉しい」
・中島康晴
「決勝は落ち着いていけば勝てると思っていた。ただ、常に冷静にと心がけていたものの、レース中はイレギュラーも起こる。今回は個々の力でカバーできたが、今後は作戦で勝てたらとも思う。

最後は荒井が決めてくれた。バンクリーグで生かせる力を持っているのに、発揮しきれずにプレッシャーを感じることもあったと思う。今回は持っている力を出すことができてよかったと感じている」
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos: Midori SHIMIZU
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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